全米11州とカナダ3州で、それぞれの政府が食べないよう警告を出す騒動になっているロメインレタスのEHEC。その後の展開。
- FDA調査により、問題となるロメインレタスの産地が特定に近づき、カルフォルニア州Central Coast areaと判明。シーズン最後産として出荷されたもの。夏期に生産する地域で"end of the season" product として出荷されたもの。
- 現在はこれらの地点における生産は終了しており、冬季に生産するImperial Valley, desert regions of Arizona in and around Yuma, and Floridaにシフトしている。
- 他の産地のものは市場に戻ってきている。
- 生産者との懇談で、産地・生産方法(水耕栽培、温室栽培)表示を明確化し、問題が起こったときトレースできる体制を話し合っている。
- CDCは、新たに11例の罹患を確認。
広いUSA,気候により、ロメインレタスを夏に生産する地域と冬に生産する地域があります。前回の大騒動を起したアリゾナ州Yumaは冬季の産地、今回のカルフォルニア州Central coastは夏季の産地ということで、どちらでも夫々、全米に拡散する大騒動を引き起こしたわけで、ロメインレタスというもの自体リスク多きものと理解する必要があるでしょう。そして、このように事実が明らかにして報道が多く出る国というのも限られていますから(知らされず問題が起こっている国もありそうですから)、渡航者に対する情報提供で、「ロメインレタスは高リスク」と情報提供する意味はあるのではと思います。
FDA narrows romaine E coli source to Central Coast growing area
E. coli O157:H7 outbreak: ‘Appears to be related to “end of season” romaine lettuce harvested from California’