新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

止まらぬイエメンのコレラ、サウジの空襲も主因に

2017-08-21 10:38:33 | EHEC・o157・コレラ・サルモネラ他消化器感染症

イエメンのコレラ流行が収束の兆しがありません。その中を分析してみると、政府支配地域よりも反政府勢力支配地域の方が、はるかに感染者が濃密で、その原因は(反政府勢力に対する)サウジ軍主導の空襲によるインフラ破壊だという報告。

  • イエメン国内のコレラ流行を分析。結果、反政府勢力のHouthi rebels支配地域で圧倒的に多かった。イエメンのコレラ死10例中8例がこの地域で発生。症例の77.7%(436,625例中339,061 例)、死亡の80.7%(1,915例中1545例)。
  • このHouthi rebels支配地域住民の1.8%がコレラ感染し、政府支配地域1.0%に比べて圧倒的に多い。
  • この原因として、サウジ主導の空襲が反政府勢力支配地域に対してなされており、医療インフラや水道設備など破壊されていることがある。

出口がまったく見えない話。祈るのみ。

Yemen/CIA

ソースはoutbreaknews
http://outbreaknewstoday.com/yemens-saudi-led-coalition-responsible-worst-cholera-outbreak-world-25358/?fref=gc

Yemen’s Saudi-led coalition is responsible for the ‘worst cholera outbreak in the world’

August 19, 2017

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