力加減 その2

普段のむぎさんは、と言えば、超マイペース。

自分も猫だっていうのに、どうやら、さほど他猫が好きじゃないらしい。

ちびコタと喧嘩にならない所を見ると、自分のペースを乱されなければ「ま、いっか」という事のようで。

びびりな面もあるので、大きな体の割に、おっとりさん。

なので、動きも




普段、まず爪は出ない。

通称「ふぁっさ～パンチ」の為、威力ゼロ。対コタとのボクシングの時は、激しい応酬だけど、この時も爪は出ない。

そんな日常だし、お手々も長毛ってのもあり、ついついおざなりになる、むぎの爪切り。

毛をかき分けないと、爪切れないし。滅多に出さない爪と思うとねぇ・・・爪切り面倒なんです


そんなむぎに、久々にお気に入りのオモチャを出してあげた。

モカ子猫時代からある、キャットトンネル(ロング)　今は、むぎのお気に入り。

普段。そこらに転がしてると邪魔なので、滅多に出番がない。




嬉しそうなむぎ。ただ入ってるだけなのに、何が楽しいんだか。

トンネルの中にいるむぎを、上からつついて構ってみる私。

すると



凶暴な大猫に変貌


そうなのです。むーさん、トンネル内限定で、普段出さない爪をめいいっぱい出す。

そして、噛む。トンネルの布越しとはいえ、キバがっつり刺さる勢いで噛む。

・・・むーさんルールもまた「布越しならオッケー」らしいっす


むぎは体がでっかい故、本気出すとすごい力なんですよ。超絶痛いので、注意が必要なのです。

もしかしたら、自分は体が大きくてパワーもあるって分かってて、普段は気を付けて加減してるんではなかろうか?


なんでそう思うかって言うとですね、人間でも、そんな話を聞くから。

小学生の頃から、すごく背が高かった、お客さん家の子曰く。クラスメートともめた時も

「オレが本気で喧嘩を買ったら、相手に怪我させちゃうから、黙って耐える」と言ってたし。

やはり子供時代から大柄だったダンナも「加減しないと、危ない」と言ってた。

・・・だから昔から「気は優しくて、力持ち」という言葉があるのかも

つまり、普段おっとりしてる、ガタイのいい人は、本気になったらヤバイとも言える訳ですな～。舐めちゃあいけませんね。



おっとりむーさん、トンネルでひと暴れ。その後、何事も無かったように、いつものむぎに戻ってました。


ちなみに、このトンネル、ナイロン製。(カシャカシャ音するやつね)

ここで長毛むぎが暴れると、もう、静電気がすごい

下敷きで、髪を逆立てたのと同じ状態です。フサフサがボッサボサになっちゃいます

力加減

普段のちびさん、構って欲しい時や、甘えたい気分の時は



カミカミ、ペロペロ毛繕い?

甘えたいのはちび自身のハズなのに、どうしてかしら?つい世話焼きモードになってしまうらしい。

喉はゴロゴロ大音量なので、その様子は子猫のようにも見える。

小柄だしね

もう、ちびさんったら可愛いわ～


で・・・話変わって

寒さが本格的になってくると、私、どうにも足が冷える。

以前からそうだったのに、手術で腹切ってから、下半身の冷えが更にひどくなった・・・気がする。

なんでかね?腹の脂肪が減ると、保温力が、ダウンすんのかな

そんな訳で



毛糸で編んであって、内側はフリース仕様。分厚いので靴が履けない。ので、室内専用。

更に言うなら、室内で履いてると、とても滑りやすい。裏に滑り止めがついてないのです。フローリングとか超キケン。

細心の注意をしつつ、暖かいので絶賛愛用中～。


この靴下を履いてる時に、ちびがいるコタツに足を入れたり、甘え気分のちびを、足でそ～っとつついて構ってみると・・・



キバもツメも、がっちり入っとる～


どうも、ちびルールによると

「布越しなら、強めの攻撃もオッケー。厚みに応じて加減するのにゃ～」

という事らしい(-_-;)

普段、気をつかいつつ甘える為、時には思いっきりストレス発散したいのか

ま、怪我する事はないので、(←これも、すごいと思うぞ!)そこそこ付き合ってあげますとも

水漏れからの～

先日のガスの点検の話には、実はそれに至る話と、後日談がありまして

ガス器具の点検は、やらねばならない事だったのだが、具体的な日時を決めないで放置していた。

それが、つい先日の事。日が暮れた頃、早めに風呂に入ろうと自動湯張りのスイッチオン。

しばらくすると、玄関のインターホンが鳴る。「こんな時間に誰かしらー?」と出てみる私。

すると、そこには我が家の隣の建築現場に来ている大工さん。

・・・???ナニナニ??

すると大工さん「給湯器から、水漏ってるよ」


・・・・マジでーーーーー

一緒に見に行くと、確かにザバザバと。豪快に水漏れしておりました。

「あっちゃーこりゃ、明日にでもガス屋さんに来てもらうわー。教えてくれてありがとね～」と私。

・・・と、ここで１つ、私は閃いた

「あっ!ねぇねぇ。使わない材の切れ端ってない?あるなら、ちょっと分けてー」

大工さん、不思議そうに「いっぱいあるから構わないけど、何に使うん?」

そこでワタクシ、必死に説明しましたよ。先ずは猫を多頭飼いしてる所から始まって・・・





「通院時なんかで、カートで車を乗り降りする時に使う、スロープに板を使いたいのよ～」猛烈アピール!

で、その大工さんを引っ張って、我が家の車の乗り口の幅を測ってもらい、勢いで「作って!!!ねっ!」と言う私。

え?図々しいって?・・・ですです。現場の仕事もあるっつーのに、親切心で水漏れを教えたばっかりに、いらん仕事の依頼なんてねぇ

すると、大工さん「いいよ。2～3日後にゃできると思うから、できたら置いて行くよ」

やーん、黙って置いてかないで、ちゃんと声掛けてよね～、と言い。図々しいお願いを快諾してもらったのです。


そして3日後



バッチリ。さすがプロの仕事

頑丈かつ、両端はきっちり斜めにカットされてて、段差は極力無いようにされてた。

いやはや、若い大工さんが「この人に作って貰ったら、立派なの出来ちゃうよ～(笑)」と言ってたが、ホントだわ。

大工のおっちゃん、ありがとぉぉぉぉぉぉぉ


お礼にしょっぱいの甘いの、お菓子各種。ちょっとお酒に、ちょっとお茶。ぎゅうぎゅう袋に詰めた物を無理矢理、手渡す。

行動パターンが、最初から最後まで、自分が子供時代に目にしてた「THE　おばちゃん」な事に気付く


・・・まぁ、もうそんな事はいいや(笑)

立派な便利グッズを手にゲットできたので、水漏れにも、ちょっぴりだけ感謝

来客対応

祝日のお昼。早めにゴハンをねだった3匹は、さっさと食事を終え、昼寝の体勢へ。

ちびはコタツに潜り込んだし。




のんびりまったりする気マンマンですねぇ。

でもね、キミ達に言いそびれていたんだが

「今日これから、人が来るよ?」


昼過ぎに来客予定があって、もう来る頃なんだよな～。そうこうしてたら、インターホンが鳴った。

私が玄関に応対に出る。この時点では、まだ3猫はあまり慌てない。

だって、たいがいは玄関先で話して帰るもんね。それを知ってるから、耳は聞いてるけど動きません。

来客とは、ガス屋さんの点検なのです。外回りを見て貰って、その後は屋内も点検。

すぐに家に上がらなかったから、油断してたんでしょうね。いざ、点検のお兄さんがリビングに入るや否や



脱兎の如く。・・・猫だけど


むしろコタツで、じっとしてた方がいいと思うんだが。怖がりちびさん、2階へダッシュ。

と、言っても、最近は階段で顔のぞかせて、様子を伺う余裕もあるらしい。


そして、ベッドの男子チームは



タイミングを逸したらしい

コタは来客も、そんなに怖くないハズなんだけど。ちびが慌てる姿を見て、ちょっとドキドキしちゃうみたい。

お兄さんが目の前を通過。じっと動かず、目で追う2匹。

しばらくすると




顔をにょきっと付き出して、最後まで観察しておりました。


警戒心が強い子、ビビリっ子、へっちゃらな子。と、色んな子と一緒にいて思うんだけど

気持ちって伝染するのかしらん?

ちびが警戒心強かったせいか、子猫～成長期にかけて、人懐っこかったモカが、気付けばビビリになってたり。

知らない人が苦手で、ちびとダッシュで逃げてたむぎが、コタの影響か?そこまで逃げなくなってたり。

元来の性格もあるんだろうけど、環境とか、特に同居にゃんの影響はすごーくあるように思う。


フレンドリーさんが、教育係になってくれれば、怖がりさんが、オープンハートしてくれるのも早いのかも

シンクロ

お互いに側に寄れば、パンチ合戦を繰り返す、むーさんとコタ。

男同士、何か思う所があるのか？猫でもオスでもない私にゃ、さっぱりわからん。

じゃあ仲が悪いのか？と言うと、そうでもないらしい。

だって…↓



仲良く並んだ猫ベッド

深夜に私の布団で、くっついて寝てるし。険悪な仲じゃ、それはしないでしょ。


「眠い眠い。ボクちんに構わないで」

アンモニャイト完全型・typeコタ坊


腹に顔埋めようが、わしゃわしゃ撫でようが、まず起きないむぎ

アンモニャイトもふもふ型・typeむぎ

寝姿シンクロしてるんだから、二匹で遊べばいいのにね～。

それにしても、超熟睡。猫は天気が悪いとよく眠る。…明日は本当に雪が降るかもなぁ。