ちびもかの縁側

ちびモカ2猫との日々
2011年秋、むぎが加わり3にゃんとなる
2015年1月モカ、虹の橋へ
4月コタ仲間入り

飼い主、右往左往 その2

2014-12-26 09:33:32 | 猫の病気
医師にキッパリ言われてしまった事で、ショックを受けた私。



ムースタイプやら、栄養価高いと思い子猫用、食べやすいかと思い高齢猫用。

栄養補助食品やら、介護食等々、手当り次第。半ベソで買い漁る姿は、怪しかっただろうな・・・

「さっさと病院に連れて行け!」と思う読者の方、たくさんいらっしゃると思います。

が、この期に及んで、まだ私はその選択肢に躊躇してたのです。



かかりつけの院長先生には、とても「強制給仕用のシリンジ下さい」と言えなかった。

「そんな呑気な事で良いの?」と冷静に返されそうだったから。

こういう精神状態の時って、普段では絶対しない行動をするようで・・・



中から出てきたのは、キビキビした女性の先生。

「強制給仕用に使いたいんです」と言うと、「猫ちゃんかな?」と聞かれ、状況を詳しく話すよう促される。

最初から話すと長くなると言ったけれど、要領の得ない私の話をじっくり聞いてくれたのです。

「そっか。そういう子だと病院は躊躇しちゃうよね。あ、こういうの知ってる?」と、棚から出てきたのはジルケーン。

「ジルケーン、ちょっと前から使ってます。ここの所食べてくれないので、お休みしてますけど」と私。

「そっかー。これ知ってたか。半年位使って効果感じられた子を知ってるのよ」とおっしゃる。

この時点で、こちらの先生はサプリメント肯定派と思われた。ちなみに件の院長先生は否定派。

以前、飼い主さんが良かれと思い使っているサプリについて質問して、バッサリ否定してるのが診察室から漏れ聞こえてた事があった。

「ジルケーン使って、ケージ飼いして、布かぶせて。全部ちゃんと出来てる。バッチリ!」と言ってくれて

「病名出されちゃうと不安になっちゃうよね」と。「ただ汁舐めるって事は食べる意志はあるのよ」とフォローしてくれた。

モカを連れて来てもないのに、カルテ作成。状況を書き込み。シリンジを出してくれた。

「30ミリだと大きいから押し出すの大変かな?20ミリ、10ミリとあるよ?」と使い方もレクチャー。

考えた末20ミリ、30ミリのシリンジを分けて貰った。

「あ、御飯は何使うの?」と言われ「いつも行ってる病院でカナンのペーストは貰いました」と私。

この病院はカナンもヒルズも使ってるらしく、ヒルズのad缶を出して「シリンジだと、これを少しお湯でのばしてあげるのもアリよ」と。

色々調べてて、流動食にヒルズad缶は定番と知ってたが、かかりつけだと一切出て来ない。取り扱ってないんだろうか。

取扱いフードって、その病院の院長先生の意向が反映されてるもんなのかな・・・

ヒルズad缶、シリンジ2本を頂き(もちろん代金は払いましたよ)、恐縮しきりの私。「すみません。突然連れて来もしないで無理言って」

「気にしないでー。病院苦手で来れない子って他にもいるのよ」と。この時点で、私、半泣きです。

「あ、そうそう。御飯あげる時って、馬鹿みたいって思うかもだけど、飼い主さんが「楽しそう」にあげた方が良いのよ?」

「へ

「飼い主さんが「この量は絶対食べさせなくちゃ」って感じであげると怖がっちゃう。「さぁ、御飯よー」ってあげて

「今日はこれしか食べなかった」でなく「これだけ食べてくれた」って思いながらあげるの」

「そうすると、嫌々でも「しょうがねぇなぁ、付き合ってやるか」って感じで食べてくれるようになるのよ」と。

確かに。私、鬼気迫るカンジで御飯皿を口元に持っていってたかも。そんなプレッシャーこそストレスだよね。

長々と私に付き合って、話を聞いてくれた先生。おそらく私の様子を見て、フォローしてくれたんだと思う。

「大丈夫!頑張って」の声を受け、ひたすらお礼を言い、その病院を後にしたのでした。












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飼い主、右往左往 その1

2014-12-25 17:25:44 | 猫の病気
昨日の続きです。

以前モカを病院に連れて行った時、念の為にもらったカナン退院サポート。

栄養価高いし、ペーストだから胃腸の負担も少なそう。と期待して出すが、やっぱり食べない。見向きもしない。

唯一口にするのが、カルカンパウチ。それもスープタイプのみ。ゼリー仕立ては食べない。

スープタイプだって、食べるというより舐めてるだけなので、具材は残す。汁だけ飲む。

「こんなんじゃ栄養つかない。やっぱり病院行って、点滴とかしてもらわないと今日明日にでも死んでしまうんじゃないか?」

と悪い事ばかり考える。「でも病院に行くことがストレスの元凶だったら・・・」と、ぐるぐる堂々巡りの末

「もう、強制給仕しかない。それでだめなら病院。」と決意。

「強制給仕」 つまり「口を開けさせて、流動食なんかを口の中に入れて食べさせる」事です。

できればそんな事したくないけど、食べるの待ってる猶予は無い。

ただ一応、病院に今のモカの状態を説明して「即、連れてきなさい」って言われたらそうしよう。

「連れてきて貰って、診ないと何とも言えない」という回答も当然あり得るのも覚悟で。

いつもの病院に行くと、担当の先生でなく男性の院長先生の日だった。

とつとつと状況を説明すると・・・「そんな歩けない程になってるんじゃあ、精神的なものだけじゃないでしょう」とバッサリ。

「肝リピドーシスとか腎臓病とかの可能性があるよね。まぁ連れて来てくれないと判断しようがないけども。」

・・・いや、覚悟はしてたけども。あらためて医師の口から病名とか出されると奈落の底に突き落とされた気持ちです。

肝リピドーシスという病気の可能性は、私も考えてたけども。ただ「精神的なもの」の可能性を切り捨てられて

「あんた、モカの性格知らないでしょーがぁー!」とも思ったり。

別に院長先生が悪い訳じゃない。診てないで「大丈夫」と安易に言わない、そういうスタンスの方なんだとは思う。

冷静で客観的なプロといった所でしょうか。

ただ、その時の私には「飼い主の心情は、この人には関係無い事なんだなぁ」と思ってしまったのです。

まあ、当時の私は冷静さを欠いていたし、かなり鬱々とネガティブだったので、どこかで「安心できる言葉」を

期待してたんでしょうね。

「はぁ・・・分かりました」とだけ言って力なく、その場を後にしたのでした。





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ケージ

2014-12-24 16:26:20 | 猫の病気
あれから間が空きました。が、モカの心は固く閉ざされたまま、あまり変化が見られません。

日記をさぼってる間、色々ありまして・・・少しさかのぼって状況説明を。

ある朝、モカの鳴き声で目覚めた私。

「タワーの巣からの声じゃない。どこで鳴いとるんだろう??」

不思議に思いつつ一階に降りてみた。そこには・・・



鳴くので近寄ると嫌がられる。ので、その場が嫌なら自分で巣かソファ下に逃げるだろうと判断。そっとしとく。

午前中、宅急便や集金等々、人の出入りがあり、モカも怖いはず。なのに鳴きはすれどもその場に留まっている。

お昼になり、さすがに不思議に思ったので



本当に、久しぶりに抱いたモカの体は想像以上に、薄っぺらく軽くなっていた。

今まで抱っこできない状況が続いてたので、気づかなかったのです。



次の瞬間・・・



確かにゴハンを少ししか食べてくれない日が続いていた。けど、ここまで衰弱してると想像してなかったのです

水でも飲みたかったのか、力を振り絞って洗面所まで来たものの、戻る体力は無かったのかと。

立てない程弱ったモカを目の前にしてパニクり半泣きの私。即、病院という選択が当然と思われます。

が、そうやって慌てて連れて行き状況を悪化させた、先日の経験があり、二の足を踏んだ私。



前回、モカを病院に連れて行った時、先生の薦めもありケージを購入してあった。

「ケージ内が安全と理解して貰えれば、徐々に落ち着きも取り戻せる」と。

ただ、ずっと巣箱かソファ下に籠り、抱っこできない日が続いていたので、買ったものの使えずにいたのです。



どどどどうしよぅぅぅぅ

ほんの少し汁気を舐める程度。

猫の絶食は絶対にダメなのは知ってたし、肝臓に負担がかかって病気になってしまう。

前回病院に行った時は病気じゃなかったけど、ストレスで今は病気を発症してしまっているかも。

「まずは食べてもらわないと!」

・・・・以前よりむしろ状況は悪化している気がしますが、この話続きます









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