残り香

ちびの健康診断の前に、キャリーバッグを天日干しした。

暖かかったし、風もあったし丁度いい。

モカの闘病時の気配を風と共に消したかったからね。警戒しそうだし。

日光消毒完了し、その日の夜。




珍しく、就寝時間にむぎがやってきた。











で・・・




あんまし人間と同じように考えちゃおかしいのも、感傷的すぎるのもダメなのは分かってるけどさ・・・

むぎはむぎなりに、「モカ兄やんいないなー。なんでだろー。つまんないなー。」とか思ってるように見える。

モカがいなくなって（ん？モカが闘病中の頃からか？）むぎがおとなしくなった。

前みたく大騒ぎしなくなった。

ちびがあんまり相手にしないせいもあるのかもだけど。

大人になって落ち着きが出てきたのか、兄がいなくて張り合いがないのか、それは分からない。

むぎの様子が、ちょっぴりせつなく見えた。そんな夜でした。

デトックス

一月の終わりくらいから、ちびのフードを変えたのです。

今までは以前のかかりつけ病院で「他の子と一緒のフードで大丈夫」と言われていたのだが

モカの一件もあり、どうも信用できん。本当かよ？と思ってしまった。

そもそも尿石症患った事のある若い男子のフードと、シニアにさしかかった女子のフードが同じって・・・

平気なのかもしれんけど、若い時から便秘なちび。いきみ過ぎてオシリからちびっと出血したり、吐くのもしょっちゅう。

そんな事も考えて「ロイヤルカナン消化器サポート・可溶性繊維」に勝手に変更した。

療法食だから、勝手に変えちゃイカンのだろうけど（皆さんはマネしないでね）

今週、健康診断だから、その時聞けばいいや、と。

フード変えて体調崩したらやだなと、心配したものの・・・


味はお気に召したようです。

歯の本数も少なく、元々ほぼ丸呑み派のちびにとって、小粒のフードは食べやすいらしい。

が、即便秘解消とはいかなかった。それから2日経過。


なんか、今までとレベルの違う異臭

恐る恐るトイレを覗き込んでみる。



いやびっくり！だって、その大きさったら・・・

バナナくらいあった。長さも太さも(笑)それに加え、カチカチじゃなく適度に弾力もあった。

人間のブツかと思うくらいだったし

溜まりに溜まったものが一気に排出したカンジ。

あの小さい体で、よく溜め込んだ。そしてあの小さいシリの穴からよく出したもんだと感心。

真面目にダンナに見せたくて写メ撮ろうか迷ったけど自粛。

フードの実力のすごさに驚いた次第です。

あ、心配でちびのシリを確認したけど、出血はセーフでした。

便秘で悩む猫達の救世主かもしれん。

・・・私もカリカリ分けてもらおかな（オィ！）

狩り

昨日、ちびの遊びはエキサイトすると言ったが・・・




ちびはウサギさんの毛がついてる猫じゃらしが好みらしい。

まず、そこがただの遊びっぽくない。プラスチックや布製だと、飛びつかないのだ。

獣毛、または鳥の羽つき限定。

そう。ちびは遊んでる訳でなく「狩り」のつもりらしい。





もうね、ド迫力で追いかけて飛びついてくるから、こっちも覚悟して相手しないと即、捕獲されてしまう。

ゲットした後も、全然「可愛い猫じゃらし遊び」っぽくないのですよ。




その姿、まさに「獲物を弄ぶ猫」そのもの

子供の頃家にいた猫なんか、よくスズメやらトカゲやらをゲットして、動かなくなるまで遊んでたっけな・・・

ん？残酷？いやいや、昔の猫は皆そうだったはず。最近はネズミ見たら逃げる子もいるらしいけど。

野性味溢れるちび姐様。さすが野外出身。大人猫にみっちり仕込まれたんでしょうか？

だいぶ日常が戻ってきて、季節も暖かくなってきたし、ちびの通常営業、実に結構な事だ。

遊び相手のモカがいなくなった分、私が相手してやらないとね。（まぁ、モカもちびの迫力に負け気味だったけど(笑)）

ちびと一緒に走り回って、冬の間にすっかり鈍った体をダイエット。と、なれば良いんだけどなぁ。

ぽかぽか陽気

今日は暖かい春の陽気。早々に洗濯も掃除も片付けた。

我が家、一階より二階の方が暖かい。

昼間、燦々と日も入るし日向ぼっこに最適。

仕事に穴が空き、暇になってしまった私。

こりゃ、二階でくつろぐしかない！

お茶と本を片手に、のんびりしてたら二匹もつられて登場。


「ほっかほかですにゃー」と、むぎ。

「私の寝場所はどこかしら？」と、ちび。

この二匹、べったりくっつく事はしない。

仲が悪い訳じゃないと思うんだけど(時々ちびは、むぎの毛繕いしてるし)

体が大きくマイペースなむぎ。その動きが、ちびにしてみたら乱暴というか、無神経?!に思うみたいで…

結果、ビミョーに距離を置いてるように見える。

ちび七歳。むぎ３歳。年齢差のせいもあるかもなぁ。

ただし、私とマンツーマンで猫じゃらしで遊んでる時のちびは、とてもシニアと思えぬ熱い動き！

その激しさ、むぎはかないません。呆然と見てるのみ。

そんなちびさん、月末に健康診断です。

病院…また荒らぶり抵抗＆軽蔑の眼差しな予感。

これもちびの為。ぐっとこらえて連れて行くしかない。

まっすぐお空へ２

四十九日も過ぎ、今頃はアチラで楽しくやってるであろうモカ。

…なんですが、おっちょこちょいな所があるモカだし、心配でしょうがない。自己流の見送り方だったし。

「道に迷ってたらどうしよう」と不安だった。

この不安を解消し、しっかり虹の橋への道筋をつけて貰うべく、助けを頂く事に。

火葬して貰った所で合同供養もやってるけど、なんかシックリこなくてお願いしてなかった。

なんつーか「ほんとに動物が好きな人に寄り添って貰いたい」気持ちがあった。

で、本日の月命日。ある方に供養をして頂けたのです。

以前、ちょっとした事でこの方の存在を知り、今回モカが旅立った事で思い切って連絡してみようと決意。有り難い事に供養を引き受けて頂けたのでした。

動物を愛してくれてる方の力添え！なんと心強い。百人力を得た気分。これで間違いなくアチラに行ける！

お会いして本当に良かった。私自身、吹っ切ったつもりでいた心のモヤモヤも綺麗に整理整頓して貰えました。

モカが病に臥してから旅立って、今日に至るまで。

あらゆるタイミングや、人との縁。(ここでは敢えて、えにしと言いたい)…これってモカがくれた贈り物な気がしてならない。

キツい事、つらい事もいっぱいあったけど、気持ちを汲んでくれる医師と出会えたり、私を元気づけてくれようとする友人。いつでも私の味方でいてくれるダンナ。

そして、モカの話に一緒に涙してくれる人にまで出会えた。

モカがお空に行かなければ気付く事も、出会う事もなかった。

最高のプレゼント。ありがとう。

人の縁は摩訶不思議。猫との縁も摩訶不思議。

そんな風に感じた月命日の今日は、やっぱり天気は晴れ。絶対に晴れる気はしてた(笑)

モカの瞳の色とおんなじ青空。

お空の上で「僕には全部お見通し。そうなるって知ってたもんね！」とでも言ってるようです。

「今日、お昼ご飯遅かったじゃない？！」

「待ちくたびれたにゃー」

せっかく久々に都内に出掛けて、帰りに寄り道しようと思ってたのに。

いっぱい泣いてしまい顔グシャグシャ。

そして、ちびむぎのゴハンが気になり、まっすぐ帰路についてしまった。

ま、いっか！これからが春本番。おでかけの楽しみは次に取っておこう。