正しい道を司る

八ヶ岳・小淵沢の地で『真理』を探究する

旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅~ (No007) 甲斐の国(山梨県)黒野田宿(笹子駅)から 鶴瀬宿・駒飼宿(甲斐大和駅駅)まで

2021年11月16日 | 旧甲州街道歩き旅
唐突ですが…

その昔、旧甲州街道の最大の難所と言われたのが笹子峠。なので真冬が来る前に越えなくちゃ…




いゃーほんと、今年も後わずか…いゃまだか。

我がチンタラブラブラ歩き旅にとって最大の懸案事項であるこの区間。



だって、最大の難所でっせ、旦那。





あっ
…聞こえます…自我の声が聞こえます。



「あぁー早く笹子峠を越えなきゃ…」

「雪が積もったら危ない…」

「峠越え区間まであと5日はかかる…」

「冬の峠道はそりゃ恐ろしい出来事が」


とかなんとか。





(。´・ω・)ん?



「心配御無用」

竹中秀吉さんも言いました。




おーっ!心我の声と一緒だ!


そう、そうなのよ。
心配ご無用!大丈夫!あの手があったじゃない!




「美味しいところ先取歩き」

ってね。





それでは本日の行程をお知らせいたします。

車でJR中央本線 甲斐大和駅周辺の駐車場へ。ここから僅か5分で着く笹子駅で降車、歩き始めます。矢立の杉や最大の難所 笹子峠を越え、スタート地点の甲斐大和駅に戻ります。




古来より、様々な想いをを胸に人々が往来したであろうこの街道。当時の様子など、リアルにのぞき見ることはかないませんが、そこに立ち・街道を歩けば感じ得る何かが体感できるのでは…と、お江戸日本橋まで歩き旅を始めた次第です。
街道とは、
徳川家康の時代、通信や物流を強固に整える可く主要五街道(東海道、中仙道、甲州海道、奥州海道、日光海道)の整備を進めた。※東海道、中山道、甲州道中、奥州道中、日光道中へ名変。後に明治政府が甲州道中から甲州街道へ改名しています。




では、旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅 
再開です。




やって来ました笹子駅。

初めての駅はワクワクするぞぉー。


駅でトイレを済ませたら、出発進行ー!
と、その前に…。



笹子と云えば そう、みどりやさん

やってるかなぁ?


時は八時過ぎ…
どれもこれも好み~


もしや出来立てほやほや?ってなくらいの品々。
店主曰く「朝の時間帯に購入されていく方が多いね」とのことで、笹子餅は山登りなど休憩時の糖分補給にうってつけ!おススメの和菓子屋さんです。



やっぱりコレ!甲州名物・笹子餅。

名物にうまいものあり!ですよね。


では、ほんとうに出発!



しばらくの間、国道20号線を進みます。

吐息が白い…



国道20号線を離れいよいよ旧甲州街道峠道へ
旧甲州街道歩き旅 笹子峠越え  


おっかなびっくり丸太橋
旧甲州街道歩き旅 笹子峠越え



9時20分 矢立の杉到着


二代広重『諸国名所百景 甲州矢立の杉』 笹子峠の大月市側にある 杉 の木で、笹子峠を通って合戦に赴く 武士 が必勝を祈願して、この杉の木に 矢 を射ったことが由来と言われている。 根周りは14.8m、高さは約26mで、幹の中は空洞になっている。 wikipedia


旧甲州街道歩き旅 笹子峠越え 矢立の杉



矢立の杉から尾根道を登ります。
旧甲州街道歩き旅 笹子峠越え 尾根道  



県道「日影笹子線」に合流し暫く上ると笹子隧道に。(10時20分)
旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅 笹子隧道(大月方より)

笹子隧道
旧甲州街道の笹子峠を越えるために開削された隧道。
両脇の2本並びの柱形装飾など、建築的な装飾を用いたトンネルポータルのデザインに特徴がある。
昭和33年に新しいトンネルが完成するまでは幹線として利用されていた。
(大月市観光協会)




このままトンネルを使えば…
いやいや、峠で笹子餅…笹子餅笹子餅



トンネル横の峠道へ
旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅 笹子峠へ




ほどなくして掘割のような笹子峠に到着。(10時30分)


見晴らしの良い場所は…



おやつタイム。峠で食べる笹子餅なのだぁー

千代紙的な色、デザインがいいぞ!



峠を眼下に陣取り 喰らうべし!

お団子ころりん要注意です。


おぉ!経木に包まれているぞっ!

経木の香りがたまらなくイイ!うまい!


つぶあん大好き!

しっとりモチモチ 餡も良い塩梅! うまい!



…餅を食べていてなんなんですが…
通り道のような峠では休憩する場所がないのでそそくさと峠をくだりましたとさ~。(10時30分)


 
甲州市側・隧道トンネル口
旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅 笹子峠を下る



甲州市側のトンネル口





見晴らしの良い場所で…(10時50分)

さっき餅を食べたのにね。



痺れまっせ、丸太橋(11時30分)

見た目より十分痺れる丸太橋


丸太橋
旧甲州街道・お江戸日本橋まで歩き旅 笹子峠丸太橋  



終盤、旧甲州街道は通行不可のため県道を下って行きます。


県道をてくてく 山々の紅葉を愛でながら
旧甲州道道歩き旅 笹子峠越え



駒飼宿に入りました。


松尾芭蕉句碑(12時06分)

「秣(まぐさ)負ふ人を栞(しおり)の夏野哉」
明治四十年(1907年)の大出水にて流失した馬蹄石の句碑を再建したもの。

芭蕉って、幕府方の忍者だったと思うのですが…



橋はくぐるもんだ!(12時19分)

中央高速道の下をくぐる。



駒飼宿と鶴瀬宿の境にて本日の笹子峠越えは終了!
この地は武田勝頼や有馬晴信、甲陽鎮撫隊の新選組など歴史渦巻くムネアツの地。
後日、鶴瀬宿通過の際に詳しく記したいと思います。


次回は信濃国に戻り、蔦木宿から歩きます。



甲斐大和駅へ戻る道すがら軒先から美味しそうな匂い。
国道20号線へ戻ると…



やみつきハムカツ とな!「さはんじ」。

ええ、呼ばれちゃいましょう。


揚げたて熱々~

衣サクサク~


トロぉ~り卵に極太ハム!

上あご・やけどに注意して喰らうべし!



甲斐大和駅到着。(12時55分)



いや~面白かった笹子峠越え。
で、帰り道・釈迦堂PA(下り)に立ち寄り…



黒蜜・黄な粉・信玄餅入りの
桔梗信玄ソフトを食べて帰りましたとな。




めでたしめでたし。



本日の行程 甲斐国(山梨県)阿弥陀海道宿(みどりや)・黒野田宿(笹子駅)から駒飼宿(甲斐大和駅駅)まで12km?-4~5時間。


あぁ、お腹いっぱい!ではー




そんなこんなの今日も良き日。






人生万事塞翁が馬





『清沢哲夫の詩』
この道を行けば
どうなるかと危ぶむなかれ
危ぶめば道は無し
踏み出せば
その一足が道となる
その一足が道である


わからなくても歩いて行け
行けばわかるよ








やることを
やりきったならば
後はお任せ。



だから 大丈夫!

そう、
あなたなら大丈夫!



あなたのもとへ
今日・明日も
しあわせが訪れますように。



そなえよつねに

ありがとうございました。