甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2011 センバツ甲子園練習

2011-03-20 | 2011 春 ☆ 甲子園

    

センバツ開催が決まり、予定通り甲子園練習が行われました。

センバツバックグラウンドツアーの参加をどうしようか・・・
ためらいましたが、沈んでしまう気持ちと平常心を取り戻すため参加することにしました。

集合より早く着いたので、ツアーまで京都成章と佐渡の練習を見ました。
ツアーから日大三高・履正社・城南・鹿児島実業・創志学園の練習も見れました。

整備も入れて30分と短い時間での練習ですが、高校野球仕様に前日入れ替えられたという土の上で
1分も無駄にすることなく練習する姿がありました。


  
          
   
見たかった日大三高の時間は、ツアーの時間で見れないとのことでしたが、運よくスタンドで見ることができて良かったです。
昨年末の強化合宿では小倉監督さんに会えなかったので今日は甲子園で会えて嬉しかったです
選手たちはバッティング練習で快音を響かせていました。
今春は準優勝旗を返還し、優勝旗を持って帰って欲しいなぁと応援しています。

  
  
           ガンバレ佐賀高校!

震災の影響を心配していた佐渡の選手も、元気いっぱい守備練習中心にがんばっていました。
不安な気持ちもあるだろうと思いますが、佐渡で応援してくれている方々に元気を届けてあげて欲しいなぁと思います。

城南のバッティング練習では、エース竹内投手がホームランを見せてくれ、スタンドから大きな拍手が起こっていました
報徳学園との初戦楽しみです。
         
           鹿児島実業の選手たち。

このチームは本当に礼儀正しい素晴らしいチームだと感じました。 普段からキビキビとしたチームなのでしょう。
練習終了の挨拶では、全員の挨拶する姿勢と態度が整っていて、見ていてとても気持ちが良かったです。
ぜひ、本番の甲子園で鹿児島実業の挨拶も見て戴きたいなぁと思います。

創部一年、全員が二年生選手という創志学園の選手たちの練習も少しだけ見れました。
ほとんど三年生選手との戦いになりますが、元気いっぱいのプレーで勝利掴んで欲しいなと思います。

このツアーでは、一般では絶対見れないブルペンや、ロイヤルスイートから球場練習を観たり普段ではできない体験ができました。

普段観客が行き交う通路のシャッターが閉まっている小窓。
シャッターが開くとそこは、一般人には見ることができないブルペンです。
ちょうど履正社の選手が練習をしている所が見学できました。
グラウンドでの履正社は声がよく出ていて元気の良いチーム。
大会でも元気いっぱいのプレーが見れそうです。

   

ここはその昔プールがあった場所だったそうで、天井のアーチは当時のプールの天井をそのまま使用しているそうです。
このブルペンで、プロのあの選手も、この選手も投球練習しているんですね~。

そして、ここもまず一般人は入ることはないだろう・・・ロイヤルスイートも見学させて戴きました。
すご~い・・・の一言。 スタンドとは全く違う空気が流れている感じです。(中は撮影禁止でお伝えできず残念)
ここから眺める球場はこんな感じです。

            

ここでは同じツアーに参加されていた、甲子園歴史館のボランティアガイドをされている沼山先生と沢田さんに
高校野球の公式ボールを見せて戴き、ボールについてなど色々説明を聞くことができました。
ボールの縫い目も山の微妙な高さの調節が、投手の手に引っ掛かりやすいよう、投手有利向けに作られているというお話を聞きました。


沼山先生・・・実は千葉県の四街道北高校の英語の先生。
昨年まで同校野球部の監督さんをされておられたそうです。
沼山先生は大学卒業後、宇都宮学園野球部のコーチをされておられ、88年センバツ大会に出場されている。

「生きる目標が甲子園にあった。自分が学んだことを多くの人に伝えたい」との想いで、遥々千葉から来られ
歴史館のボランティアガイドをされているそうです。


沢田さん・・・北海道での中学時代、野球部で主将を務め、お父様の転勤で大阪商業高校に転校し硬式野球部に入部。
肩を壊してしまい一年生夏に軟式野球に転向されたそうです。
「硬式の球児は甲子園だけど、軟式球児には明石球場が甲子園のようなものなのですよ」と教えて下さった。

みなさんも運が良ければ歴史館で沼山先生や沢田さんのガイドが聞けるかもしれませんね


そして、甲南女子大学講師(元毎日新聞社運動部記者)の玉置 通夫氏による講演もありました。
「甲子園はプロ野球のためではなく、高校球児のために作られた球場」というお話しがあり、
甲子園が誕生した建設当時の話しや、当時の球児のエピソードなどを聞き、
甲子園は野球と共に成長してきた場所だなぁと感じました。


最後は甲子園歴史館。
一度行きたいと思いながら行けなかった場所。
高校野球の歴史やプロ野球、阪神タイガースが満載の館です。
貴重な品々の展示があり、blogでも紹介した本に出てくる選手の貴重な品に見入ってしまいました。

   
  
              甲子園の鼓動 第一章  日本の土 ~首里高校1958年の長い旅~  土を持ち帰ったバック

    今読んでいる嶋 清一 ~戦火に散った伝説の左腕~
                                                         ボールに嶋さんの想いが込められているようで・・・ 
   池田高校 故 蔦監督さんのユニホーム

   先日お亡くなりになられた箕島高校 故 尾藤監督さんのユニホーム

最近では神港学園の伊藤選手の高校通算94本塁打を打った時のバット 

”センバツ高校野球2011年” 特別展示展を開催していて、昨春の優勝校 興南と、準優勝の日大三高のコーナーがありました。

                  
              準優勝時に書いた日大三高の寄せ書き 

       
     
                        今春、優勝旗・準優勝旗が返還される際に両校へ渡るレプリカ

              ボールの壁

         

83回大会に出場する高校のボールには印が入っています。
時間がなく全部の高校のボールを探すことができませんでしたが、兵庫の2校と日大三高ボールを記念に
   
などなど・・・他にもたくさんの貴重な物があり、もっと時間があればゆっくり見たかったなぁと思いました。


今日は、国学院久我山 ・ 光星学院 ・ 波佐見 ・ 東北 ・ 静清 ・ 大垣日大 ・ 金沢 ・ 九州国際大付
前橋育英 ・ 総合技術 ・ 浦和学院 ・ 香川西 ・ 加古川北 ・ 東海大相模 ・ 明徳義塾 ・ 横浜 の練習があります。

また開会式の選手宣誓は、全員が新2年生で臨む創志学園の野山慎介主将が務めることも決まりました。


大きな被害を受けた東北の選手たちは昨夜無事到着したそうです。
出発前、地震発生初日から給水ボランティアなどを続けてきた場所を訪れ、

「毎日、復興の手伝いをしてくれてありがとう。東北全体に勇気と力を与えてくれればうれしい」
「勝つぞ、勝つぞ、東北」と手拍子で、「頑張れ日本、負けるな東北!被災地に元気を」
と、地元の町内会長の小金沢佳史さんを初め住民の方が、エールで送り出して下さったそうです。

地元で応援してくれている方々の想いを乗せて東北高校のみなさんがんばって!


躊躇していたツアー参加でしたが、気持ちが沈みがちになっていた私は
短い時間でしたが球児たちに元気をもらうことができました。
また自分にできることを考えて行動していきたいなと思います。

           
                     
                        被災地の方々にも元気になれる風が届きますように 

                                      


2011 センバツ高校野球 開催します・・・。

2011-03-18 | 2011 春 ☆ 甲子園

こんばんは。
23日からのセンバツ甲子園。
開催が決定しましたね・・・

プロ野球や色々なスポーツ界の大会なども延期や中止が決定する中、
正直、センバツ開催はどうなのか・・・と思う気持ちは今もあります。

賛否両論がある中、センバツ開催は決定しました。
プレーする選手やスタンドで応援する選手、保護者の方々、指導者や関係者の方々も
被災地の高校や、そうでない高校であっても複雑な想いがあることでしょう。

でも開催決定は決定したのですから、応援する私たちも一生懸命応援するのみです。
出場する高校・選手たちは、一生懸命がんばって夢を掴んだ甲子園です。
一生懸命全力で、想いを持ってプレー・応援することでしょう。

今回の開催には、阪神淡路大震災直後に開催されたセンバツのように多々規制もあります。
応援する私たちも被災地の方々のお気持ちに配慮しながら、開催される大会がより良い大会に
なります様に想いを持って応援したいと思います。

今、被災地で救助を待ち懸命に命を繋いでおられる方々、一人でも多くの命が救われますように・・・
寒さと不安の中、避難をされておられる方々が早く安心して暮らせるようにと祈ります。

被害に遭われた方々を偲び、避難生活を強いられておれる方々の一日も早い復興を応援し、
希望と勇気の光りになる大会になりますように・・・


【毎日新聞記事より】

第83回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の大会本部は
18日午後、臨時運営委員会を開き、東日本大震災の被災状況を踏まえて大会の開催可否を検討した結果、予定通り23日に開幕することを決めた。

所在地の仙台市が大きな被害を受け、15日の組み合わせ抽選会に出席できなかった東北(宮城)を含む32校が出場を予定。
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を会場に、12日間の日程で行う。

運営委では、
▽入場料収入などから被災地に義援金を送る
▽入場行進の取りやめなど開会式を簡素化する
▽試合間隔の短縮などでナイター試合回避を目標とする
▽アルプススタンドでの鳴り物入りの応援禁止
▽大会期間中に球場内で募金活動を行う         

大会では「がんばろう!日本」をスローガンに掲げる。

 ◇第83回センバツ開催に関する措置◇

(1)開会式の簡素化

 入場行進を取りやめ、30分程度で終了。これに伴い、第1日の試合開始時間を20分繰り上げる。

(2)ナイター試合の回避

 試合間のインターバルを極力短縮し、ナイターを避けることを目標とする。

(3)アルプススタンドでの応援自粛

 ブラスバンドなどの鳴り物による応援はすべて禁止とする。

(4)東日本大震災義援金

 入場料収入などを義援金として、毎日新聞大阪社会事業団を通じて被災地に送る。

(5)募金活動の実施

 大会期間中に中央特別席、一塁特別席、三塁特別席、右翼外野席、左翼外野席の計5カ所で被災者支援の募金活動を行い、
 毎日新聞大阪社会事業団を通じて被災地に送る。

(6)被災地にかかわる前売り券の払い戻し

 被災を理由とする前売り入場券の払い戻しに、例外的に応じる。


2011 センバツ高校野球 組み合わせが決まりました・・・。

2011-03-15 | 2011 春 ☆ 甲子園

この度の東日本大震災で被害に遭われた方へお見舞い、お悔やみ申し上げます。
未だ行方の分からない方が多く居られ、一秒でも一分でも早く救出されますように・・・

寒さの中避難されている方々のご心労を想うと、早くライフラインの復旧、食料などが行き渡りますよう祈ります。

今日、70歳の女性が92時間ぶりに救出されたとニュースで知りました。本当に良かったです。
今、見守ることしか出来ませんが、ぜひ希望を持ちがんばって戴きたいと思います。

また、23日から開催予定のセンバツ高校野球は、18日の臨時運営委員会で最終決定するようです。
今日、組み合わせ抽選会が行われましたが複雑な気待ちです。

大きな被害を受けた東北高校では昨日ようやく電気が通ったそうですが、水が不足し食料も後何日持つかの状況。
選手たちは今日も避難所で給水活動の手伝いをしているとのことです。

五十嵐監督さんが「今は野球のことは考えられない」とのコメントを出されましたが、
この状況、今の正直なお気持ちではないでしょうか。
賛否両論はありますが、今の状況を考えると開催すべきかどうかとても複雑な気持ちです。

組み合わせは下記のように決定しました。
          
         

 


2011年 センバツ甲子園スタジアムツアー 

2011-03-03 | 2011 春 ☆ 甲子園

ここ何日か、春は近いな~と思うポカポカ陽気でしたが、
今日は一転みぞれ降る真冬の寒さが戻ってきた1日でした

ところで高校野球ファンのみなさん
センバツ甲子園スタジアムツアーというのをご存じですか
毎日新聞社主催による甲子園球場の舞台裏を巡るセンバツ甲子園スタジアムツアーです。

ネットで発見
センバツ出場校の甲子園練習が19・20日と行われますが、初日の19日の設定で
センバツ甲子園スタジアムツアーの参加募集を今日からしています。

先着順で 10時50分からと11時50分からの2コース(雨天実施)
各コース40名の募集です。

内容は、スタンドで甲子園練習参観と昼食、玉置通夫氏(甲南女子大講師)による講演(元毎日新聞運動部記者)
甲子園歴史館見学、大会関連グッズのお土産付き 参加費2700円です。

甲子園練習を観てみたい!と思っていたので、こんな機会はない!と思い、お友達を誘い申し込みしてみました
早速連絡があり19日センバツ甲子園スタジアムツアーに参加できることになりました
練習の順番と時間を考えて、佐渡→日大三高がちょうど練習観戦時間くらいになりそうなので10時50分のコースを選びました。
三高の練習が見れるかも 
一足先にセンバツ甲子園がやってきた感じです。
とても楽しみですっ

センバツ甲子園スタジアムツアー行ってみたい!!と思われる方はまだ間に合うかもしれません。

毎日jpのHPへアクセスしてみて下さいね 
http://mainichi.jp/corporate/info/news/20110303ddn012050045000c.html


待ち遠しい2011年 春の甲子園  

2011-03-03 | 2011 春 ☆ 甲子園

第83回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会の方法や開閉会式の司会者などが決まりました!
 
抽選会は15日午前9時から行われ、同一地区の出場校同士は少なくとも準々決勝まで、
東京、神奈川など同一都県から2校出場している場合は決勝まで対戦しないようにブロック、ゾーンに振り分けられます。

開会式の選手宣誓は32校の主将全員による抽選で決まります。
今春はどの高校の主将の選手宣誓が聞けるでしょう。

開閉会式の司会は高知・土佐女高校の佐藤友美さん(開会式のみ)と、千葉・小金高校の岡田紗英さんが務められます

開会式の君が代独唱は宮崎西高校の谷口まりやさんに決定しました

そして甲子園練習は19、20日 の2日間行われます。
各校30分間という短い時間ですが、待ちに待った甲子園の土の上を駆けまわる球児たちの姿が浮かびます。 

練習日程と順番は。
【19日】 
      水城・天理・九州学院・京都成章・佐渡・日大三・履正社・城南・鹿児島実
      創志学園・大館鳳鳴・北海・日本文理・報徳学園・智弁和歌山・関西

【20日】 
      国学院久我山・光星学院・波佐見・東北・静清・大垣日大・金沢・九州国際大付
      前橋育英・総合技術・浦和学院・香川西・加古川北・東海大相模・明徳義塾・横浜


センバツ甲子園まで後少し。
球児たちも準備万端、待ち遠しい甲子園でしょう


近くて遠い甲子園

2011-02-03 | 2011 春 ☆ 甲子園
          

毎日、加古川周辺で仕事をしている私。

この道は抜け道で、しょっちゅう通るんですよね~

この道にはセンバツ出場が決まった加古川北校があるんです。

実はここに加古川北校がある事に気が付いていなかった私です。

いつもは手前にある氷丘中学のフェンスに掲げてあるボクシングの西岡選手の横断幕を横目に通るのですが

今日は様子が違いました。

選抜・・・の文字に思わず反応して車を停めると、ここは加古川北校じゃありませんか

お昼間なので授業中

野球部員の姿はもちろんありませんでしたが・・・残念

甲子園のある兵庫の球児たちも近いけど、なかなか辿り着けない甲子園です。

加古川北校が決まって本当に良かったなぁ~と思い、記念に写メ撮りました

センバツが終わって加古川北校 優勝おめでとうの横断幕が見たいですね

2011年 選抜高校野球 加古川北高校 公立魂Ⅱ

2011-02-02 | 2011 春 ☆ 甲子園

秋季近畿大会 1回戦 大阪桐蔭戦 
6回表の貴重な追加点は「必然」な1点だった・・・


2010年 秋季近畿大会 1回戦

          1  2  3  4  5  6  7  8  9

加古川北   0    0  0  0    0  0  0   2

大阪桐蔭   0  0  0  0  0  0  0  0  0    0


  ~加古川北 運命の一戦 Ⅲ~

6回表、加古川北は無死三塁の絶好機をつぶしかけていた。
強攻が裏目に出て、内野ゴロで突っ込んだ三塁走者が憤死。

局面は2死一塁となり、長打でもなければ追加点は望めなくなっていた。
だが、相手がすきを見せた。
大阪桐蔭の2番手投手の4球目がワンバウンドし、捕手のミットをかすめて後方へそれた。

「自分は投手だし。相手も油断しているはず」

加古川北の一塁走者、井上真伊人は全速力で二塁をけり、迷わず三塁をねらった。
捕手がバックネット前でボールをつかんだ時、井上は既に三塁ベース手前に達していた。

果敢な走塁が動揺を誘い、続く5球目も暴投。

2点目のホームを踏んだ井上は、沸き上がるベンチに向かって拳を握った。
連続暴投で転がり込んだ2点目。

周囲の多くは幸運と受け止めた。
だが、加古川北にすれば 「必然」 の攻めだった。

近畿大会を直前に控えた10月中旬、福村順一監督は紀三井寺球場を1人で訪れた。
球場の形状やベンチの様子、風向きなどを自らの目や肌で確かめておきたかった。

目についたのはファールゾーンの広さだった。
特に本塁からバックネットまで距離があった。
フェンスの跳ね返りも小さそうだった。

「捕手が後ろにそらせば二つ(先の塁を)狙えるな」

加古川北は普段から走塁にこだわってきた。

「普通にやっていたら私学に勝てない。ただ、走ることは誰にでもできる」と福村監督。

神戸国際大付などの強豪私学がひしめく激戦区。
絶対的な能力の差を機動力で埋めてきた。

毎日の練習は、キャッチボールやランニングではなく、ベースへの滑り込みから始まる。
試合でも、攻撃的なミスなら指揮官は責めない。

秋の公式戦の盗塁数は1試合平均2.92個
左方向への安打で一塁から三塁を陥れる走者も珍しくない。

「足」で拡大する姿勢が。大阪桐蔭を追い込む1点をもぎとった。

                                       神戸新聞スポーツ記事より


2011年 選抜高校野球 加古川北高校 公立魂

2011-01-31 | 2011 春 ☆ 甲子園

   

     『 加古川北センバツへ

28日、加古川の街に春の嬉しい知らせが駆け廻りました

2008年夏の選手権大会に続き2度目の出場、センバツは初出場です。

兵庫の公立校のセンバツ出場は2004年 社高校以来途絶えていましたので

今回の加古川北校の選出は大変嬉しいものがありますね。

昨秋、秋季県大会では夏の県覇者、夏の甲子園4強の報徳学園を破り決勝の舞台まで駆け上がり準優勝。

近畿大会では、大阪1位の大阪桐蔭に完封勝利し、準々決勝 近畿覇者となった天理戦でも

最後まで諦めない全員野球でベスト8と、強豪私立に臆することなく快進撃を見せてくれました。

選出には6枠目、PL学園と競ったようですが、秋季大会準優勝・大阪桐蔭戦の勝利が大きく

甲子園きっぷを引き寄せたのでしょう。

地元紙にも「加古川北運命の一戦」と題し、近畿大会 大阪桐蔭戦での福村監督さんと都倉主将の

気持ちを現わした記事がありました。


『 2回表の衝撃 』

2010年 秋季近畿大会 1回戦

          1  2  3  4  5  6  7  8  9

加古川北   0    0  0  0  1  0  0  0   2

大阪桐蔭   0  0  0  0  0  0  0  0  0    0


「やっぱりでかいな・・」

2回表、戦闘で打席に入った加古川北の5番 都倉健司は、左肩越しにマウンドの相手投手を見上げた。

大阪桐蔭の先発は身長195センチ。

対する都倉は170センチ。

チームでは平均的な上背でも、体格差は歴然としていた。

だが、都倉は臆するどころか、トップクラスの対戦を喜んでいた。

「楽しくてし仕方ない」  まるで気負いはなかった。

都倉は2球目を思い切りよく振り抜いた。

狙っていた直球だった。

「どんぴしゃ」

真芯でとらえた打球は紀三井寺球場の空に放物線描き、左翼フェンスを軽々と越えた。

大阪桐蔭に衝撃を与えた先制パンチは、都倉にとって公式戦初本塁打だった。

試合前日、夕食前に宿舎で行ったミーティングで、福村順一監督は53人の部員を前に言った。

「自分たちの力を出し切れば、負ける要素はない」

大阪桐蔭は2008年夏に甲子園を制した全国屈指の強豪私立で、西岡  剛(現ツインズ)中田 翔(現日ハム)らの母校。

一方、公立の加古川北は同年夏に甲子園に初出場したものの初戦で姿を消している。

前評判では大阪桐蔭が優位。
                 
過去の実績の違いに、対戦校の多くが「名前負けする」

公立校とすればなおさらだ。

しかし、福村監督は大言壮語を掲げた。

「負ける要素はない」

強気な発言にも選手たちに迷いはなかった。

気持ちは大阪桐蔭と対等だった。

主将でもある都倉がいう。

「先輩たちが私学互角にやってきた。だから僕たちも『やればできる』と思うようになった」

07年夏の兵庫県大会で育英に0-1で惜敗。

同年秋の県大会は報徳に1-2

09年、10年の夏は神戸国際大付にいづれも1点差負け。

県内の名門私学と毎年のように僅差の勝負を繰り広げてきた。

就任8年目の福村監督は力を込める。

「なぜ強豪と戦え、なぜ勝てなかったのか。そういった話は生徒たちにもよく話してきた」

「ひとつひとつの積み重ねが大阪桐蔭戦につながった」

秋の県大会準決勝で、昨夏の甲子園4強の報徳学園に5-1で快勝。

大きな壁を乗り越えたナインは自信がみなぎっていた。

「大阪桐蔭のユニホームは怖くない」

先制弾を放った都倉主将はそう感じていた。

                                          神戸新聞スポーツ記事より


ひとつひとつの積み重ね・・・

加古川北の2010年7月末から同年11月末までに行った試合は練習試合、公式戦含め76試合。

51勝19負6引き分けという成績を残しています。

この多くの対戦での経験の中で 「自信」 という2文字を掴み

一気に近畿大会8強まで駆け上ってきた加古川北校。

初めての春の甲子園。

夢の大舞台に立つ加古川北高校の春を応援したいと思います


2011年 第83回 選抜高校野球 出場校

2011-01-28 | 2011 春 ☆ 甲子園

選抜出場校が決まりましたね
32校に嬉しい便りが届きました

今日は、どこの高校が決まるだろう・・・と朝からドキドキ楽しみに帰って来ました。
やはり1番気になっていたのは近畿6枠。
加古川北が入ればいいなぁと思っていたので校名を見つけてホント嬉しかたです
報徳学園は夏・春二季連続出場です
智弁和歌山、高嶋監督さんの記録が更に伸びます様に

九州では九州国際大付の校名を見つけ、苦しい時にこそ笑顔 一昨年夏の大会での納富くんを思い出しました。
そして東京では日大三高、関東では横浜も。
今年のセンバツとても楽しみです

選ばれた高校と選手のみなさん おめでとう


83  選抜高校野球大会 出場校
 
  北海道(1)    北海

  東北(2)        東北(宮城)  光星学院(青森)

  関東(5)        浦和学院(埼玉)  東海大相模(神奈川)  横浜(神奈川)  水城(茨城)  前橋育英(群馬)

  東京(2)        日大三  国学院久我山

  東海(2)      大垣日大(岐阜)  静清(静岡)

  北信越(2)   金沢(石川)  日本文理(新潟)

  近畿(6)      天理(奈良)  履正社(大阪)  智弁和歌山(和歌山)  報徳学園(兵庫)  京都成章(京都)  加古川北(兵庫)

  中国・四国(5) 関西(岡山)  創志学園(岡山)  総合技術(広島)  明徳義塾(高知)  香川西(香川)

  九州(4)      鹿児島実(鹿児島)  九州国際大付(福岡)  九州学院(熊本)  波佐見(長崎)

 21世紀枠(3) 大館鳳鳴(秋田)  佐渡(新潟)  城南(徳島)

組み合わせ抽選会は3月15日です


2011年 ☆第83回 選抜高校野球☆ 開会式入場行進曲 ♪ありがとう♪

2011-01-18 | 2011 春 ☆ 甲子園


第83回選抜高校野球大会の入場行進曲が、いきものがかりのありがとうに決まりました

you tubeに吹奏楽の「ありがとう」を見つけました。
温かい気持ちになる曲ですね。
この曲で甲子園球場を行進する選手の姿が目に浮かびます。
入場行進曲の編曲は作曲家の酒井  格 氏が手掛けられます。
どんな感じになるのか楽しみです

そして今月28日には、各都道府県高野連からの推薦118校、21世紀枠候補9校 計127校の中から32校の出場校が決定します。

21世紀枠候補9校から3校が選ばれ、選外の6校は一般選考の対象となります。

【21世紀枠候補校】
北海道    遠軽 (北海道)    北海道東北部にある遠軽町唯一の高校。極寒の厳しい環境で工夫して練習。地域との交流も盛ん。
東北       大館鳳鳴 (秋田)    1898年創立の県内有数の進学校。ボランティアで除雪作業などに取り組む。  
関東・東京 太田原 (栃木)    「質素堅実」が校訓の男子校。野球部全員が地元中学出身で、文武両道を実践している。  
北信越    佐渡 (新潟)      1896年創立の伝統校。県外遠征を積極的に実施して離島のハンディを乗り越えている。
東海     松坂 (三重)        創立100周年を迎えた進学校。グラウンドが内野しか使えず、練習試合を多数こなして克服。  
近畿     守山 (滋賀)        中高一貫の進学校。グラウンドは中学と共用のため、部員間で効率の良い練習内容を練っている。  
中国     総合技術 (広島)   開校6年目。部員の多くは工業科で、資格試験の勉強と両立。秋季中国大会ベスト4進出。
四国     城南 (徳島)        1875年創立の県内屈指の進学校。他部と共用の狭いスペース、短い時間での練習を創意工夫。  
九州     西都商 (宮崎)     口蹄疫被害を受けた西都市にある。12人の部員がチームワークと豊富な練習量で力をつけた。 

                                                                                                                       ~Sponichi Annexより~ 
 
昨秋の明治神宮大会で東京の日大三が優勝したので、東京に神宮大会枠 1枠が割り当てられます。

北海道  1 
東北  2
関東・東京 7 (関東4、東京2に加えて両地区比較で1)
東海 2 
北信越  2 
近畿  6 
中国・四国 5 (中国、四国各2に加えて両地区比較で1) 
九州 4                                

もうすぐ春  2011年  春の甲子園  どの高校が見れるでしょう。とても楽しみです