2017年の夏 球場で応援できた最後の対戦
遡ること、春季大会8強を懸けて尼崎小田と神戸国際大附属との3回戦
元気いっぱいな尼崎小田の選手たちの野球が楽しくて、
夏もう一度必ず応援に行きたい!と対戦結果を見ながらその機会をずっと待っていた。
7月19日 第2試合 その機会がやってきた。
シード校として7ブロック目に入った尼崎小田の夏の始まりは
2回戦 中盤大接戦となった洲本戦に6-5
3回戦 終盤大逆転をした加古川北に4-3と勝ち上がり4回戦へ。
また対戦校となった松陽の夏の始まりは
有馬との1回戦 雨のスタートとなり試合開始僅か2分で降雨ノーゲム。
翌々日、仕切り直しとなり9-4で勝利し、2回戦 夢前に7-0(7回コールド)
3回戦には小野工業に延長12回接戦の末 11-10 4回戦へ進んできた。
どちらも部員数は決して多いと言えないチームで、スタンドの選手たちも数えられるほど。
華やかなブラスバンドも居ないけれど、それに負けないくらい明るくて溌剌とした
元気いっぱいな姿を魅せてくれた両チームの選手たち。
5回戦進出を懸けて、初回から激しい戦いになりました。
第99回 全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 尼崎小田vs松陽 ~夏の終わりに~
先攻は尼崎小田 先発 井畑投手(7)
後攻 松陽 先発 福田投手
スターティングメンバーです。
先手を取ったのは1回表 尼崎小田の攻撃
1番坂本選手が四球を選び先頭が出塁すると、
盗塁と2番近藤選手が送り1死3塁
先制のチャンスに注目の3番大東選手
先に書いた春の県大会で、尼崎小田っていいチームだなぁ~と
思ったきっかけになったのが大東選手の全力元気だった。
とにかく元気いっぱいな野球をする選手で、ボールの行方も見逃してしまうくらいこの選手には注目してしまう。
打席に向かうだけで何だかワクワクする気持ちが湧いた。
1B1Sからの次球、スクイズを決行するが惜しくもファウル
次球もファウルとなり、さぁ~どうするかな・・・と楽しみで仕方ない場面。
初回というのにこの泥だらけのユニホーム姿が何かいいんですよね~
大東選手の野球する姿には惹かれるものがあるのです。
ヒッティングに切り替えレフトへ先制タイムリー!
本当のところどんな選手なのか?は試合を通しての見た目だけなので分からないけれど、
小ワザがダメなら大ワザがある!みたいな大東選手の前向きさを感じる先制点に笑顔になれた。
この後、松陽の好守備がみられ三振ゲッツー!
大きく動いた松陽の初回の攻撃へ
ベンチプレイヤーたちも一所懸命なサポートプレイを魅せてくれています。
背番号15選手は特に印象深くその姿が記憶に残ります。
松陽の選手も元気いっぱい!パワーいっぱい!驚く攻撃力を魅せてくれた。
まずは1番谷選手がライト前ヒットできっかっけを作る。
続く2番肱岡選手 レフト前ヒット!2連打で無死1、2塁
3番八木選手の犠打にミスを誘い、谷選手が一気にホームへ!
直様、試合は振り出しに・・・松陽の勢いが着いた。
無死1、3塁となり4番立岩選手のセンター前ヒットで勝ち越し!2-1
さらに、5番福田選手の打球は三塁線を抜けるタイムリー2ベースヒット!3-1
この後、6番北野選手をセカンドフライ
7番岸田選手 セカンドゴロから三塁ランナーを挟み2死2、3塁となるが、
8番中本選手のライト前2点タイムリーで5-1と大きく突き放した。
この選手は誰より元気!!
2回表 尼崎小田の攻撃は、先頭5番玉木選手をサードゴロに取り1死
6番井畑投手のセンター前ヒットが飛ぶが
ここでも松陽の好守備がみられショートゴロからWプレイ!
2回裏 松陽の攻撃
早くも二巡目に入り1番谷選手 ライト前ヒットで出塁したところで
尼崎小田は井畑投手からエース窪田投手へ継投
後続三者を抑え3回の攻撃へ
2番肱岡選手 キャッチャー前へ犠打 1死2塁
3番八木選手を三振に、4番立岩選手をレフトフライに
3回表 尼崎小田にも大きな反撃の時がやってきた
先頭は継投した8番窪田投手 セカンドゴロに捕り1死
9番山下選手、1番坂本選手、2番近藤選手の三者が連続四死球で1死満塁
1死満塁 大きなチャンス!
しかし松陽の守備は固い!3番大東選手のサードゴロに惜しくもホームでアウト
2死満塁と替り 4番三宅選手をサードゴロに
3回裏 松陽の攻撃
1死満塁を守り切り攻撃にも勢いが止まらない。
先頭5番福田選手がセンター前ヒット!
6番北野捕手が送り、続く7番岸田選手のセンター前ヒットで1死1、3塁を作ると
8番中本選手が初球をスクイズ!見事に決まり6-1
2死2塁 9番隅部選手をショートゴロに
4回表 尼崎小田の攻撃
1死から6番井畑投手 ライト前ヒット!
7番石橋選手の犠打で2死2塁と攻めるがサードゴロに
4回裏 松陽の攻撃
先頭1番谷選手が四球を選び、2番肱岡選手の犠打
4番福田選手の四球で2死1、2塁とするがサードゴロに
5回表 尼崎小田の攻撃を三者で抑え、松陽 裏の攻撃へ
先頭6番北野捕手がセンター前ヒットでチャンスメイクすると
7番岸田選手がライト線へタイムリー3ベースヒット!7ー1
8番中本選手をファースト玉木選手のナイスファイトでファーストフライ
仲間の懸命なプレイに力もらえますよね。
9番隅部選手をセカンドゴロに取り2死3塁
打席にはここまで2安打1四球の1番谷選手 センター前へタイムリー!
中盤大きな2得点が入り8-1 後半戦へ
6回表 尼崎小田の攻撃
このチームの9回最後までどうしても観たい!
そのためには、まず1得点!そう思いながらこの回はビデオを回した。
先頭3番大東選手の打席
1死 4番三宅選手の打席
三宅選手が四球を選び1死1塁
5番玉木選手、6番井畑投手、7番石橋選手の打席
三宅選手、玉木選手の四死球、井畑選手の打球にはミスを誘い1死満塁のチャンス
しかし、松陽の守備はやはり固い!
スクイズに三振、三本間へ挟み三者残塁に取る。
6回裏 松陽の攻撃を三振、セカンド、ショートライナーに取り7回表 尼崎小田の攻撃へ。
スタンドでは先輩だろうか・・・先頭に立ち大きな声援で盛り立てる姿に胸が熱くなった。
7回 尼崎小田の攻撃もビデオに残すことにした。
スタンドの元気いっぱいな応援プレイにも注目して見てあげて欲しい。
松陽の元気!や、攻守ともに勢いのある攻めは素晴らしかった。
勝利を讃えてスタンドの選手たちが肩を組んで校歌を歌う姿に温かさを感じるチームだった。
この後、松陽は5回戦へ進み、この夏 優勝を飾った神戸国際大附属との対戦で夏を終えた。
尼崎小田の夏の終わりを見届けた。
もっと観たい!また観たい!と思わせてくれた尼崎小田の選手たち。
夏の終わりはやはり寂しい。
残る2イニングを観れなかったことはとても残念であったけど、でもそれでも
7イニングの中に尼崎小田球児らしい精一杯の頑張りを魅せてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。
野球って本当楽しい!と改めて思わせてくれたいいチームでした。
3年生選手たちは高校野球終わってしまったけど、
その明るさや前向きさ、ひとつのことを「一所懸命」にすることの大事さを忘れず、
これからの道でも、人の心を惹きつける人になっていってもらいたいなと思います。
両チームの選手のみなさん ありがとう。
3年生選手のみなさん 高校野球お疲れさまでした。
この対戦が球場で応援できた最後の対戦となりました。
開幕戦から記録を残しながら観させていただいた対戦、
カメラも置いてじっくり観させていただいた対戦、
また、テレビ中継で観させていただいた対戦もありました。
多くの感動、思い出をもらった2017年 熱い夏でした。
また、この夏 高校球児の夢を支えて下さっている審判の方からも感動をもらった一場面があります。
それはテレビで観戦した市川と東播磨との対戦でのこと。
試合開始直後、先攻の東播磨の攻撃
1番池内選手が打った打球はショートへ飛びファーストへ送球されました。
その際、池内選手と一塁手の柴田選手が交錯してしまい、
怪我などは無く大事には至らず良かったのですが、一塁審判の山口さんが、
柴田選手の腕やユニホームの土を拭って下さる姿に高校球児への愛情を感じました。
時には劣勢に立たされているチームのベンチまで駆け寄り、
頑張ろう!と笑顔で声をかけられる審判さんも見かけます。
高校球児にとって大切なこの瞬間を見守り、一緒に戦ってくれる審判さん
高校球児の一番の見届け人かもしれませんね。
こういう優しさに支えられている高校野球、感謝の気持ちを忘れずプレイして欲しいですね。
また、尼崎小田と松陽の対戦では7回のビデオにも残っていますが
勝利の校歌を歌い終えた後、松陽の選手が全員で尼崎小田ベンチへ向かい一礼を尽くす姿がありました。
多くの対戦を観ますが、勝利したチームの選手が相手ベンチへ
全員で礼を尽くす姿は見かけたことがありません。
勝った敗れたではなく、勝っても敗れても互いに力尽くして戦った同志。
素晴らしい姿を魅せてくれました。
見守る愛情あり、礼を尽くす姿勢あり、改めて高校野球って素敵だなと思う夏でした。
ご縁あり、この後 尼崎小田 新チームの秋も観戦させていただきました。
頑張りが認められ、来春選抜21世紀枠に兵庫県推薦校として選ばれました。
近畿地区からの候補校としては残念ながら選出に至りませんでしたが、
兵庫県推薦校に選ばれたことは、秋の成績だけではなく
先輩たちから受け継がれているこのチームの魅力、
人の心を引き寄せる野球ができていることの証のようで本当嬉しかったです。
もうすぐ春
尼崎小田球児の元気野球を魅せれるように残る冬を頑張って下さい。
また春、兵庫球児の野球を多く観られることを楽しみに・・・
2017年 蘇夏
兵庫球児のみなさん ありがとう。
ひとつの山場 村野工業と明石商業との4回戦
3回 明石商業が1得点を先制
4回 4つの四死球、5安打で7得点のビックイニングをつくり、
5回には見事なスクイズで得点を重ね9-0と明石商業が大きくリードをとった前半戦。
前半戦の様子です。
2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~前半戦
大きく開いた得点差に村野工業の残されたイニングもよぎる・・・
まずは1得点 得点差を縮めて9イニング最後まで観たい!
そう願い・・・
そろそろ後半戦が始まろうとする時、ベンチ前では
田中選手が打席に入る準備をする姿が目に入り思わず笑顔になれた。
スタンドのみんな気付いているかな・・・
田中選手の登場に、ベンチもスタンドもみんなきっと元気になれる。
後半戦の始まりです。
6回表 村野工業の攻撃
先頭は9番代打田中選手
田中選手の打球はセンターへ飛びセンターフライ
最後の打席も記憶に残る田中選手らしいフルスイング!最高だった!!!
今までの道才組をずっと観てきたから・・・分かる。
きっとどこかで「らしく」チャンスを作るはず。
そんな気持ちが私にはあった。
そのきっかけを作ったのは1回戦から・・・いや秋も春も
数々の頑張りを魅せてくれた1番奈良選手 レフト前ヒットで出塁!
繋いで欲しいと願いに2番小滝選手も応えてくれた。
初球をセンターへ返し1死1、3塁
「らしく!」1、2番で作ったチャンスにワクワクした。
しかし・・・3番中根選手のピッチャーゴロに加田投手の好フィールディング
三本間に挟み2死2、3塁
4番吉村捕手
ピッチャーゴロに捕り6回裏 明石商業の攻撃へ。
6回裏 明石商業の攻撃
先頭4番右田選手のセンター前ヒット、5番山本捕手がフルカウントからレフト前ヒット
2連打、山本選手の盗塁で無死2、3塁 勢いは止まらない。
この後、6番後藤選手をショートフライに捕り1死2、3塁
7番来田選手の打球はセンターへ
村野工業の夏の終わりを告げる一打となった。
10-0(6回コールド) 明石商業が圧勝 5回戦へ進出した対戦でした。
こうして振り返ると、明石商業の得点機にはどのイニングにも先頭が出塁していて、
取るべき時に得点を得る攻撃ができているところに、さすがだなの一言だった。
この後、明石商業は3度目の挑戦 神戸国際大附属との決勝の舞台へ上り準優勝を飾った。
100回目の夏 頂点を目指す。
道才組の夏が終わった。
悔しすぎる夏の終わりになってしまったが、1回戦から「らしく!」をたくさん魅せてくれたこと、
そして、この夏2度も全力校歌を聴かせてもらい感謝しかない。
同じ場所から見届けた1度目の夏の終わり、
対戦校の仁川学院の監督さんが自校の選手たちに
「村野工業の応援素晴らしかったよな!村野工業の分まで一日も長く」と
スタンドの選手たちの頑張りが心響いていたことが凄く嬉しかったことを思い出す。
あの時みたいに、この夏スタンドに響いた応援プレイは
仲間にも、きっとたくさんの人に届いているはず。
村工球児らしい応援プレイだった。
ベンチワーク、ボールボーイ サポートする選手たちの姿も心に残る頑張りだった。
それぞれの場所で頑張った夏、私に多くの記憶を残してくれた。
道才組のみんなには色々な想いがある。
良い意味で個性的で明るいみんなには、昨夏にはその明るさに気持ち助けてもらったり
この一年本当に楽しく、たくさんのワクワクした気持ちをもらった。
夏の記憶を残すと同時に、また新たなサヨナラが生まれるようで
ここに辿り着くのが寂しすぎる気持ちが大きくてなかなか書けなかった。
3年生の夏の終わりは、いつの時も大きな寂しさがある。
特に一年を通して多く近くで観てきた道才組のみんなの野球が観れなくなることは
随分時が流れたが今も寂しく思うし、できるならもう少しもう一度観たいと思う。
叶わないことだけど・・・。
3年生の高校野球は終わってしまったけど、最後の夏、この試合の中で
「あいつのために」
志水選手だけじゃなく、みんなが思って挑めた夏だったのでは。
「メンバーに入れなくても、応援を本気でやればチームのためになる、最高の応援をする」
と言った選手も居た。
監督さんがみんなに感じて野球をしてもらいたいといつか話されていた
「仲間のために必死になれる自分」を見つけられた夏。
そう思って行動した選手、それを感じながら頑張れた選手、
どちらにとっても仲間という存在の大事さを感じられたことは、
勝ち負け以上の宝を得た素敵な夏だったのではないかと思う。
夏の終わり・・・
敗れた辛さ悲しさだけじゃなく、選手が頑張った分だけ多くの感動が多くの人へ届く。
最後もみんならしい大っきい笑顔が心の中に残ったことで心救われました。
見届けて良かったと思える3年目の夏でした。
もうすぐ3年生は巣立ちの時を迎えますね。
辛いこと、悲しかったこと、楽しいこと、嬉しかったこと
たくさんあった高校野球、高校生活だったと思うけど、
村工球児らしく!道才組らしく!
全てを良い思い出に持って、大きな笑顔で新たな道の扉を開けていただきたいなと思います。
道才組のみんな 最高の一年をありがとう。
道才組のご父兄のみなさん 一年ありがとうございました。
そして最後になりますが、
道才投手 2017年 兵庫県高校野球連盟優秀選手選出おめでとうございます
思い出します・・・
怪我をして戦列から離れたこともあったよね。
倉庫で一人練習ボールの補修をしていた時の顔はマウンドとは別人で
心大丈夫だろうか・・・と心配になった1年生の冬。
2年生の秋
「楽しすぎた秋、これ以上の楽しさが今は分からない」と言った言葉に先が楽しみになり、
夏へ向けて走り出した春。
最後の夏 最後のマウンドに立つ道才投手は今までで一番いい顔してました。
我慢し努力し頑張ってきて良かったね~!
4年後の夢を追いかけて大学でも努力の人で頑張って下さい
また、明石商業 倉見選手も優秀選手選出おめでとうございます
次の道は知らないのですが、これからも1番バッターらしくぜひ頑張ってもらいたいなと思います
両校の選手のみなさん ありがとう。
3年生選手のみなさん 高校野球お疲れさまでした。
やっとここに辿り着いて言えたお疲れさま
・・・ホッとした。
今夏、4年目の夏 中根組を見届けられるよう私もまた前へ進んでいこうと思います。
7月19日 清々しい夏空広がる明石トーカロ球場
第1試合に村野工業と明石商業との4回戦が組まれた。
いつも試合開始前1時間は早く到着するように余裕を持って出発するが、
この日は逸る気持ちからか・・・予定より早く出発したものの事故だったか
大渋滞に巻き込まれてしまいギリギリの到着となった。
それでもシートノック開始には間に合い、今日も笑って帰りたい・・・
そう思って、この対戦は初めからいつも観る場所へ座らせていただいた。
両校2回戦が初戦の夏の始まり
村野工業は2回戦 夢野台に8-3、3回戦 鳴尾に5-1で勝利し4回戦へ進出。
明石商業は新チームとなった2016年秋県大会
県を優勝し選抜へ出場した神戸国際大附属との3回戦 延長11回3-4で秋を終え
報徳学園が優勝した2017年春県大会では育英との3位決定戦を対戦し4強。
選手権では92回大会から96回大会までの5大会全て8強
160チーム以上ある兵庫の中でそれだけでも凄いこと。
97、98回大会には2年連続の準優勝を誇る。
この2大会には中学からよく知る選手が居たこともあり明石商業の夏も追いかけてきた。
今度こそ・・・秋、春の悔しさを持って挑む夏
2回戦 須磨東に13-3(7回コールド)、3回戦 豊岡に6-0と快勝し4回戦へ。
夏の記憶を残す時まで撮影した写真は見返さないのですが、
この試合は書き出す前にあの日に残した写真を開けてみた。
カメラとは不思議な道具で・・・
撮る側、撮られる側 両者の気持ちが映る。
自分の気持ちの揺らぎを感じるものばかりだった。
写真を見終えて少しまた気持ちが苦しくなってしまったが、残すことに意味がある・・・
そう思うので、この対戦もあの日に戻りたいと思います。
第99回 全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~前半戦
両チーム スターティングメンバーです
村野工業 先発 道才投手
明石商業 先発 加田投手
村野工業の5回までを振り返る。
1回表
1番奈良選手 加田投手三振の立ち上がり
2番小滝選手をサードゴロに
2死から3番中根選手がセンター前ヒットで出塁するも山本捕手ナイススロー!
盗塁を阻みスリーアウト
2回表
4番吉村捕手 5番道才投手をショートゴロに
6番肥塚選手
2Bからセンターオーバーの特大ヒット!
あの鳴尾戦での攻めたフルスイングに、やっぱり繋がったと嬉しい一打だった。
そしてこの一打は肥塚選手の高校野球最後のヒット
またひとつ私の中に大きく記憶に残る一打が生まれた。
肥塚選手は三塁を狙うが返球が勝り惜しくも阻まれる。
3回表
先頭は7番志水選手 レフトフライに
8番海津選手がレフトヒットで出塁するも三振、セカンドフライに
4回表
2番小滝選手 ファーストゴロに
3番中根選手の打球にはミスを誘い、4番吉村捕手の進塁打
初めて2塁へランナーが進み2死2塁 5番道才投手をセカンドフライに
5回表には三振、セカンドゴロ、ピッチャーゴロと加田投手の好投が続いた。
一方、対照的な隙のない攻撃が観られた明石商業の5回までを振り返る。
1回裏
1番倉見選手をレフトフライ、2番田淵選手をライトフライに捕り2死
3番藤本選手が粘りの四球
ファウルにレフト余田選手がナイスファイト!
4番右田選手をファーストファウルフライに
2回裏
先頭5番山本捕手 ショートフライに
6番後藤選手が内野安打で出塁
7番来田選手のセカンドゴロにWプレイ!
2回までは両チーム1安打づつ、守備でも良いプレイが観られました。
試合が動いたのは3回裏
先頭8番宮下選手のセンター前ヒットがチャンスメイク!
PBで二進、9番加田投手の犠打で1死3塁
1番倉見選手 死球で出塁
2番田淵選手
吉村捕手のファイトプレイが観られた。
田淵選手の思い遣りプレイも素晴らしい。
エンドランにミスを誘い宮下選手が先制のホームへ。
その後 三振、センターフライ 1得点を先取した3回の攻撃でした。
ビックイニングを作った4回裏
先頭5番山本捕手がレフト前ヒットで出塁すると、6番後藤選手が初球を送る。
7番来田選手が死球、8番宮下選手2安打目 センター前ヒット!
1死満塁となり9番加田投手
初球スクイズを試みるもファウルとなるとヒッティングに切り替えセンター前へ2点タイムリー!
1死1、3塁 1番倉見選手がスクイズを試みるも結果四球を選び再び1死満塁
2番田淵選手を三振に取り2死満塁となるが、3番藤本選手が死球押し出しで1得点。4-0
2死満塁は続き4番右田選手 四球押し出し 5-0
続く5番山本選手 初球をレフト前へ2点タイムリー!7-0
さらに6番後藤選手 ライト前へ連続タイムリー!8-0
ここで道才投手からライトを守る志水選手がマウンドへ。
志水選手が投手をするということを聞いてはいたけど、
春から練習試合も観れていなかったので志水投手を観るのは初めてのことだった。
道才投手はファーストへ
もう一度マウンドに戻ってくるかもしれないな、戻ってきて欲しいな・・・そう思った。
公式戦初登板で2死1、3塁の場面
投球準備が無い中での継投は難しいものもあったと思うけれど
志水選手なら託された場所で「熱男」を魅せてくれるだろうと頼もしさも感じた。
この時の志水「投手」の心の声は後に新聞記事で聞かせてもらった。
「あいつのために流れを引き戻す」
打席には7番来田選手
Bが3つ先行し、私にも緊張が走ったがセンターフライに捕り猛攻を切った。
気持ちを感じる5球だった。
しかし7得点を挙げた4回 大きな8得点差となった。
5回裏
先頭は8番宮下選手、9番加田投手の打球にはミスが重なり無死1、3塁
1番倉見選手がサード前へ絶妙なスクイズで1得点を追加 9-0
ここで再び道才投手がマウンドへ
道才投手の再登板にふとベンチの監督さんへ目を向けた。
「精一杯頑張って来い」
そんな監督さんの心の声が聞こえたようで前が見えなくなってしまった。
道才投手の大好きな言葉「自分らしく」 どう自分らしく表現するかな・・・
大きくひとつ深呼吸をする姿が印象に残っている。
1死2塁 ピッチャーフライ、三振に取り切り抜けた。
大きく上がったピッチャーフライ サード肥塚選手が懸命に追ってくる。
4回に起こったファウルフライの不運
グラウンドにポケットが空いていたかのように足を止められてしまった。
そこから猛打の7得点。
あの一球の悔しさがこの懸命な守備に現れていたように思った。
前半が終了し9得点の差を持って後半戦へ
まだ5回 まだまだある・・・
今までの道才組をずっと観てきたから・・・きっとどこかで「らしく」チャンスを作るはず。
そんな気持ちが私にはあった。
私の前方にあった美安選手のお父さんの後ろ姿にも、
まだこれから!一枚でも多く選手たちの記憶を一緒に残そう!そう思ったことを記憶している。
そろそろ後半戦が始まろうとする時、
ベンチ前では田中選手が打席に入る準備をする姿が目に入り思わず笑顔になれた。
スタンドのみんな気付いているかな・・・
大きく開いた得点差に残されたイニングもよぎる。
まずは1得点 得点差を縮めて9イニング最後まで観たい!
そう願い後半戦の始まり・・・
後半戦の様子は2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦 村野工業vs明石商業~3年目の夏~後半戦
各ブロック2回戦よりシード校の初戦が始まり勝ち進む中、
5回戦へ進出するためのひとつの山場となる4回戦へどのチームが進めるか・・・
7月17日 晴天のウインク姫路球場 2回戦 夢野台に8-3で勝利した村野工業と
姫路商業に9-0(7回コールド)で勝利した鳴尾との3回戦が行なわれました。
ウインク姫路球場で村野工業の試合を観るのは初めてで新鮮な気持ちがした。
村野工業の夏を追いかけて3年目、1年目は仁川学院との3回戦、2年目は甲南との2回戦で夏が終わった。
3年目、先輩たちの夏を超えられるか・・・超えて欲しいと願う3回戦。
鳴尾は今チームまで通して初めて応援するチームです。
鳴尾の夏を振り返ると、昨夏は2回戦 村岡に7ー0(7回コールド)好発進するも3回戦 豊岡に夢託すことになった。
一昨年の夏は1回戦 相生に6-0で勝利
2回戦 同ブロック5回戦へ進出した姫路南に1ー9(7回コールド)で夏が終わった。
96回大会では3回戦 西脇に4-11、95回大会は2回戦 尼崎小田に2-3と4回戦進出の壁は高かった。
遡ること94回大会 滝川第二が兵庫代表となった年
2回戦 市立伊丹に9-2(7回コールド)、3回戦 舞子に4-3の接戦で勝利し
決勝へ進出した加古川北と4回戦を対戦し1-2 惜しくも4回戦進出はならず以降3回戦の壁を超えていない。
鳴尾にとってもひとつの山場となる大事な3回戦となったこの日に戻ってみたいと思います。
第99回 全国高校野球選手権兵庫大会3回戦 村野工業vs鳴尾~3年目の夏~前半戦
3塁側 村野工業のベンチ 最前列の3年生の近くでシートノック時の応援メドレーを観させていただきました。
先攻 村野工業 今日も全力校歌とスターティングメンバーです。
後攻 鳴尾 初めて聴く校歌、スターティングメンバーです。
3回戦もスタートは3塁側で観戦させていただきました。
姫路球場のこの位置で観るのは初めてでかなり落ち着かない・・・
カメラから観る光景に違和感があったのもあり村野工業の1、2回と一巡までビデオで残すことにした。
1回表 村野工業の攻撃
鳴尾 先発は新保投手(10)
1番奈良選手
2番小滝選手
3番中根選手
4番吉村捕手
1番奈良選手が死球で出塁!
2番小滝選手のショートゴロで1死2塁
3番中根選手のセンター前ヒット!で1死1、3塁先制の大チャンス!
4番吉村選手のショートゴロにWプレイ!
1回裏 鳴尾の攻撃
村野工業 先発は吉田投手(11)
1番葉田選手の打球にミスを誘い先頭出塁!
2番木村選手の初球をキャッチャーフライに
3番宮嶌選手のセカンドゴロに村野工業もWプレイ!
2回表 村野工業の攻撃
5番道才投手
6番肥塚選手
7番志水選手
8番海津選手
5番道才投手・・・・・・応援に目を向けていたら打ってしまった~><;センター前ヒット!
6番肥塚選手を三振に、7番志水選手がレフト前ヒットで繋ぎます。
8番海津選手の打球はショートゴロからWプレイに!
鳴尾は1、2回 先制を阻む軽快な守備を魅せてくれました。
ちょっとここで・・・
やっぱり落ち着いて観れないので移動することに。
守備交替の間にダッシュで1塁側へ~
2回裏 鳴尾の攻撃
4番植野選手の打席 目を切ってしまってどうなった?とにかく1死~~:
5番安井選手をセカンドゴロ、6番平田選手を三振に
3回表 村野工業の攻撃
9番吉田選手の打席
1死から1番奈良選手のレフト前ヒット、2番小滝選手が四球を選び無死1、2塁
3番中根選手の打席、奈良選手 小滝選手 Wスチールで無死2、3塁 チャンス拡大!
中根選手の打球はセカンドへ 奈良選手が還り先制!1-0
さらに2死3塁 小滝選手を還したいところ・・・4番吉村捕手をライトフライに
3回裏 鳴尾の攻撃
7番小泉選手、8番潮崎選手をセカンドゴロに
9番には代打濱田選手 サードゴロだったか・・・?
吉田投手ここまで3イニング全て三者で抑える好投を魅せてくれています。
4回表 村野工業の攻撃 大きな場面がやってきます。
鳴尾は新保投手から渡邊投手へ継投
先頭は5番道才投手をファーストフライに捕り1死
6番肥塚選手 レフト前ヒットで出塁すると、7番志水選手の送りバントにミスを誘い1死1、2塁
続く8番海津選手のライト前ヒットで1死満塁の大チャンス!
中盤に差し掛かり村野工業はここの追加点はかなり大きい、鳴尾は絶対抑えたいところ・・・
注目の場面に9番吉田投手
初球スクイズを決行!
しかし鳴尾は初回からの堅守 大きな場面ここもWプレイを取りまたまた好機を阻みます。
4回裏 鳴尾の攻撃
1番葉田選手の打球に送球が逸れ先頭出塁
2番木村選手の犠打で進めるも、3番宮嶌選手を三振、4番植野捕手をセンターフライに
5回表 村野工業の攻撃
1番奈良選手 死球で出塁
2番小滝選手の打席 奈良選手が二盗を決めますが、小滝選手の打球はファーストライナー
奈良選手は戻れず これは仕方なかったなぁ・・・
2死ランナー無くなり3番中根選手が四球で出塁すると
4番吉村捕手の打席に盗塁、さらにWPで三進2死3塁を作ります。
4番吉村捕手チャンスです!吉村捕手も四球を選び2死1、3塁
5番道才投手もチャンスです!
今度こそ追加点を取りたい場面 道才投手の打球はレフトへタイムリーヒット!2-1
ここまで何度も阻まれてきたチャンス 遂に動き出します。
さらに6番肥塚選手もナイス選球 四球を選び2死満塁
7番志水選手もっと大チャンスです!
志水選手の打球もレフトへ飛び2点タイムリー!
中盤大きな3得点が入ります。4-0
鳴尾はショートを守る宮嶌選手をマウンドへ。
2死2、3塁 8番海津選手 田中選手が海津選手のもとへ
海津選手をサードゴロに取りスリーアウト。
5回裏 鳴尾の攻撃は、先頭5番安井選手がチーム初ヒット!
ライト前ヒットで出塁するも後続をキャッチャーフライ、二者連続三振に。
6回表 村野工業の攻撃は宮嶌投手ナイスピッチ!三者連続三振に。
吉田投手
その裏 6回 鳴尾の攻撃
先頭9番佐藤選手の四球、1番葉田選手、2番木村選手
2本のバント安打で無死満塁 反撃のチャンスがやってきます。
何とか繋ごう!と気持ち感じる木村選手の打席
道才投手 懸命なプレイ!
3番宮嶌投手へ三振を取り1死満塁 4番植野捕手を迎える。
落ち着きたいところ吉村捕手がマウンドへ。
植野捕手はストレートの四球を選び押し出しで1得点を還します。4-1
ここまで3安打と好投を魅せてきた吉田投手でしたが、流れを渡さないための選択
エース道才投手の登場です。
1死満塁のチャンスとピンチは続き6番平田選手の打席 初球をショートゴロ
海津選手が自らセカンドベースを踏みファーストへ送球!Wプレイ!
鳴尾は待望の得点、村野工業は1得点は与えてしまったものの良い形で攻撃へ移ります。
7回表 村野工業の攻撃
先頭3番中根選手の打球はミスを誘い、4番吉村選手の打席
盗塁とPBが重なり中根選手が三進 無死3塁
5回と同じような展開に・・・
吉村捕手の1本が観たい!そう思った瞬間打球は大きくセンターへ!5-1
ただただ嬉しかった。
5番道才投手が送り、6番肥塚選手を三振に
2死2塁 7番志水選手が繋いでくれるはず!楽しみな打席がやってきた。
志水選手の打球はセンターへ飛び、吉村捕手が二塁から猛ダッシュ!
センター潮崎選手の送球と僅差だった・・・惜しくも本塁タッチアウトに。
見応えある攻めの走塁、攻めの送球でした。
7回裏 鳴尾の攻撃は道才投手圧巻の三者連続三振に。
7番には代打夏山選手が入りました。
8回表 村野工業の攻撃
先頭8番海津選手が2本目 レフト前ヒットで出塁!
9番には6回よりレフトへ入った余田選手の初打席
海津選手を送ろうとするが鳴尾4つ目のWプレイ!
先頭に戻り1番奈良選手 初球をサードへ前へ
この判定、最終スコアーボードのHとEの数が合わない・・・
この打球が内野安打なら最終 村野工業H14、鳴尾E2
この打球がEならば最終 村野工業H13、鳴尾E3のはず(最終スコアーボードH13E2)
Hは増えずEも増えず・・・内野安打でもなくEでもないようだ???
とにかく奈良選手が再びランナーとなり2番小滝選手
奈良選手が3つ目の盗塁を成功させ2死2塁
小滝選手の打球はレフトヒット!本塁を狙った奈良選手でしたが
今度はレフト平田選手が好返球を魅せ本塁タッチアウト。
その裏 8回 鳴尾の攻撃には7回から四者連続となる三振
サードファウルフライ、ショートゴロ 2イニング連続三者で抑える。
9回表 村野工業の攻撃
3番中根選手のライト前ヒットと盗塁、4番吉村捕手の死球、盗塁で1死2、3塁を作り
6番肥塚選手の打席には中根選手がこのイニング二つ目の盗塁
吉村捕手も決めWスチールでチャンスを広げます。
肥塚選手へは三振、7番志水選手をセカンドゴロに
印象に深く残る肥塚選手の打席
初球ストライクで吉村捕手が盗塁を決めてからフルカウントに持ち込み、ふたつファウルの末の三振だった。
もちろんヒットがベスト、しかし攻めの三振は次へ繋がるはず。
7回の打席もこの打席も、監督さんの表情に 「攻めた結果!それでいい!」と言っているように私には思えた。
4得点を追う9回裏 鳴尾の攻撃
ビデオで残しました。
鳴尾の最終回
3番宮嶌投手を三振に、4番植野捕手をセンターフライに。
5番安井選手が右中間へ3ベースヒット!代走に澤選手(19)が入りました。
2死3塁 最後は手を出させない三振に。
吉田投手、道才投手の好投光るリレーで村野工業が4回戦へ進出した対戦でした。
鳴尾は惜しくも4回戦進出となりませんでしたが、鍛えられた守備力を発揮し
最終回には意地の3ベースヒットで粘りも魅せてくれた素晴らしい一戦でした。
鳴尾の選手のみなさん 3年生選手のみなさん 改めてお疲れさまでした。
村野工業は4回戦 走り続けている明石商業との対戦となりました。
この対戦のバックネットではその明石商業の選手、狭間監督さんの姿がありました。
2日後、5回戦進出を懸けて・・・試合の様子は次のページで残します。
前半戦、初回 夢野台にタイムリー、ホームランも飛び3得点を先取しスタートダッシュした始まりでした。
空気一変する中、村野工業が反撃開始。
2回 1番奈良選手の走者一掃タイムリーで逆転に成功すると、
3回 道才投手が2ベースヒットでチャンスメイクし、6番肥塚選手のタイムリー3ベースヒット
4回には1番奈良選手のソロホームラン、5回には6番肥塚選手の2ランホームランで5得点差をつけ後半戦へ。
前半戦の様子はこちら
2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 村野工業vs夢野台~3年目の夏~前半戦
後半は村野工業スタンドを正面に、一塁側 夢野台スタンドの近くへ移動し観戦させていただきました。
いつも観る場所は、やはり落ち着いて観ることができます。
村野工業は2回の反撃から毎回得点を重ね流れを掴んでいた。
この流れで押し切るか・・・
夢野台は初回の勢いを取り戻し巻き返しが観られるか・・・
8ー3から後半戦のスタートです。
2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 村野工業vs夢野台~3年目の夏~後半戦 観戦記
6回表 村野工業の攻撃
先頭は8番海津選手がレフト前ヒット!
9番余田選手をレフトフライに捕り、1番奈良選手の打席
海津選手が盗塁を仕掛けますが永春捕手にまたまた阻まれます。
2死となり奈良選手をレフトフライに。
6回裏 夢野台の攻撃
夢野台も先頭7番桝村選手がレフト前で出塁!8番永春捕手を三振に
9番日野投手の初打席 ファースト前に送り2死2塁
しかし道才投手踏ん張り1番山本選手をセンターフライに。
7回表 村野工業の攻撃
先頭2番小滝選手 フルカウントから四球を選び出塁!
3番中根選手への3球目 小滝選手盗塁成功 無死2塁のチャンス!
中根選手のライトフライに1死3塁を作るも、4番吉村捕手の打球はショート正面
惜しくもショートライナー
ライト津田選手 よく捕りました!
2死3塁と替り、5番道才投手 初球をショートゴロに。
7回裏 夢野台の攻撃
先頭2番立岩選手をライトフライ、後続二者を連続三振に。
8回表 村野工業の攻撃
先頭は肥塚選手
当たっている肥塚選手には厳しいところに攻め三振に。
フルスイングで応えます。
続く7番志水選手がライトオーバー2ベースヒット!
志水選手はここまで四球センターフライ、三振の3打席
4打席目にし志水選手らしい一本が飛び嬉しかった。
スタンドの選手たちにも大きな笑顔が湧きました。
ムードメーカーの志水選手の出塁 繋げて行きたい終盤です。
8番海津選手
センターフライで志水選手を三塁へ進めます。
続く9番余田選手に替り代打田中選手の登場です。
田中選手が登場するとベンチもスタンドもみんな湧きますよね。
私側からは田中選手が準備している様子が伺えますがスタンドからは見えないベンチ。
田中選手が打席に入りスタンドに目を向けると・・・母の祈り
嬉しさとドキドキとハラハラと・・・
息子の夏の初打席に色んな想いで背中を見ておられたことでしょう。
今でもこの一枚を見ると親の想いに涙が溢れます。
残せて良かったと思う一枚です。
ベンチからもスタンドからも田中選手へ大きな声援 田中選手はフルスイングで応えます。
田中選手はフルカウントから四球を選び出塁!2死1、3塁 チャンスを広げます。
田中選手の代走に魅力な足を持つ田口選手が入ります。
ベンチでは監督さんが田中選手の活躍を讃えて迎え入れておられました。
ポンッとひとつ、ナイス四球!と声を掛けられたのでしょうか。
そして、1番奈良選手の打席 田口選手が盗塁を決め役割を果たします。
2死2、3塁と攻めますが日野投手も踏ん張り三振に。
8回裏 夢野台の攻撃
5番猪腰選手 初球をショートゴロ、6番山下選手を三振
7番桝村選手をセンターフライ 2イニング連続で三者で抑えます。
9回表 村野工業の攻撃
夢野台は3人目 小田投手(14)を送ります。
2番小滝選手をセカンドゴロに取り1死
3番中根選手のライトヒット、4番吉村捕手の進塁打で2死2塁と攻めるも三振に。
それぞれの場所で戦う夏
後半に入り両チームに得点は入ることなく8-3のまま夢野台9回の攻撃へ
最終回となった夢野台の攻撃 ビデオに残しました。
初回こそ苦しい立ち上がりとなった道才投手でしたが、その後 前半5回までを3安打
後半へ入り6回先頭の桝村選手のレフトヒット1本、7回からは一人もランナーを出すことなく、
二ケタ11奪三振のナイスピッチングが観られました。
打線の援護も大きくノーエラーの守備、村野工業が初戦を逆転勝利飾った対戦でした。
またこの対戦は大きく私の記憶に残る対戦となりました。
夢野台は2回戦で夏を終えることとなりましたが、初回にはアッと驚く攻撃を魅せてくれました。
スタンドには先輩たちでしょうか・・・
終始一所懸命応援される姿があり選手たちの力となったと思います。
こうして時が過ぎ、改めてこのビデオを見返しましたが、
互いに力を出し戦った者同士を称えるエール交換、繋がれる夢 願い鶴を託す姿に、
あの戦いの熱い時間とは違う、静かに流れる特別な空気の中に戻ることができ胸熱くなりました。
夢野台の選手のみなさん 良い対戦を魅せてくれてありがとう。
そして3年生選手のみなさん 改めて高校野球お疲れさまでした。
村野工業は夢野台の選手たちの夢も乗せて3回戦 鳴尾戦へと進みます。
鳴尾戦では吉田投手の登場 次のページで残したいと思います。
村野工業の夏の始まり
道才組のみんなは、より多く近くで応援することができ思い出、想い入れ深いチームです。
ベスト8まで駆け上がり、4強の壁に課題を見つけただろう秋
秋の経験から明確な目標を持って取り組んだのだろう冬
その冬を超えて自分たちの力を試す時がやってきて
もう一歩上へ上がることの難しさを感じた春
そして村野工業のみんなを近くで応援させていただいて3年目の夏がやって来ました。
初戦の舞台は、数多く観させていただいた試合の中でも私の中でベストゲームの中に入る
秋の加古川東戦 が思い出深く残っている高砂球場
あの秋から10ヶ月 晴れ渡る夏空の下、今まで培ってきたことを
みんなはどう表現する夏になるのかな・・・と、私自身はとても清々しい気持ちでこの日を迎えました。
初戦の対戦校は夢野台 記憶の中では始めて観させていただくチームです。
夢野台は1回戦 宝塚東を10-3(7回コールド)で勝利し勢いを持って挑む2回戦
第99回 全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 村野工業VS夢野台~3年目の夏~ 観戦記
スタンドの3年生選手に想いを持って、前半は三塁側 村野工業スタンドで応援させていただくことにしました。
何度も感動をもらった全力校歌をこの夏どれだけ聞かせてくれるだろ・・・とカメラを向けた。
先攻 村野工業 先発 道才投手
1年生の夏は、打者2人へほろ苦い経験をした2回戦、3回戦の先発。
翌年は2回戦、エース澤邊投手のアクシデントで救援した2年生の夏を思い出す。
そしてエースとして最後の夏のマウンド
多くの兵庫球児を観てきて、1年生からどの夏も見届けるのは記憶の中では道才投手だけじゃないかと思います。
道才投手の集大成の夏の始まりに感慨深く楽しみすぎる夏 スタートです。
後攻 夢野台 先発 當房投手
両チームスターティングメンバーです。
村野工業の初回
最後の夏も美安選手のお父さんと一緒にカメラを通して彼らのあしあとを残していきます。
1番奈良選手をサードゴロ、2番小滝選手をショートゴロに。
2死から3番中根選手が出塁するも永春捕手がナイススロー!
盗塁を阻み、夢野台の初回へ。
1回裏 夢野台の攻撃
先頭山本選手が四球で出塁し、2番立岩選手が初球をきっちり送り1死2塁
3番金沢選手を三振に取るも、4番津田選手がライトへタイムリーを放ち先制!
3番金沢選手
4番津田選手
続く5番猪腰選手が何と初打席で2ランホームラン☆彡
この勢いに空気が変わった。
更に6番山下選手も続きレフトヒット!
ここで何とか切りたいところ・・・
2死1塁 7番桝村選手のサードファウルフライにサード肥塚選手がナイスファイトで捕球!
タイムリー、ホームランで3得点を勢いよく先取した夢野台の初回
村野工業の昨夏初戦の空気を少し感じましたがまだ1回 大丈夫!
そんな気持ちで見守ったように記憶しています。
2回表 村野工業の攻撃
先頭は4番吉村捕手
吉村捕手も1年生から見届けてきた夏があります。
私になんかに計り知れないものを乗り越えて道才投手とのバッテリーで挑む最後の夏
きちんと見届けたい選手です。
吉村選手の初球をショートフライに捕り1死
5番道才投手が死球で出塁し繋いでいきます。
続く6番肥塚選手をセンターフライ
7番志水選手の打席 道才投手の盗塁で2死2塁
志水選手ファウルで粘りフルカウントから四球を選びます。
8番海津選手はストレートの四球を選び2死満塁
四死球3つでもらった最大のチャンスをどう得点に結びつけるか・・・
9番余田選手の打席 ビデオを残しました。
2死満塁 WPで1得点を還し3-1
余田選手も四球を選び、再び2死満塁をつくり絶好の場面にこの選手
1番奈良選手の登場に「村工らしく、奈良選手らしく!」と、期待とワクワクした気持ち、
そして試合の流れを変えるキーになる打席のようなそんな気持ちで見守りました。
奈良選手は今まで数々記憶に残るプレイを魅せてくれた選手
またこの打席も私に大きな記憶を残してくれました。
奈良選手のらしく!反撃の走者一掃3点タイムリー2ベースヒット ビデオに残しました。
スタンドの応援プレイヤーたちの姿と共にご覧下さい。
一塁ランナー余田選手もナイスラン!逆転のホームを踏み4-3
奈良選手のこの一打が流れを取り戻し勝敗を分けることに。
続く2番小滝選手を抑えスリーアウト
2回裏 夢野台の攻撃は2死から1番山本選手が二打席連続四球で出塁
2番立岩選手のレフトへのヒットで2死1、2塁と攻めますが、ファウルで粘る3番金沢選手を三振に
3回表 村野工業の攻撃
3番中根選手をサードゴロに、4番吉村捕手をショートゴロに
村野工業も2死から5番道才投手が右中間へ2ベースヒット!
今度はヒットでチャンスをつくります。
続く6番肥塚選手 左中間へナイスバッティング!タイムリー3ベースヒット 5-3
肥塚選手はこの後、これにも勝る活躍を魅せてくれます。
この後、7番志水選手をセンターフライに
3回裏 夢野台の攻撃を二者連続三振、サードゴロ
道才投手ナイスピッチングで攻撃へ移ります。
サードゴロに肥塚選手指を突いちゃったか・・・心配です。
4回表 村野工業の攻撃
またまたあの選手が魅せてくれました。
先頭8番海津選手をサードファウルフライ、9番余田選手をショートフライ
2死となり1番奈良選手
逆転タイムリーの次はレフトスタンドへソロホームラン☆彡素晴らしい~!
最後の夏、思い出の一打になりましたね。
6-3 大きな1得点が入りました。
続く2番小滝選手
奈良選手のホームランに放心状態でどこに飛んだかなぁ~?見逃した><;
4回裏 夢野台の攻撃
先頭7番桝村選手のレフト前ヒットに、8番永春捕手が送ったところで
9番には代打選手(11)・・・手書き名前プレイトが替わらないまま名前が不明でごめんなさい><;
(11)選手をレフトフライに捕ったところで田中選手の伝令
この流れを渡さないためにも、ここはランナーを進めたくない場面
田中選手が伝令に出ると幾度もピンチを救ったり、流れを呼び込んできた。
次打者1番山本選手をサードフライに。
田中選手ナイスタイミング!ナイス笑顔の伝令でした。
5回表 村野工業の攻撃
夢野台は日野投手へと継投
先頭3番中根選手、4番吉村捕手の二連打で無死1、2塁のチャンスに
5番道才投手の打席 Wプレイに取って魅せた。
5番道才投手の打席・・・スタンドを撮っていたので記憶が違うかもしれないですが
吉村捕手が二盗?その後返球がホームへ逸れてしまい三進。
Wプレイでチャンスが潰れたかのように見えたが、思わぬチャンスを掴み2死3塁
次打者は、2回の打席は惜しくもセンターフライに終わったが、
2打席目にはタイムリー3ベースヒットを打っている肥塚選手の注目の3打席目
打球はレフトスタンドへ吸い込まれて行った。
2ランホームラン☆彡
この一打には表現し難い嬉しさがありました。
肥塚選手の今までの努力が報われたような気持ちで胸いっぱい。
数観てきた中でも忘れえぬホームランとなりました。
この後、7番志水選手を三振に取りスリーアウト。
8ー3 5得点をリードした5回の攻撃でした。
その裏、夢野台の攻撃は、先頭2番立岩選手の四球、4番津田選手のセンター前ヒットで1死1、2塁
5番猪腰選手をキャッチャーフライに。
2死1、2塁と替り、6番山下選手の打席 立岩選手の三盗で1、3塁と攻めますがレフトフライ
初回、夢野台の勢いあるスタートダッシュに、村野工業の反撃にホームランが3本も飛び見応えある前半戦。
8-3 村野工業が大きくリードを取り後半戦へ。
村野工業がこの流れで押し切るか・・・
夢野台の巻き返しが観られるか・・・
後半はいつもの一塁側へ移り、夢野台スタンド近くでその行方を静かに見守った。
後半戦へ続く・・・
2017 蘇夏 第99回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 村野工業vs夢野台~3年目の夏~後半戦