今年も選抜甲子園開会式へ行って来ました。
春の甲子園は清々しい雰囲気が好きです。
甲子園前の桜はまだ見られない肌寒い朝でしたが、
チケットを買い求める方々の大行列が朝早くから続いていました。
毎年開会式には行っていますが、数年前に比べると年々時間も早く到着を目指さないと
チケット購入列の後方になるくらい、高校野球を応援される方々の多さにビックリと同時に
高校球児を応援される方々がどんどん増えることは嬉しさでもあります。
今年は、出場する明石商業の2年前のチームでがんばった唐田くんと一緒に観戦させて戴きました。
高校野球が大好き、今でもできるならやりたいという唐田くんに、「今だから想う高校野球」も伺えて
球児の想いをまたひとつ垣間見れ、野球が繋いでくれる新たな出逢いに感謝の気持ちです。
甲子園球場スタンド一周ぐるっと満員の応援者のみなさんに見守られ、
大阪府警察音楽隊カラーガード隊フレッシュウインズのみなさん、
和歌山警察音楽隊カラーガード隊のみなさん
演奏は、近畿二府四県の警察音楽隊のみなさんに続き、
二連覇を懸けてチーム全員で甲子園へ帰って来た昨春優勝校の敦賀気比 林中勇輝主将を先頭に、
準優勝校 東海大四校 粂主将、そして31校の選手の威風堂々と入場行進する姿に晴々した気持ちになりました。
東海大四校は4月から東海大札幌と校名が変わり、東海大四校のユニホームを甲子園で観ることはこれが最後ですね。
この春は粂主将一人の行進となりましたが、夏には東海大札幌の新しいユニホーム姿の選手たちの
行進が観られることを楽しみにしています。
それぞれチームで行進する姿にも特徴がありますが、チーム全体が足並みも綺麗に揃っていて
手を大きく振り、足も高く上げ堂々と行進していた島根開星、鹿児島実業の選手たちの素晴らしい行進が印象に残りました。
2016選抜甲子園 入場行進フォトチャンネル
小豆島高校 樋本主将による選手宣誓は、来春からは県立土庄高校との統合で小豆島中央高校となる
自校への想い、そして対戦相手となった釜石高校や、震災で心を痛められた方々への
エールも込めたのではないかなぁと感じる素晴らしい内容の宣誓でとても感動しました。
選手宣誓のクジを引いて「やってしまった・・・」と、流行語大賞に選ばれそうな名言を残した樋本主将でしたが
「選ばれたからには堂々とやる」の言葉通り、堂々と立派な素晴らしい選手宣誓に
高校球児!やる時はやるな!と、感動と嬉しい気持ちになりました。
小豆島高校として挑む春の甲子園は今年で最後となりますね。
明日の初戦では、初めての甲子園を楽しみながら勝利を掴んでもらいたいなと思います。
また国歌斉唱では、東京都総合芸術高校3年生 間聖次朗さん、
香川県坂出高校3年生 三好優夏さんによる例年にはなかった2名での斉唱で
お二人の声のハーモニーが新鮮で、とても綺麗な素晴らしい国歌斉唱に、
スタンドから大きな拍手が贈られました。
大会歌「今ありて」を聞くと、今年も始まるなぁという気持ちになりますね。
合唱は神戸山手女子高校のみなさん、演奏は西宮市高等学校吹奏楽連盟のみなさんです。
そして智辯学園と福井工大福井との開幕戦、鹿児島実業と常総学院、
滋賀学園と桐生第一の三戦を観させて戴きました。
開幕戦では、兵庫県須磨東高校2年生 山本大誠選手と
兵庫県柳学園中学校2年生 小浜素生選手のバッテリーが始球式を務められました。
身体にハンディを抱えながらも身体障害者野球チーム 神戸コスモスで野球をがんばる二人です。
本当に礼儀正しく、二人にとっても夢の甲子園での始球式は一生の思い出となりましたね。
笑顔が素敵な選手たちでした。
素晴らしい始球式を終え、開幕戦 智辯学園vs福井工大福井 いよいよプレイボールです。
試合開始前、対照的なベンチ前の様子です。
福井工大福井の選手たちには笑顔も見えて良い雰囲気でした。
先攻の福井工大福井が先頭北川選手のライトヒット、2番谷本選手のバントヒット、
犠打、四球などで初回から2死満塁の大チャンスを掴み勢いあるスタートとなりましたが、サードゴロフォースアウト
智辯学園 先発村上投手が踏ん張りました。
6番塚本選手
福井工大福井は6回まで毎回得点圏にランナーを進めますが、トータル10安打12残塁と得点に至らず
智辯学園先発 村上投手を前に後1本に苦しかった展開でした。
一方、智辯学園はチャンスで大きな1本が飛び勝利を引き寄せました。
初回には先頭バッター岡澤捕手、3番太田選手が四球を選び、
1死1、2塁のチャンスを作ると4番福元選手が1Bノーストライクから振り抜きセンターオーバー2点タイムリーで先制。
福井工大福井 先発田中投手
智辯学園 4番福元選手 先制2点タイムリー
福井工大福井 田中投手の立ち上がりに、セカンド北川選手がよく声をかけていました。
仲間の声は何よりの力となりますね。
智辯学園 2回裏
先頭7番大橋選手がストレートの四球を選び、盗塁も絡めて2死2塁
追加点のチャンスでしたが、福井工大福井レフト浅里選手のファインプレイに大拍手
追加点を阻みます。
野手の好守備もピッチャーに力を与えます。
一番岡澤選手
浅里選手よく捕りました。ナイスキャッチ!
浅里選手の好プレイにベンチは笑顔いっぱいです♪
7回にもショート谷本選手の好フィールディングの守備も素晴らしかったです。
福井工大福井は試合を通して失策が無く、よく練習を積んでいるなぁの印象でした。
智辯学園 4番福元選手
4回裏の智辯学園の攻撃には圧巻。
先頭5番高橋選手から3連打、高橋選手がライトへ、6番村上投手がレフトへ2ベースヒット、
無死2、3塁の大チャンスに、7番大橋選手がレフトへ2点タイムリー!
野球は確率のスポーツ、先頭が四球で出塁すると得点となりやすいと聞いたことがありますが、
智辯学園はチャンスで1本、勝負強さが光った対戦となり、初戦完封勝利を収めました。
甲子園のアルプスの応援も楽しみのひとつです。
私は1塁側ベンチ上段で観戦させて戴いていたので、1塁側アルプスは残念ながら横からしか観えないのですが
3塁側の智辯学園アルプスには白に浮かぶ赤い「C」が綺麗で、智辯の応援はカッコ良くて大好きです。
32校の応援も注目しながら今春の選抜も楽しみたいと思います。
第2試合目は鹿児島実業と常総学院の一戦。
鹿児島実業・・・と言えば、私の中で「礼儀正しさ」という言葉が浮かぶチームです。
開会式でも礼儀正しさが溢れる行進を魅せてくれましたが、試合の中でもベンチスタートの選手たちひとつの姿にも
鹿児島実業の「礼儀正しさ」を感じました。
鹿児島実業 先攻 先発丸山投手
常総学院 後攻 先発鈴木投手
常総学園は初回の攻撃から勢いがある攻撃がみられました。
陶山選手の先頭バッターヒットから始まり、エンドランあり、四球あり・・・
先制は開幕戦と同じ4番の一打、宮里選手がライトへタイムリー!
3番花輪選手
4番宮里選手 先制タイムリー
続いて5番鈴木選手のセンター返しで1死満塁と見せ所。
6番中村選手のライトタイムリーで理想すぎる先制、追加点を取り勢いあるスタートとなりました。
鹿児島実業 4回表 打線が目覚めます。
鹿児島実業アルプス
先頭3番中村選手が死球で出塁。
4番綿屋選手はセカンドへの内野安打、5番坂越選手がナイスバントで送り1死2、3塁と反撃のチャンスを掴むと、
そこから3連打、6番井戸田(貴)選手がセンターへタイムリー
5番坂越選手 ナイスバント!
6番井戸田(貴)タイムリー!
7番追立選手がライトへタイムリーで2-2 同点とし更に8番喜岡選手がレフトへと3連打。
7番追立選手 タイムリー!
8番喜岡選手 レフトヒット!
1死満塁ともう1得点欲しい場面ではありましたが、常総学院も堅守Wプレイで守り抜き
とても締まった前半の戦いでした。
鹿児島実業 5回表の攻撃には、2番佐々木選手のレフトヒットをきっかけに、
4番綿屋選手が2本目、今度はセンターへ逆転のタイムリー!3-2
6回には今大会第1号となった7番追立選手のソロホームランがレフト側バックスクリーンへと飛びました。4-2
お気に入りの1枚♪
9回表、常総学園は先発 鈴木投手をライトへ置き、樫村投手へと継投。
先頭8番喜岡選手が四球を選び・・・やはり得点イニングの先頭四球は関わりますね。
9番丸山投手の打席にはバッテリーミスが2つ続き、送らずとも無死3塁と
終盤勝利に向けて大きく突き放すチャンスがやってきます。
その後1死3塁と替り、打順は一番井戸田(智)選手。
初球スクイズがファウルとなり外れてしまいます。
さぁ~どうするか・・・注目の次球。
サード前へ浮いた打球でしたが喜岡選手が6得点目のホームを踏み 5-2
緊張の場面・・・見事に決めたスクイズなのに写真も緊張が伺えるボケボケです@@;
井戸田選手ごめんなさい><;
ナイススクイズ!^^V
更に2番佐々木選手のライト3ベースヒットは大拍手のナイスバッティング!
2死3塁ともう1得点というチャンス場面で3番中村選手のレフトタイムリーで6-2とし
鹿児島実業が中盤から力を魅せ11安打を打ち初戦勝利を飾りました。
常総学院は初回から勢いある攻撃を魅せてくれましたが、丸山投手の粘り強い投球と、
6回裏2死満塁の大ピンチから絶妙なタイミングで右アンダースローの谷村投手へと継投し、
3者残塁に獲った場面や、終盤3回を2安打に抑える好投も光った対戦でした。
対戦後は同志に戻り讃え合う姿は、いつ見ても清々しくて高校野球の素晴らしいところですね。
最後の一礼まで礼儀正しい鹿児島実業の選手たちでした。
第3試合の滋賀学園と桐生第一との対戦は、時間の関係で6回終了まで観戦となりました。
桐生第一ベンチ
滋賀学園は昨秋の近畿大会1回戦 報徳学園戦で観戦し、神村投手と後藤捕手の1年生バッテリーの活躍を観て
甲子園でも楽しみにしていたチームです。
この対戦でも神村投手が躍動していて初の甲子園とは思えないマウンドでの堂々とした姿や、
鍛えられた守備、攻撃にもチーム全体に自信を感じる試合展開となりました。
どのチームの応援も素晴らしかったですが、一体感と元気いっぱいな応援が、
この日、一番お気に入りとなった滋賀学園アルプス大応援団♪
滋賀学園先攻 桐生第一後攻
滋賀学園先発 神村投手、桐生第一先発 内池投手
2回表 滋賀学園攻撃では無死1、2塁から8番小浜選手がライトへ先制タイムリー!
小浜選手ナイスバッティング!・・・写真ボケました~~;
1死1、3塁から1番徳留選手のセカンドゴロ間に1得点、
更に2死2塁から2番 井川選手がライトへタイムリーを打ち3得点を先取。
4回には4得点と更なるビックイニングを作ります。
バッターボックスが影で、その上携帯ビデオなので見にくいですが、ビデオを撮りました。
滋賀学園アルプスの一体感や、素晴らしい応援も合わせてご覧くださいね♪
先頭8番小浜選手が打撃好調!初球をセンターへヒット!
9番神村投手も初球をレフトへ2連打!
2番井川選手 2安打目ライトタイムリー! 4-0
井川選手の打席ビデオです。
3番後藤選手がレフトへタイムリー! 5-0
後藤選手の打席ビデオです。
ここで桐生第一先発 内池投手から青木投手へと継投し流れを止めたいところ。
しかし青木投手への先頭4番馬越選手が死球で1死満塁
馬越選手は1打席目 四球、2打席目死球、3打席目も死球でノーヒットで全打席出塁となります。
馬越選手の打席ビデオです。
馬越選手の独特な打席でのルーティーンにも注目してご覧下さい♪
5番松岡選手の打席には相手ミスで2得点を追加。7-0
松岡選手の打席ビデオです。
この回4得点目を挙げ7-0と大きくリードを取った前半の攻撃でした。
滋賀学園スタンド選手たちの元気いっぱいな応援がとても素晴らしかったです。
後半戦へと入り、観戦した6回の両チームの攻撃を振り返ると、
この回も滋賀学園はチャンスを得点へと結びつける勢いある攻撃で2得点を追加。
逆に桐生第一は神村投手の好投に5回まで1安打に留まり反撃に出たい後半、2死満塁と最大のチャンスがやってきます。
滋賀学園の攻撃
1死から4番馬越選手の4打席目、ショートへの内野安打となり初ヒット!
5番松岡選手のレフトへの2ベースヒットの2連打
馬越選手がナイスランで3塁へ、1死2、3塁とチャンス!後半へ入っても滋賀学園の攻撃は勢いがあります。
6番山口選手は結果三振に終わった打席ですが、フルスイングが印象的な打席でしたし、
前半の攻撃では、無死、1死でランナーが出ても送らずどんどんフルスイングで攻めるところに
滋賀学園の勢いを感じました。
6番山口選手のフルスイングは素晴らしい!
更に2死2、3塁から7番西村選手の素晴らしいタイムリー3ベースヒットで9-0と大きくリードを取ります。
桐生第一の攻撃
2死から、3番高田捕手がセンターへヒット、4番鏑田選手もセンターへ、5番寳田選手はピッチャーゴロが内野安打へと
3連打で2死満塁の大チャンスを掴みます。
5番寳田選手
マウンドの神村投手は自分の胸をポンポンと叩き気持ちを落ち着かせる姿が印象的で
1B2Sからハーフスイングの三振に取りピンチを凌いだ場面ではスタンドから大きな拍手が響きました。
桐生第一 6番池田選手
2死満塁のピンチをナイスピッチング!いい表情してますね~♪
観戦は残念ながらここで終了。
鹿児島実業はここまで11安打9得点と強さ光る中盤までの攻撃を魅せてくれました。
桐生第一の選手たちには残る3イニングで得点が入るようにと願い球場を後にしました。
その後、速報で9得点の差を10安打打ち5得点 よくがんばりましたね!
9-5 と、滋賀学園が初戦を勝利した対戦でした。
開幕日、智辯学園、鹿児島実業、滋賀学園が初戦を勝利しました。
2回戦は第6日目、智辯学園と鹿児島実業との対戦と決まりました。
滋賀学園は第2日目第1試合 釜石と小豆島の勝者との対戦となります。
今年も選抜開幕日に甲子園へ行くことができて、楽しみな高校野球の始まりに
また今年も球児たちのがんばりを、たくさん観られたらいいなぁと思い、
素晴らしい時間をくれる高校球児たちに感謝の一日を過ごすことができました。
ありがとう☆彡
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