『「しまかぜ」で行く伊勢志摩 3日間』 (その3)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8311a97f742b7c656475782fa05ef52d
旅の初日、「二見興玉 (ふたみおきたま) 神社」と「夫婦岩 (めおといわ) 」を訪れ、「夫婦岩東口・伊勢シーパラダイス前」のバス停に戻ったのが、14時頃。14時7分の鳥羽発、宇治山田駅行の “CANバス” を待ちます。
ほぼ定刻にバスが来ました。車内は半分くらいの乗車率です。14時44分頃に「神宮徴古館」前に到着。バス停目の前が「神宮徴古館」です。
同館は、明治42年(1909)に日本で最初の私立博物館として創設された伊勢神宮の「歴史と文化の総合博物館」です。
ルネッサンス様式の重厚で格調ある外観が特徴です。明治時代の代表的遺構として平成10年に国の登録有形文化財となりました。
設計は、日本政府の要請により来日したイギリス人建築家 ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)の最初の教え子の一人・片山東熊(とうくま)です。
片山東熊は、赤坂離宮(現在の迎賓館) を手がけたことでも知られています。
入館前に、今晩お世話になる「いにしえの宿 伊久 (いきゅう) 」に電話して夕食時間の確認を。すると、食事時間は、5時半と8時の二部制で、チェックインした順番で、食事時間が決まるとのこと。当初は、徴古館と美術館をゆっくりと見学し、「倭姫宮 (やまとひめみや) 」を参拝して17時頃に宿に到着する予定でした。
これだと、17時半の食事に間に合わず、20時になってしまう可能性もあります。そこで、美術館は諦めて滞在時間を一時間弱と短くして、15時44分発のバスに乗り込むことに変更しました。
ところが、同館の入口で、神宮美術館は休館中と言われてしまいました。通常、入館料は500円ですが、「伊勢鳥羽みちくさ1DAYきっぷ」に付いている「伊勢鳥羽みちくさ1DAYきっぷ」提示で300円に割引になりました。
館内で、伊勢神宮の祭事で使用する祭器具やお供え物に関する資料などを見学し、徴古館と道を挟んだ反対側にある「倭姫宮」へ向かいます。
倭姫宮は、内宮 (ないぐう) と外宮 (げぐう) を結ぶ御幸(みゆき)道路の中ほどの倉田山にあり、皇大神宮 (内宮) の別宮 (べつぐう) で倭姫命 (やまとひめのみこと) をお祀りしています。
別宮とは、正宮に対する別け宮で、正宮に次ぐ重要なお宮です。伊勢神宮には、14所の別宮があり、お祭りや式年遷宮は、正宮に準じて行われます。
現在の「倭姫宮」の左隣、西側には、式年遷宮の証し「古殿地 (こでんち) 」がありました。
境内の宿営屋 (しゅくえいや) で、御朱印を頂きました。初穂料は、300円。
尚、これまでに拝受した御朱印の数は、32です。
詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5
「神宮徴古館」前のバス停から、15時44分発の“CANバス”に乗車し、終点の「宇治山田駅前」に到着したのが、15時55分頃。駅構内のコインロッカーに預けていた荷物を取り出し、慌ただしく駅前からタクシーに乗り込みました。
伊勢神宮「内宮」裏手の高台にある「いにしえの宿 伊久」にチェックインしたのが、午後4時20分頃。タクシー料金は、2,010円でした。
同館は、平成25年9月にオープンしたばかりで、 部屋数は58。隊長たちの部屋は4階でしたが、驚いたのは、廊下だけでなく、エレベータの中まで床は畳敷きでした。
部屋は、ベッドが置かれた“和ツイン”。
部屋には、露天風呂付があり、森林浴と湯浴みが同時に楽しめます。ただし、部屋の露天風呂は、沸かし湯と聞いたので、滞在中は館内温泉風呂の方を利用しました。
「いにしえの宿 伊久」の住所は、伊勢市宇治館町字岩井田山679-2。電話番号は、0596-20-3777です。
★ 続きは、『「しまかぜ」で行く伊勢志摩 3日間』 (その5)で ★