隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.617 『ドラマ 「母の待つ里」』

2024年10月21日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第617回は、『ドラマ 「母の待つ里』をお送りします。

 

 


『母の待つ里』は、NHK BSプレミアム4Kの特集ドラマとして、8月16日と8月23日に放送されたドラマです。全4話。


原作は、2022年1月に新潮社から発行された、浅田次郎の同名の小説。

 

 


「隊長のブログ」で取り上げた、浅田次郎さん原作小説の映像化作品は;


1999年6月公開 映画 『鉄道員(ぽっぽや)』  、


2017年9月放送 ドラマ 『琥珀』  が、あります。


脚本:一色伸幸。


出演者:中井貴一、松嶋菜々子、佐々木蔵之介、宮本信子、満島真之介、伊武雅刀、坂井真紀、鶴見辰吾、根岸季衣、ほか。


ブログでは、中井貴一さんが出演する作品・番組を、これで13本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい

 

 

あらすじ:仕事に邁進し、「独身」を貫いてきた大企業の社長・松永徹(中井貴一)。認知症になった母(根岸季衣)に、娘として「別れ」を告げられなかった医師・古賀夏生(松嶋菜々子)。
定年後、妻に離婚を突きつけられ「居場所」を失った男・室田精一(佐々木蔵之介)。


都会で“孤独”を抱えた彼らの元に、ある日、「ふしぎな村」への招待状が届きました。彼らを待ち受けるのは、ひとりの年老いた「母」・ちよ(宮本信子)。ちよは、彼らを実の子供の様に接してくれます。しかし、母の人生にいったい何があったのか、「子供たち」は誰も知りません。。。

 

 

感想:隊長のドラマに対する持論は、「原作のある作品は、原作より面白くない可能性が高い」と言うものです。理由は、脚本家・演出家が原作より面白いドラマを創ろうとオリジナリティを発揮してしまい、原作の良さを殺してしまうからです。


しかし、本ドラマのスタッフは、人間味溢れる数々の作品を発表している浅田次郎さんをリスペクトしているのでしょうね。「母」・ちよのセリフの細かい部分まで、原作を充実に再現しているので、素晴らしい作品となっています。


原作は、ミステリアス・ファンタジーと呼べる物ですが、『鉄道員(ぽっぽや)』の世界観と似ていますね。


さすがNHK。キャスティングも、それぞれの登場人物のキャラクターに、見事に嵌っています。特に宮本信子さんの演技は秀逸でした。


ロケ地となった岩手県遠野市の美しい自然風景も、 BS4Kの画面に映えます。


中井貴一さん演じる松永徹が、劇中何度も呟いた「お母さん、あなたは一体誰なんですか?」の謎は、ラストシーンで、解けたことになっていますが、隊長的には、「ふしぎな村」を運営していたカード会社の謎は、解けませんでした。


電話をすると必ず応対に出る女性コンシェルジュ・吉野の正体は、生身の人間なのか? それとも、AIだったのか。


ここは、ぜひ浅田次郎さんに続編を書いてもらいたいものです。

 

 

==「テレビ番組」 バックナンバー 一覧 ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1 ~ 605 省略

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Vol.607   2024/8/30   『ボクらの時代「2023年9月~2024年8月放送ピックアップ」

Vol.608   2024/9/6    『ドラマ「スカイキャッスル」

Vol.609   2024/9/11   『ファミリーヒストリー「2023年8月~12月放送ピックアップ」

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Vol.612   2024/9/30   『2024年夏の連ドラ総括』 

Vol.613   2024/10/5   『ドラマ「終りに見た街」』 

Vol.614   2024/10/7   『A-Studio+「2023年9月~24年6月放送ピックアップ」

Vol.615   2024/10/11  『ドラマ「団地のふたり」』 

Vol.616   2024/10/13  『こころ旅「2024年秋の旅」ピンチランナー登場』 

番外編    2024/10/18  『訃報:西田敏行さん』 

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「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧

2024年10月21日 | 映画

俳優・歌手の 中井 貴一 (きいち)《本名同じ》は、昭和のスター俳優・佐田啓二の長男(姉は女優の中井貴惠)として、昭和36年 (1961) 9月18日に生まれました。東京都世田谷区出身。2024年10月現在、63歳です。事務所は、OFFICE-NAKAI。

 

 


3歳の誕生日を目前にして、交通事故で父を亡くします。成蹊中学校・高等学校に進学し、成蹊大学経済学部を卒業。


1981年公開、松林監督の東宝映画「連合艦隊」で芸能界デビュー。同作品で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。


故・山田太一脚本の大ヒットドラマ、「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(1983~97)で、お茶の間の人気者に。

 

(上段左から、柳沢慎吾、手塚理美、時任三郎。下段:石原真理子、中井貴一、中島唱子)

 

1988年度NHK大河ドラマ「武田信玄」では、主演を務めました。


以後、国内の映画・ドラマ・舞台出演だけではなく、2003年には中国で撮影された米中合作「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」に出演。その経験を生かして全編中国語で臨んだ2006年の主演作「鳳凰 わが愛」では、プロデュースも手がけました。


日本アカデミー賞を始めてとして、国内各映画祭での受賞歴多数。重厚な役からコミカルな役まで、幅広い演技が魅力的な俳優です。

 

また、歌手としても、活動を行っています。最近では、テレビのバラエティー番組や、音楽番組にも積極的に出演しています。

 

(2022年5月トーク番組  『A-Studio+』)


そんな中井貴一さんが出演する作品・番組を、「隊長のブログ」では、13本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 

 

==「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧 ==

1.  2001年5月公開 映画 『ホタル』

2.  2006年1月公開映画  『単騎、千里を走る。』

3.  2010年6月公開映画  『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

4.  2016年10月公開映画 『グッドモーニングショー』

5.  2019年9月公開映画  『記憶にございません!』

6.  2020年10月期ドラマ 『共演NG』

7.  2021年6月バラエティー番組 『ぴったんこカン☆カン』 

8.  2022年2月 音楽番組  『MUSIC FAIR』

9.  2022年5月トーク番組  『A-Studio+』 

10.  2022年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース』

11.  2023年2月4日放送  『大河ドラマが生まれた日』

12.  2024年1月期ドラマ 『春になったら』

13.  2024年8月ドラマ  『母の待つ里』

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