隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第595回は、『朝ドラ 「虎に翼」』をお送りします。
『虎に翼』は、4月1日(月)から始まった、NHKの2024年度前期「連続テレビ小説」 (通称:朝ドラ)です。
“朝ドラ” は、NHKで1961年から始まった、テレビ ドラマシリーズ。第1作の『娘と私』から、最新作『虎に翼』まで、110作品が放送されています。
「隊長のブログ」では、“朝ドラ” を、これで34作品を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい 。
現在の本放送は、NHK総合テレビ、BS、BSプレミアム4Kにて、毎週月曜日~金曜日に放送されています。隊長は、ロケシーンが美しく映る「BSプレミアム4K」の午前7時30分~7時45分の放送を観ています。
タイトルの "虎に翼” とは、中国の法家・韓非子(かんぴし)の言葉で、「強い力を持つ者にさらに強さが加わる」という意味で、「鬼に金棒」と同義語です。
朝ドラには、二パターンが有ります。一つ目は、実在した人物をモデルに、その一生を描いた物語。二つ目は、原作もモデルもない、完全オリジナル作品です。
第104作の 『おかえりモネ』 から、第107作 『舞いあがれ!』 まで、四作連続でオリジナルドラマが放送されていましたが、第108作『らんまん』第109作『ブギウギ』 に引き続き、本作も日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さんをモデルにしています。
脚本:吉田恵里香。
吉田恵里香さん脚本のドラマは、2022年10月期 『君の花になる』 などを、取り上げています。
三淵嘉子さんがモデルのヒロイン・猪爪寅子(いのつめ ともこ)を演じるのは、伊藤沙莉(さいり)。
共演者:岡部たかし、石田ゆり子、森田望智、上川周作、仲野太賀、桜井ユキ、土居志央梨、平岩紙、ハ・ヨンス、小林薫、松山ケンイチ、岩田剛典、ほか。
語り:尾野真千子。
主題歌は、米津玄師の「さよーならまたいつか!」。
ものがたり:始まりは、昭和6年(1931)の東京。女学生の猪爪寅子(あだ名は“トラコ”)は、母親のはる(石田ゆり子)の勧めで気乗りしないお見合いを続けていました。下宿人の佐田優三(仲野太賀)の夜学に弁当を届けにいった寅子は、教鞭を取る桂場等一郎(松山ケンイチ)と穂高重親(小林薫)に出会います。
穂高から明律大学女子法科への進学を勧められた寅子は願書を提出しますが、はるに猛反対されます。後日、桂場が寅子に「時期尚早」と言うのを聞いたはるは激怒し、その足で書店に赴き寅子に六法全書を買い与えます。寅子は、念願の進学を許されたのでした。。。
第3週までの感想:女性初の○○と言うのは、朝ドラのベタな設定の一つです。
また、かっては “新人女優の「登竜門(とうりゅうもん)」” と呼ばれていた朝ドラのヒロイン役ですが、2015年度前期『まれ』の 土屋太鳳 から始まり、前作 『ブギウギ』の 趣里まで、実績のある女優さんが起用されていました。
今回の伊藤沙莉さんも、朝ドラ96作 『ひよっこ』 にも出演している、経験豊富な女優さん。
他の出演者も、ベテランから若手まで、実績のある方々です。
本作は、設定、キャストがオーソドックスなのですが、主題歌は、米津玄師を起用したチャレンジブルな楽曲です。
また、これまでの朝ドラでは、殆どの物語で、第1週から第2週は、主人公の子供時代を子役が演じ、第3週から成長した主人公を主演の俳優が演じるのですが、『虎に翼』は第1話から子役起用なしに女学生役の伊藤沙莉さんがいきなり登場しました。
オーソドックスな手法と、革新的な手法を織り交ぜながら、物語が展開していくのでしょうね。
尚、今日(4月22日)から始まった『虎に翼』第4週「屈み女に反り男?」は、本科と呼ばれる法学部に進学した寅子たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、気合いが入っている様子が描かれていきます。
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