テレビ Vol.572 『ドラマ 「こたつがない家」』

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第572回は、『ドラマ 「こたつがない家」』をお送りします。

 

 

民放各局の10月から始まった “秋の連続TVドラマ（連ドラ）”、今期も多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、四作品です。以前は、8本前後を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。

 

その “秋の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『いちばん好きな花』 。

二作品目が、『うちの弁護士は手がかかる』  。

三作品目は、『たそがれ優作』 でした。

今日ご紹介する『こたつがない家』は、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で、10月18日から放送開始されました。放送時間は、毎週水曜日の 22:00 ～ 23:00。

尚、「水曜ドラマ」の前作は、 『こっち向いてよ向井くん』  でした。

脚本：金子茂樹のオリジナル作品。

金子茂樹さん脚本ドラマは、『大河ドラマが生まれた日』 などを、取り上げています。

主演は、小池栄子。

「隊長のブログ」では、小池栄子さんが出演する作品・番組を、これで11本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。

共演者：小林薫、吉岡秀隆、作間龍斗、高橋惠子、北村一輝、平澤宏々路（こころ）、野々村友紀子、ホラン千秋、ほか 。

 

 

主題歌は、石川さゆり の「ダメ男数え唄」。
 

 

第1話のあらすじ：ウェディングプランナー会社の社長・深堀万里江（小池栄子）は、夫・悠作（吉岡秀隆）と高校生の息子・順基（作間龍斗）の3人暮らし。バリバリ働く万里江の一方、悠作は廃業寸前の漫画家で、ニート生活を送っていました。朝はゲームのコントローラーを握ったまま、飲み散らかした残骸の傍らで寝落ち。頼まれた家のことも放ったらかし。

順基はといえば、大学の推薦がかかる大事な時期に、二日も学校に行ってないことが判明。その原因が、アイドル・オーディションに落ちたせいだとわかり…怒る万里江にのらりくらりと言い訳ばかりの2人。そんな日々が続いていました。

そんな、悠作のことを、唯一気にかけている編集者の土門（北村一輝）が、手土産片手にやってきました。「結婚したせいで漫画が描けなくなった」と愚痴る悠作に土門は、「だったら自分が離婚するまでを漫画にしろよ」と爆弾発言。

そして突然万里江の父・達男（小林薫）が、山中で警察に保護されたという連絡が入ります。達男は2年前に熟年離婚をしていて、万里江はそれを苦に自殺を考えたのかと車で迎えに走ります。とりあえず深堀家に一泊した達男は、機嫌よく得意の料理で3人をもてなすが、やがて衝撃の事実を口にし、楽しいはずの食卓が次第に不穏な空気に。。。

 

第5話までの感想：何回も書いていますが、隊長の持論は「連続ドラマは、原作のないオリジナル脚本の方が、面白くなる可能性が高い」ですが、本作品はまさにその通り。大笑いではありませんが、思わず、笑ってしまう、ファミリードラマに仕上がっています。

家族、恋人、友人間で、本音剥き出しの赤裸々なセリフが、テンポよく飛び交い、まるで橋田壽賀子脚本のドラマを観ているようです。

オープングのタイトルバックと共に流れる、石川さゆりさんが歌う「ダメ男数え唄」も、彼女の歌うまとエスプリの効いた歌詞がドラマにピッタリです。金子茂樹さんが、作詞したと知り、納得。

キャストでは、父・夫・息子と三人のダメンズを抱え、孤軍奮闘する主役の小池栄子さん。まさに、彼女の持ち味が出ています。

それと、吉岡秀隆さん。風貌といい、これまでのイメージを覆すダメ夫ぶりを好演しています。

 

尚、『こたつがない家』次回・第6話は、11月22日（水）よる10時からの、放送予定です。

 

 

 

 

 

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Vol.561 2023/8/26  『A-Studio+「2023年3月～7月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e62ca3fc3f121fd6b7541354b6e6a8d

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Vol.569  2023/11/7  『ドラマ「いちばん好きな花」』

Vol.570  2023/11/9  『ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」』

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