隊長が鑑賞した「映画 」を紹介するシリーズの第27作品目は、『人生の特等席』をお送りします。
『人生の特等席』(原題:Trouble with the Curve)は、2012年に製作されたアメリカ映画です。
監督は、ロバート・ロレンツ(Robert Lorenz)。
主演・製作:クリント・イーストウッド (Clint Eastwood)。
彼の作品は、初期の「マカロニ・ウェスタン」の頃から、『ダーティハリー』等の出演作品はもちろん、『インビクタス/負けざる者たち』等の監督作品も数多く観ています。
「隊長のブログ」で取り上げた、クリント・イーストウッド映画作品の一覧は、こちらをご参照下さい 。
あらすじ:クリント・イーストウッド演じる、野球のスカウトマン・ガスは、長年にわたってその腕を振るってきました。
ところが、ここ数年は年のせいで視力が弱ってきていて、それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向け始めました。
窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない、エイミー・アダムスが演じる娘のミッキーでした。
頑固物で不器用な父親と、父を思いながらも反発する娘の、お互いの揺れる心を中心に、物語は進みます。
感想:同じくアメリカのスポーツ・エージェントをテーマにした映画は、前回ご紹介したトム・クルーズ主演の 『ザ・エージェント』 があります。
前回にも書きましたが、同じテーマでも、この2つの映画を観終えた感想は異なっています。
それは、34歳の時に『ザ・エージェント』を演じたトム・クルーズと、82歳の時に『人生の特等席』を演じたクリント・イーストウッドの違いでもあります。
さて、これまでに、「映画」の記事の中で、外国映画の邦題(日本語タイトル)の付け方の良い作品と、悪い作品を挙げていて、それを一覧にしています が、本作は悪い例だと思います。
原題の「Trouble with the Curve」を直訳すると、“カーブに問題あり” 。野球のカーブボールと、人生の曲がり角をかけているのでしょう。それが、邦題では何故『人生の特等席』になるのかがよくわかりません。
隊長なら、“素晴らしきかな、人生の曲がり角” でもしますか。
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