昨日(1月24日(木))から本日にかけて行政視察に出かけています。
向かう先は神奈川県秦野市(本日は千葉県習志野市)。公共施設の老朽化問題を行政課題として取り組んでいる先進事例を勉強させて頂くべく、同じく無所属の北野議員と2人での視察です。
「講義を聞いていて、これ程に共感、感銘したのは初めて!」思わずそう言ってしまいそうな程にいい内容でした。
講義者:志村高史(しむらたかし)氏 (秦野市役所政策部公共施設再配置推進課 課長補佐 兼 教育総務課複合施設計画担当主幹 地方自治体公民連携研究財団 客員研究員)
講義概要)
秦野市の状況)
〇「はじめに」では、みんなが何とかしないといけないと思っている公共施設の老朽化問題も行政当局にとっては自発的に取り組むには勇気が必要(理由は色々)。是非議員の皆様には援護射撃をお願いしたい。
〇秦野市では、昭和60年生産年齢人口96千人、公共施設面積23.4万㎡、平成21年同面積33.7万㎡=昭和60年の1.4倍、徐々に生産年齢人口が減少し、将来(平成46年)生産年齢人口が96千人(昭和60年並み)になっても平成21年並みの公共施設を維持しようとしたら、同生産年齢人数で1.4倍の負担をしないといけない。
*生産年齢人口とは、15歳~64歳?(要確認:仕事につく年齢層)
〇策を講じない場合、夕張市の2段階手前(具体的には?)まで市の状況は悪化。
〇市長の旗振りで、白書を作成。これを活用し、現状を市民や教育委員会等に何度も説明。一定の理解を得られているが、実現は徐々に、これから。
高砂市を見ると、、、)
講義では既に高砂市の状況がデータとして入っており、「さて、高砂市を見てみましょう」と講義が続きました。
〇秦野市よりもひどい状況。「高砂市の市民一人あたりの建物面積は秦野市の1.49倍。これでは市民一人あたりの収入が1.2倍でも秦野市と同じことに、、、。出来るだけ早い手当が必要。
〇現状資産を維持しようとすれば、253億円が不足。この対策として38.9%の資産削減が必要とのこと。
笹子トンネル事故で老朽化問題は社会の注目する所となりました。そのことを尋ねると「道路だけにお金を使えるあの会社でもこんな事故が起こった。ましてや財政逼迫の公共施設は、どうだろうと思うと、ショックだった。」とのコメント。
あさズバッ!他、多数のテレビにも出演されているという志村様、在庁日のほぼすべての日に視察があるにもかかわらず、2時間ぴっちり誠心誠意の御講義を頂きました。また職員の方々の”おもてなしの心”にも感動し、有意義な一日を過ごすことが出来ました。
最後は、浅草にて東京スカイツリーを見学。いい一日が終わりました。
さて、私に何が出来るのか?一人の議員として安全に暮らせる街をつくる為に、行政当局と共にいい街を創れるように、援護射撃をしていきたいと思います。