たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

助成政策、やるべきか否か?

2016-12-02 05:20:28 | 福祉政策・施設

 12月1日(木)、いよいよ師走に入りました。1年は短く早いものですね。

昨日は朝から議会に出向き、自分で議案の勉強。というのも昨日は、高砂市議会(12月定例会)における一般会計補正予算での本会議質疑の事前提出質問締切日。

  年間予算350億円の一般会計において今回は7億円強の補正ということですが、この中で私が特に気になるのが、幼児教育保育料の軽減事業として現在の半額を助成するというものです。

この幼児教育保育料半額助成で要する費用は年間で約4500万円。実施(案)では所得制限等を設けず全ての対象者に助成するというもの。(支払う保育料自体は所得で差がついています)

【上  公立の高砂こども園   下  私立の真浄寺きくなみ保育園  こちらの園庭は私の理想とする全面芝生。何故これが出来るのか?企業努力❔】

この助成事業がやっかいなのは一旦実施し始めると止める事は現実的には中々難しいということで、自治体のランニングコストとして毎年現金が出ていくということです。

しかし全体の流れとしてはこの様な助成事業によって自分の自治体に住み続けて頂くという政策をとる所が徐々に増えてきており、自治体運営を担う市役所(市長)としてはその部分を全く無視すると住みついてくれないのではないかと心配になるということもあると考えます。

しかしここで考えないといけないのが「本当にそうか?」ということです。

助成がないと住まないか?それよりもそのお金を使って、同じ対象者に施す政策として幼稚園等の魅力のアップ(例えば幼稚園教育の内容や施設の充実)で人を惹きつけることは出来ないか?または所得の低い一部の方へは助成し、その分で浮く予算で魅力アップ政策を実施出来ないか?ということです。

お金が無いが為に”止むを得ず”アイデアで勝負し、そのことが世の中に新しい発想や技術を生み出し、社会を変えていくということがあります。今回の助成がそうであるとは断言できませんが、安易に助成に走ることは危険ですし、発想の弱体化を招くことも懸念します。

こんなことを事前質問として昨日提出しました。(他にも数件)

本日より12月議会が開会します。15日まで気を引き締めて取組みたいと思います。

 

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