昨晩、午後9時半前、熊本県にて震度7の大地震が発生し、今朝(4月15日6時25分現在)既に4人の方がお亡くなりになり、9人の方が心肺停止状態であると報道されています。詳細な情報がまだまだ把握されておらず心配ですが、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、最初の揺れ以降の強く頻繁な余震が東日本大震災より後に発生している地震とは少し違う様に感じられ、これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。
さて、私は昨日から滋賀県大津市の研修センターにて地方創生関連の講演を聴きに来ています。(内容と講師陣は↓の通り)
全国から270名の地方議員が集まり、下の写真のホールにて勉強をさせて頂いています。(初日の講演が終わった時の様子です)
議員がこれだけ集まると、色々な方がいます。先ずは「講演中は写真撮影禁止」と最初に注意されていても撮影をする議員、また前で事務局の方が話をしていても隣の人と平気でしゃべっている議員、(私から見ると)横柄な物の言い方で講師に質問をする人、階段を降りる際両手をズボンに入れている人(←これはここでは書かなくてもいいか?でも躓いたらどうするんだ?!と思ってしまいます)
皆が皆そうではありませんが、こういったことが気になってしまいます。そして最近思うのは、人の粗(あら)ばかりが気になり、ストレスを溜めてはいけないな、ということ。また、自分がどれ程きちんとできているのか、も自分で振り返らないといけないな、ということ。
さて、本題に戻りますが、昨日受けた講演は2つとも大変有意義なものでした。
一つは兵庫県養父(やぶ)市の国家戦略特区における取組について、市長自らの講演で、特区になるまでの経緯や取組の意義、具体的課題に対する克服経緯等など。余談ですが、この養父市の初代市長が私が現在勤める会社(カネカ)の元社員であった故佐々木憲二様(小生面識はございません)であったことも、この講演をより身近に感じた背景にあったのかも知れません。
そしてもう一つは徳島県神山町のプロジェクト。この取り組みは市民による感動的なサクセスストーリーといったもので、東京に本社をおく会社(デザイナーやプログラマー等)のオフィスが古民家を活用して行われたり、子供を連れて出勤できたり、その取り組みをする中で移住をしてきた人たちが10組以上結婚し、子供を多数生んで住人を増やしたりと、(実際に現地に行った訳ではありませんが)、田舎の町が姿を変えていっている様子が手に取るように分かる講演でした。(資料の一部↓)
この講師の方(大南信也さん)が最後におっしゃっていた「我々の(世代)の想像を超えた現象が現場で起こります。だから想像して「無理だろうな」と若者の提案をシャットアウトするのではなく「やってみて」とやらすことが大切です。我々の想像力なんて大したことない(と自覚しないといけません)」と。
他にも「最初はたどり着けないだろうなー、と思っていたこともやれることをこつこつと地道に続けていると何かが起こる」や「何かをやろうとする時には必ずアイデアキラーが登場し、出来ない理由を述べて”くれる”が、やることが大切という価値観を共有すること」また、「排他的な空気を変えるのはコミニュケーション能力のある人を最初に置くこと」「小さな成果をこつことと積んでいくこと」等など、多くのエネルギーを貰える言葉がありました。
そして、全国の地方がこうやった魅力を創ることは即ち、日本が輝くことであり、日本各地が光を放ち、光を観(み)せる”観光”地になるように思いました。
高砂市も我々議員も諦めてはいけません。
本日も9時から2つの講演があります。知恵をエネルギーを吸収して高砂に帰りたいと思います。