「放課後はミステリーとともに」
著者:東川篤哉
著者まとめページっ資料室(仮):「東川篤哉」
※ネタバレ注意※
シリーズ二作目はこちらっ「探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに2」
「…2」のレビューにこう書いた。
つか本シリーズで一番やられた感が凄かったのは一冊目の最初の話だったからなぁ。
「ソレ」が「コレ↓」だ。
「霧ヶ峰涼の屈辱」
…改めて「文庫本の表紙が見事だ」と(トップ画像参照)。
事件?解決直前に明かされる大ネタ?はのシリーズ過去作(
「学ばない探偵たちの学園」「殺意は必ず三度ある」)でも秘密にされていただけに破壊力抜群である(←出演してないから当たり前)。
またこの一本目と、最後に収録されている「霧ヶ峰涼の二度目の屈辱」との対比も面白い。
「霧ヶ峰涼の逆襲」
…コレはやられた。そう来るかwクライマックスで喰らう二重三重の衝撃を堪能せよ。
「霧ヶ峰涼と見えない毒」
「霧ヶ峰涼とエックスの悲劇」
…舞台が結構広大で、キャラの濃さも相まって漫画化したら面白そう(著者の短編は大体そんな感じだが←)
「霧ヶ峰涼の放課後」
…結末に至る◯◯がタマらん。まさかそんな所に話が転がって行くとはw…奈緒ちゃんwww
「霧ヶ峰涼の屋上密室」
…オレの大好きな海外の短編を彷彿とさせる(解説にも書かれている)。結末まで読んでから改めて読み返してみると「ヤラレた」感が増幅して楽しい。
「霧ヶ峰涼の絶叫」
…ギャグマンガかよwwwこれは絶妙なキャラを出してきたなぁww
(小学校の時、試した事があるのはオレだけではないはずだ)
「霧ヶ峰涼の二度目の屈辱」
…同じ舞台設定で似たようなネタを重ねながら全く別の事件が出来上がる辺り著者のクセモノ具合が素晴らしい。
何回も出て来る推理小説ネタや野球ネタは知っていれば知っているほど面白いのでその辺りご留意を。
蛇足…実写ドラマもあるんだが即重大なネタバレが発生するので読後検索の事。
…あんまり演技の方がアレなのでアレだが←
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ