「住友銅吹所跡」
「大阪メトロ長堀鶴見緑地線(長堀通)」と「阪神高速1号環状線」が交わる地点…から少し南に入った所にある公園。
今となっては洋館だか蔵だか良く解らない建物が一棟と庭園の名残の公園だけの空間だが、かつては大阪有数の銅精錬所が在った。
かつての姿は
「大阪歴史博物館」や「大阪くらしの今昔館」のジオラマで見る事が出来る。
精錬所が建ったのは1600年代の半ばごろ。かれこれ400年ばかり前の事だ(驚
精製された銅のインゴット(延べ棒)は長堀川(現在の長堀通)などを通じて長崎に送られ輸出されたという(地図で見ると輸送経路はすぐに理解できる)。
名前の通り「住友財閥」のルーツで「旧住友家鰻谷本邸」にあたる。
余談だがココから引っ越した先…「旧住友家茶臼山本邸」が現在の
「大阪市立美術館の本館」である Σ(゜Д゚;)
残っている建物はかつて「住友家撞球場(ビリヤード場)」だったモノ。「同吹所」が廃業となった後、跡地に明治12年頃建築された…物の復元とされる。
中にはまだ家具が置いてある。
ビリヤード場と言われればそんな感じがしないでもない。
ポツリ残された橋がかつての庭園を想起させる。