ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.052. エルバス市紋中皿 Prato

2018-11-24 | 飾り棚

直径26cm

 エルバスのTURISMO(観光案内所)で10年以上も前に買ったエルバス市の紋章入りの中皿。
 そのツーリスモはエルバスの中心地にどっしりと構えるノッサ・セニョーラ・ダ・アスンサオン教会と対峙するところの古い趣のある建物の中にある。

 教会とツーリスモの間には三角形の白と黒にモザイクされた美しい広場があった。
 その広場は今、大きく掘り返され、2台のショベルカーが忙しく働いている。たぶん地下駐車場を造っているのだろうと思う。

 かつてはツーリスモの真ん前に路線バスの発着場があった。
 エルバスの町は城壁に囲まれている。
 二階建てのバスはその城壁の中に入りグルッと五分の一ほど周り狭い石畳の道を家の軒先を引っ掛けんばかりにして中心広場まで上って行く。そしてツーリスモの真ん前で人々を降ろす。
 「何もこんなに苦労をして上って来なくても城壁の外にバスターミナルを造れば良いのに」といつも思っていた。

 だいたい小さな町である。
 せめて城壁の中はクルマ禁止にして、町の人や観光客のためにトランだけを走らせれば良いのに!と思っている。
 町の人には無料で定期券を配布して、観光客からは乗車代金を徴収する。
というアイデアはどうであろうか?
 商店への納入業者の通行は早朝のみ!とかに制限して。
 観光資源の豊富な古い町である。果たして地下駐車場は必要なのだろうか?

 各町ごとにそれぞれ特徴的な紋章があり、それを見るのも楽しい。
 ちなみにセトゥーバル市の紋章は中心部分に帆船が描かれている。 MUZ

©2018 MUZVIT

 



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