82歳からの旅

私の記録

 ~ 我が故郷 「苅田町」 人・山・川・一木・一草皆恋し ~ 人物について

2013年02月07日 18時15分34秒 | 随筆
      2月7日木曜日    
          石田 比呂志 (読売歌壇の選者)
 彼との出会い・昭和19年中学一年生の時、陸軍幼年学校受験の時最初の
出会いであった。其の時の試験会場は、京都の平安中学校であった。
 行橋駅で汽車に乗り、門司駅で九州の他の県から来た、受験生を軍が各車
両毎に纏めて引率していた。車両が門司駅を出て関門トンネルの入った。間
もなく電気の切り替えの為一時停電して後、すぐに電気がついた。
 下関駅を過ぎたころ、急に車内がざわめいて来た。 初めは何のことかは、
分からなかった。暫くして大分県の受験生と、福岡県の受験生の間でトラブ
ルがあり、石田 比呂志君が大分県の受験生を、ドスで突いたのである。
 其の時と言い、場所と言い、早業と度胸の良さに驚いた。引率の隊長からの
説明で、今から「軍隊に入るものが、日本人同士で喧嘩をしてはいけない米英
軍と戦う時にしなさい。」この時に比呂志君と出会った。
 石田君は名門豊津中学校、私は苅田中学校で「石田君の噂は、聞いては
いた」もののその後の事は殆ど知らなかった。
 ある日妹から「兄さんと幼年学校の試験に一緒だった、石田 比呂志さんの
事が新聞に出ているよ」と言って、1980年2月10日の新聞の切り抜きを
送ってくれた。
 その記事は 続・夢違庵雑記の選者として,又読売歌壇の選者である。あれ
から35年有余、石田君は相当努力したんだなあと感心した。
 昨年6月27日ミラ・モーレ行橋で、前苅田町長 沖 勝次君の旭日双光章
受賞記念の祝賀会に出席した折に 沖 ッ辺に光輝く旭日の 勝れし功 治政
に勲ると、沖 勝次の文字を入れて…石田 比呂志君の祝いの歌詞が寄せら
れていた。石田君も沖君とは、親しいのだなあと思った。
 北九州市と苅田町で進めていた、北九州空港建設の為の空港視察に、韓国
の仁川空港視察した時に,沖君の高校の仲間も数名同行して旧交を温めた。
沖君は町長を辞めてからも、ライ病の罹患者や其の家族の名誉回復の為今も
頑張っている。沖君とは進む道は違ったが、毎年行うクラス会には欠かさず
参加している。 

 今回は石田 比呂志君についての人物なり、人となりを期して……
次回は等學寺応援団長の 秋山 静美さんについて……





     









 
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3 コメント

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Unknown (よかったさん)
2013-02-10 00:40:41
題がいいですねー。わが心の故郷、苅田町、人、山、川、一木一草、皆恋し。
お兄さんは、苅田を心から愛し、誇りにおもっていらっしゃるのですね。

苅田、、、最初は読めもしませんでした。かりたではなくかんだと読むこの町を知ったのは、もう
10年以上、いやそれよりもっと前でした。
素晴らしい図書館があるということで、私たちの町にいい図書館を作ってもらいたいその一心で苅田を
学びました。100人ぐらいの会員で図書館創りの会ができました。
おかげさまで町民運動のかいあって、いい図書館ができたのです。
こうして今、苅田を愛する方とお知り合いになっている、、、ご縁ですねえ。うれしくなります。
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Unknown (よかったさんへ)
2013-02-10 10:08:55
苅田町のことで褒められると、嬉しいですよ。かって汚職の町のイメージがありました、町長が会計で不明瞭で?…それを怒った沖勝次君(私の高校の同期生が)町長になって粛清に努力したが裁判ではっきりせずに(当事者が自殺の為)等もあったのです。 
 図書館は其の時の 町長 沖 勝次君の時代につくったのです。
 沖君は町長をやめた後も、憲法を守る会や・ハンセン病患者を守る(患者の家族が・患者が生家に帰るのを拒む)農村の為に未だに伝染病と思っている・こんな不合理があるか?…と言い続け……志半ばで逝去す…其れから 酢餅のこと・醤油に酢を入れて其れに搗きたての餅の小さいのを入れすぐに食べるのです。美味しさは格別ですよ。 酢醤油の中です
返信する
Unknown (よかったさん)
2013-02-11 23:25:04
びっくりしました。文章の中に出てこられた沖勝次さんというお方が町長さんだった時の
かの有名な苅田図書館だったとは。しかもお兄さんの同級生でいらっしゃったとは。
つながって行くものですねえ。もうお亡くなりになられたとか。鹿児島のあいらが苅田図書館を学んで
いい図書館ができたと知られたらよろこんでくださるでしょうねー。
酢餅の食べ方、教えていただいてありがとうございます。ところ変われば、、おもしろいですねえ。
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