82歳からの旅

私の記録

一昨日の出来事

2013年01月16日 13時52分18秒 | 日記
   1月16日水曜日   

 スーパーで買い物をしている時に、小さな餅があった。これを酢餅にし
たら、丁度良い大きさである。何十年ぶりかで酢餅を食べて見ようと思っ
て一袋買って帰った。 
 一昨日の朝その餅をお湯で柔らかくし、酢餅を作った。久し振りに子供
の頃の餅つきを、思い出して大変懐かしく美味しくいただいた。


 
 その頃は暮れに成ると、翌年一年間食べる餅をついていました。一軒
で一俵(60キロ)以上は搗いていたように思います。アラレにする餅・カ
キ餅・小餅(小さく丸めた)餅等、8人家族で食べる分です。それを三軒が、
順番に搗くので大変でした。
 3家族が一緒になって朝の5時ごろより、昼過ぎまでかかっていました。
もち米を蒸して搗き始めるのは、5時ごろでした私たちは餅搗きの音で
目を覚まし起きました。終わるのは午後の3時くらいだった様に思います。
 朝ごはんの代わりに大好きな、酢餅を作ってもらいました。酢餅にいれ
る「酢」は子供が屋敷にある、みかんの木から取ってきました。子供たち
は皆起きて来て、賑やかに酢餅を私も・私もと言いながら食べていました。


 
 さて一昨日の朝酢餅を食べているときに、入れ歯がガリット音を立てて
口の中で餅と一緒に出て来ました。良く見ると小さな入れ歯でした、すぐ
家内に見せて「子供の歯のようだ」と言って捨てさせました。そして「可笑
しいね・可笑しいね」とそれから夜と朝歯磨きをしましたが、別に異常は感
じませんでした。
 二日目の夕食の時に口触りが少し変なので、触ってみると前歯が二本あ
りません。昨日の歯は自分の歯だったのか、少し呆けて来たなあーと家内
と笑いながら夕食をたべました。

 

 歯医者に行くと先生から、「先生に笑われるよ恥ずかしい」と家内は不満
そうにでも笑いながら言いました。
 教え子の営む歯医者に行って、私は「可笑しさをこらえきれずに笑いなが
ら」話しました一同皆笑いました。田舎にいる妹に電話で話すと雑煮餅を食
べるとき入れ歯は抜いておかないと「入れ歯に雑煮がくっついて抜けますよ」
と言われました。……そうだったのか「知らなかった」…… 
 治療が終わってから「先生マスク」は有りますか?、と尋ねられ「ないで
すよと」答えました。先生「恰好悪いからあげますよ」と帰りに受付でマス
クを二つ用意してくれました。
 教師をして24年も過ぎスッカリ爺さんになった此の私に、こんなに大事
にしてくれる教え子よ「本当に本当に有難う~有難う」と感謝の心を片時も
忘れずに生きて行こうと心あらたにして。




   
 
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2 コメント

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Unknown (よかったさん)
2013-01-17 00:19:08
あらあらお兄さんも前歯の入れ歯騒動があったのですね。
わたしもでしたのよ。ここ数日前歯の差し歯がないまま、間抜け顏で過ごしました。
37年ぐらい連れ添った前歯の差し歯がいよいよ寿命で、作り変えました。それがやっときょうl、、もうきのうですね、、、
はいってほっとしたところです。
見る影も無いおばあさんでしたよ。

それにしてもお兄さんは自分の歯とは思われないで、誰の歯と思われたのか、、餅に入っていたと?
だったらおおわらいですね!教え子さんの歯医者さんで大受けでしたね。

朝早くからの餅つきの風景、目に浮かびました。3軒ぶん、大変な量ですもの、大にぎわいの声が聞こえてきました。
私の爺さんのうちでもこんな風景がありました。蒸した米を手にいれてもらって食べるのが好きでした。
そのおいしいこと。おにいさんたちのような酢餅というのは食べてみなかったようです。みかんのしるだけでいいのですか?
それだけだったらできるような、、、、。
こんやは歯が共通でしたね。あんまり自慢にはなりませんが、、、お互い、、。
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懐かしい思い出 (かごしまの妹)
2013-01-17 20:09:11
餅つきの日は、本当に終日子供も手伝いで大忙しでしたね。酢もちはこちらでは食べたことがない。つきたての餅を、まだ粉もつけずに、母や姉がちぎりながら、巣の入った鉢に入れてくれて、きりがないほど食べられるものでしたね。そうか、電子レンジで温めて食べる。私もやってみようっと。
小餅を丸めて部屋中敷いたむしろに並べる仕事は私。
それから数日間は母はかきもちを切ったりあられを切ったい、それも私にもやらせてもらえました。色とりどりのあられは、夏の農作業のおやつでしたね。

こちらではあられもかきもちも作らないようです。
ぼんせ餅のようなもちは作ります。
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