精神科という科目はどことなく職人技のような雰囲気が漂ってきてテキトーなところが多いのではないかと素人的に思っていたのだが、どうもそういうわけでもなく、思った以上にアカデミックなものなのだと感動していたところ、先生が教室に遅れて入ってきて、――フロイトならばこの遅刻を“したくない”という潜在的な感情、あるいは、罪の意識があって上司に叱られたいと思っている、と言うでしょう――とかいうよくワカラナイ言い始めたのでやっぱり職人芸的で芸術的な診療科なのかと認識を再度改めました(笑)。医大生・たきいです。
基礎医学はもう終わりかなと思っていたら、基礎と臨床の橋渡し的な科目がまだ終わっておらず、この春から開講されることを思い出さされた。大学によっては「疫病神」とかいって嫌がられるらしい科目の「病」のほうである。スケッチがとりたてて苦手なので実習がしんどいわけだ。きれいな女の子のスケッチは評価されやすいということが公言されていたが、「きれいな」という形容詞がどこに修飾されているかはともかく、どちらにせよ困ったものである。とはいっても大昔は絵がきれいじゃないと医者になれなかったらしいから、まだいい時代になったものだと思って頑張るしかない。
自習にくたびれてしまって、実習終了の合図があった後に全てを放り出してまだ火曜日だというのに飲みに出かけてしまった。スケッチとその勉強に耐え抜くのは今年のヤマであるようだ。居酒屋にはどこかの私立大と思しき大学生らしい大学生がいたが、ああいう生活がうらやましい。遊びぬいているに違いないし、世の中の大学生はああいう生き物ののことを指すのだろう。我々は大学生であって大学生ではないわけだ。あくまでも医大生。春休みだなんていうものがあっても、完全にボケきる前に次の学期が始まってしまう。
勉強がただの負担だと思うと苦しさしかないが、やってみると存外面白いところもあるものだ。だから、各分野の専門家というのがいるのだろう。なるべく食わず嫌いせずに、己の矮小なる価値観に執着せず世界を広げていきたいものである。
(大学でやらされる発表会のネタ集めのために「東北発☆未来塾」を復習した人(笑))
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