医大生・たきいです。

医大生的独言。

スゴイ人はやったことをメモってる

2016-01-05 22:45:32 | 医大生的生活

実習から帰ってきてテレビをつけていると、綺麗な女性芸能人たちが和服なんて着ちゃっていつも以上に華やかな恰好をしているものだからこれはどうしたものかと思ったのだけれどまだテレビ業界は新年モードなのですね。学校が始まりそろそろ新年モードが抜けてまいりましたが、「学生さんが4日からとは酷だよねぇ、ハハ」と言ってくれる先生が素敵です。医大生・たきいです。





2002年ノーベル化学賞受賞の田中耕一さんは、失敗が発見につながって遂にノーベル賞獲得に至ったと話題になって、当時小学生だったわたくしの記憶にもよく残っている。このエピソードをネタに学のある大人たちは、「記録すること」「書き留めること」の大切さを強調していた。

仕事でちょっとしたミスをした。11月当時の自分は、「おれ賢いじゃん」とか言っちゃいながら自分のアイディアを自画自賛していた。確かにそのアイディアは今振り返ってみてもイケてる方法ではあるのだが、間抜けなことに


・その根拠


を忘れていたのはもちろん、


・そういう方法を取ったこと


すらすっかり忘れていた、というのだから後からこのあたりの事情を思い出したときには結構情けなくなってしまった。幸いなことにヤバい事態には至らず現在は軌道修正済みなのだが、いいアイディアも生かせず、周りの人にも少々迷惑をかけてしまって反省するばかりだ。

勢いのあるときは、一瞬も立ち止まることなくドンドン仕事を進めていけば順調にゆくものだ。仕事のテンションがあがれば頭もキレてくるものでアイディアもポンポン。短期記憶を武器に一気に畳み掛ける。心地よい疲労感に満足感と達成感も加われば生きてて幸せと言わざるを得ない。残すはFacebookに仕事の一コマの写真をアップしてみんなに感謝するだけだ。

こうやり方って危ないんだと今さら痛感した。試験によく出る医師法第24条に

「医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。」

とあるが、「遅滞なく」のところがなかなかバカにできないと思う。医師法第24条は、カルテは医療訴訟の時に自分を守るものという重たい文脈で出てきがちだが、それ以上に「書き留めること」は今後の自分の能動的な行動にも好影響をもたらしてくれるに違いない。書き留めれば、あとで確認できるのが大きい。

仕事には勢いも重要なこと。ただし、やったことを書き留める習慣を身につけなければ今後苦労してしまうに違いない。頭で記憶しているつもりでも限界があるし、忘れるリスクの恐ろしさが分かっていなかった。書くことが大事なのだ。これはブログの文章の推敲といった技術とは別次元のもので、きっちりメモをとるだけに過ぎない。

やったことをメモる。あなたも始めてみませんか。







(年末年始の反動でたっぷり寝ないと日中持たない人(笑))