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相殺関税と通関士・貿易実務検定

2005-10-23 01:47:27 | 通関士
昨日(10/22)の日本経済新聞の一面に載っていました。

  財務省と経済産業省は、
  韓国のハイニックス半導体に対して、
  同社の製品に27.2%の上乗せ関税を課す
  可能性があるとの意向を伝えた。


何のことか分かりますか?

  昨年6月、エルピーダメモリ株式会社及び
  マイクロンジャパン株式会社の2社から、
  財務大臣に対し、
  韓国のハイニックスセミコンダクター社製
  半導体DRAMの輸入について、
  相殺関税を課税することを求める申請がなされ、
  調査開始が開始された件ですね。


通関士試験の勉強を始めた頃の学生さんは

  相殺(そうさい)が読めずに苦労してましたね。
  でも、今では、日経の一面の記事を見て
  内容が把握できますよね。

  今年は特殊関税からは出題されませんでした。
  でも、こうして新聞の一面を飾ると
  通関士試験と貿易実務検定の受験者は、
  要注意ですね。

ところで、念のため、相殺関税とは、

  補助金付き貨物の輸入による
  本邦の産業への損害を防ぐため、
  WTO協定上の権利として、
  補助金相当額を相殺する目的で課する割増関税。

  我が国では、過去に申請が2件あったが、
  申請取下げにより課税には至っていない、
  そうです。




コメント
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