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ミシュランガイド vs ISO50001

2009-04-07 14:21:44 | 貿易実務検定
 星の数ほどあるレストランの一部を

  星の数で「格付け」する本があるそうです。

  その本そのものの「格付け」は定かではないのですが、

  欧州では歴史があるということで

  東京版を買った人が約30万人というから

  掲載されたレストランにとっては凄い宣伝効果ですね。

  予約が殺到したそうです。


 その京都・大阪版が10月に出るということで、

  行き付けの定食屋のおばちゃんがギャグで

  「外人さんに、うちの漬けもんの味わかるかな?

   あんた、どない思う?」

  ・・・そうやな。

     食材の生産者の顔全部知ってるし、

     安いし美味しいし健康的やし最高やで、

     そやけど、ここ見つける実力ないんチャウか。

     見つけたら、ミシュランに星つけて格付けしようか。


     載せてくれへんかったら、

     ミシュランが見落とした大阪の美味しさ、ここにあり!

     って宣伝したらええんチャウ?


   なんて適当な返事をしながら、
 
   高級レストランは、暫らく緊張の連続でしょうね。

   観光関係者は喜んでいるようですが。



 さて、この種の格付け・ランク表は、

  教育業界にも沢山あって、特にネット上で

  色んな学校・スクールの評価がされているようです。

   もっとも、この手の格付け案内に載せてもらうには

   名目は別として、高額な掲載料・広告料が要るので

   低価格・価格破壊の受講料をテーマにしている私には

   向いてないので、当然ですが、いくら検索しても

   個人零細の「スクールきづ」はヒットしません。

   ところが、つい最近、無料講座説明会

    ネットのランク表の書き込みで、

    受講してみて良かった!という書き込みがあったので

    説明会に申込みました、と聞いてびっくりしました。

     「そんなんあったんですか?

      ありがたいですね。でもね、

      その人に良くても貴方に良いかどうかはわからないから

      後で後悔しないように良く聞いて、自分で判断してね。」

  
  ところで、今回のミシュラン・ガイドは

    調査員の日本人7人が、匿名で試食して、

    訪問調査して掲載店を絞り込むらしい。

    新聞には「料理店の世界基準」などと表現されていたが、

    嗜好・審美の分野で世界標準は些か勇み足だろう。


    料理以外の様々なビジネスの分野でも、

    世界基準なるものが登場し、

    先を争ってこの動きに参画して

    村八分にされないような狭苦しい雰囲気が漂っている。


     アンチ世界基準、独立独歩を信条とする

     サラリーマン失格の一匹狼の私としては、

     抵抗したくなる今日この頃です。


  そういえば、

    世界標準化機構(ISO)が

    企業の省エネに関する取り組みについて

    国際標準規格を2010年末を目標に創設するそうです。

     この規格を取得するには、

     生産工程の中でエネルギー利用を合理化することが

     条件になるそうです。

     そして、

     工場、商業施設、ビルなどエネルギーを多く使う施設で、

     エネルギー効率を高めるための仕組みが

     審査の対象になるそうです。

   
     この種の規格は、別に法的拘束力があるわけではなく

      ミシュランと同様に「好み」の問題ではあるのだが、

      この規格を取得していないと輸出ができなくなるようであれば、

      影響が大きいですね。

      つまり、

      ISO50001の取得が貿易取引の条件になると厄介です。


      日本の省エネ技術が世界的に認知されるという見方もあるが

      早めにこの規格作りに積極的に参加して

      外国勢の都合の良い規格にならにようにすべきだと思います。





コメント
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