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貿易と原発

2014-01-28 10:28:47 | 貿易実務検定
貿易と原発

貿易で黒字とか赤字とかは
どのように集計しているか
ご存知ですか?

 貿易実務検定通関士試験
 受験勉強された方は

 知ってる知ってる、

 と頷いていますね。

貨物を輸出するときには
税関に輸出統計番号を
申告します。

 税関ではその番号ごとに
 集計して輸出額を出します。

 輸入も同様に集計して、

 財務省から毎月発表します。
 貿易統計と言われています。


25年(1年分)の貿易統計
が、
昨日発表になり、

 貿易赤字が3年連続!

 貿易実務検定を受ける人は
 試験前には、貿易統計を
 チェックする人が多いですね。

 貿易マーケティング分野で
 時事問題が出題されます。
 

この「3年連続赤字」の原因は、

 原発が停止した後は、
 LNGや原油の輸入が増え、

 輸入額が拡大していて、

 原発が稼働していた
 平成22年までは

 貿易収支が黒字なので、

 原発の停止の経済に与える
 影響の大きさに驚いています。

 国民の命 vs 経済

 という単純な議論に終始せず

 今後のあるべき姿を
 真剣に描くべき時期ですね。


でもね、
円安効果で輸出が増えて

 黒字になり景気が良くなると
 踊らされた期待は、見事に
 裏切られたようです。

 この期待感で消費税増税が
 受け入れられたようですが、

 結果は物価高だけだったようで
 10%は難しいでしょうね。

 でも、何故、輸出が伸びない?

 この原因は、
 長期間続いた円高リスクを
 回避する為

 多くの製造業が生産拠点を
 海外に移転してしまったから。

 今後も海外の工場で作った
 製品や部品の輸入が増えるので

 円安効果の輸出増は期待薄
 らしい。

 そんなことは
 前から分かっていたはずで
 
 本当かな?

 と思ったのは私だけかな・・・

 


コメント (1)
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