道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

8/21九死に一生のゆるジョグ7㎞(もう二度と…)

2024-08-21 17:57:00 | 日記

まだ酔っ払ってる顔だと…

朝起きて顔を洗おうと覗いた鏡の中
さえない表情で寝呆け顔の老いぼれジジイ
目の焦点が定まってないような…

夕べはそんなに呑んだっけ?
そんなつもりはなかったけど…

やっぱり
ついつい呑んじまったのかもしれない

年に一度あるかないかの
チャラ息子一家とグウタラ娘一家
そしてカミさんと僕の
親子孫全員が揃った夕食会

そう…
大都会からグウタラ娘が
ダンナと赤ちゃんを連れて帰郷

ダンナの来訪は何度目かになるけど
初孫娘はもちろん初めての我が家

僕とカミさん以外は全てが初めて
といっても僕やカミさんも
すっかり忘れられてるだろうと…

8月の旧盆も過ぎた平日の火曜日だけど
8人揃ってリビングの狭いテーブルを囲んで
カミさんの手料理をつつきながら…

カミさんは
若い子どもたちの会話に
平気で割って入っていくけど…

老いぼれジジイの知ったかぶりは
嫌われるだけだからなるべく自重して…

だけど酔っ払ってるから
ついつい仲間に入っちまって
一瞬シラけたシーンがあったかも…?

まぁいいさ
年に一度あるかないかの無礼講?
許してくれよ我が子たちよ

でも
一番シラけてたのはカミさんか?
たぶんなぁ…

まぁいいさ
カミさんに蔑まれるのはもう慣れっこさ


ということで
今日のジョグはスタート前のストレッチから
すでに息が上がるほどのテイタラク
身体も全然動かず…

だけど
いつもより1時間以上早いスタートで
まだ少しは涼しいはずだから
なんとかイケるかもと予想しつつ…

この子をお供にして…



確かに走り出しの涼しさはバツグンで
明日からもこんな時間帯なら
暑いいまの時期でも十分にイケると…

でも早く起きなければならない理由がないと
怠け者のジジイはなかなかそう簡単には
いかないよなぁ
起きれないよなぁ…

涼しいのはマジにありがたかったのだが
二日酔いは全くいただけない
当たり前のこと

二日酔いだから
長い上り坂は歩くかもしれないと
自分で予想してる段階で
すでに歩くことを自己決定してるのと同じ…

実際に5キロ過ぎの上り坂を待つまでもなく
3キロを過ぎた時点ですでにアップアップ

朝のラッシュで多くの車が行き交う中
平坦で何でもない道路なのに
よっぽど歩こうかと…

でもこんなところで歩いてるのを
知ってる誰かに見られると何を言われるか…

そんなことを頭に浮かべながら
まさに酔っ払いの如くフラフラと走ってると
すれ違った黄色の小型車の中から
若い女性?が僕に大きく手を振ってきて…

いや…
若い女性?が僕に手を振るなんて
どう考えてもありえないから
手を振ってきたのはおそらくオバちゃんか?

黄色い可愛い車だったから
目の悪いジジイには若く見えて…

だけど目が合ったはずの彼女が誰なのか
全然わからなくて何のリアクションも…

まぁいいか?
こんなにたくさんの車とすれ違えば
中には僕を知ってる人の3〜4人はいるかも
いちいち誰だか気にしてちゃ…

やがて辿り着いた5キロ過ぎの上り坂
今日は坂の始まる手前から
すでに諦めの徒歩状態

まだ陽が高くないので
ジリジリの激暑じゃなかったのが救い
だから歩けたのかも?



でもそのあとは案の定ヒドかった
走っても歩いてもフラフラするだけで…

しまいには昨日のジョグと同じように
気分が悪くなって吐きそうな気配満載

なんとかギリギリな感じで帰宅すると
グウタラ娘一家は
ちょうど朝ごはんの最中だったが…

オハヨウの言葉もかけられず
初孫娘の顔も見ることもなく
フラフラな脚でお風呂に直行し
冷水シャワーを浴びて九死に一生を得た次第

こんなに暑いのに走ってんの?

あぁ毎日倒れそうだよ
走り終わって冷たいシャワーがあればこそ
やっと生き返る感じ…

それヤバいんじゃない?
心臓に悪いよ負担かけすぎよ
きっと…

シャワー後のグウタラ娘の言葉
これって一応心配してくれてるんだろうか?
まぁそう思っておこう

冷水シャワーを終えて間も無くしてから
グウタラ娘たちは車で帰って行った
果たして何時間かかるやらと心配しつつ…

小さい赤ちゃんを連れてるから
授乳とかオムツ替えとかで
かなり時間が取られるらしく…

無理に帰ってこなくても…と漏らすと
本人が帰ってきたいって言ってるのに
親がなんてこと言うのよ!と鬼の形相

失言しちまったか…

そうだよなぁ
みんなに赤ちゃんを見せるためだし
初孫くんと初孫娘ちゃんは
イトコ同士だもんなぁ







グウタラ娘たちが帰ったあと
スマホを見るとLINEが一通

今朝走ってるの見かけたけど痩せた?

コッチから連絡しないことにした
独身キャリア女子からだった
久しぶりに…

今日のジョグを見られたみたいで
ひょっとして僕に手を振ってきた女性って
彼女だったのか?

でも彼女なら顔はハッキリわかるはずだし
それに黄色い車じゃなかったはず…
まぁ車を買い替えたってことも
あるかもだけど…

そんな彼女からの久々の連絡
嬉しいけれど迷惑なような…

というのも
彼女の方から僕をフったも同然なのに
未練がましく?まだ連絡してくるなんて…

せっかくコッチが忘れようとしてるのに
こうやってたまにLINEを送って来られると
また火が点いちゃうじゃないか…

わかってんのかな?
わかっててやってるとしたら
ズルいとしか言いようがないよなぁ

何の意味があるんだよ〜
老いぼれジジイの純真な心?を
弄ぶんじゃねぇよ〜
まったく…

だけど本当はやっぱりまだ好きで
僕とのデートを
受け入れる勇気がないだけなのかも?
もしそうだとしたら…

イヤイヤ…
そんな風に思っちまうのはもうやめとこう
また崖下に突き落とされるのがセキノヤマさ

彼女には彼女の…
僕には僕の…

別々の人生があるだけのこと
無理やり繋げることはないさ

もう二度と…