道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

いまはむかし…

2021-08-09 16:49:00 | 日記




30歳で現役を退くのは
少し早いような気もするが
それが彼の選択した生きざまなのだろう

トップアスリートとして駆け抜け
その後も目指すところがあって…

凡人で素人ランナーのジジイには
想像の及ばぬ想いだとは思うけど…

出来れば
もう一度寒い時期のレースに出て
2時間5分どころか4分をも切る記録更新と
トップでゴールテープを切る姿を残して
引退してほしかった

その方が
暑い夏のオリンピックで6位入賞するよりも
後輩の若い選手たちの成長を促すことに
なったのじゃないだろうか…

素人ランナーのジジイの独り言
いや願いか…

そうは言え
これまでの彼の競技人生に
拍手喝采を送ろう

言葉では言い表せないほど
ハードだったのだろう

フィジカルな才能はもとより
メンタルでも秀逸した才能…

66歳のジジイには
計り知ることさえもできない…








誰もが予想したとおり
金メダルを獲ったのは
非公認で2時間を切る
信じ難いタイムを持つ
36歳のケニアのランナー

彼のフォームを見ていると
誰よりも芸術的に見えるのは
僕だけだろうか?

マラソンランナーとして
しなやかで細く
均整の取れた体格の動きは
疲れを知らない機械のようにも思える

30キロを過ぎたあたりから
ゴールまでの残りの距離と
自分の持つエネルギーとを計算して
ペースを上げラストスパートをかけるという…

才能というより
もはや神がかり

絶対王者と言われる彼の引退は
一体いつやってくるのだろう?

まだ当分走り続けるのか?
彼を脅かす誰かが現れるまで…














オリンピックも終わり
8月に入ってから
初めてルーティンの7キロ超えの
8キロジョグを走ってみた

このクソ暑いさなか…

夏場のルーティンを7キロと決めているのは
それ以上走ると
汗っかきのジジイ
滝汗でシャツやランパンだけじゃなく
シューズまでびしょ濡れに
なっちまうから…

今日は台風の影響で
いくぶん風も強く
いつもより汗はかかないだろうから
1キロだけ余計に…

そう踏んだのが甘かった

足下からの
アスファルトやコンクリートの照り返し
体感的には40℃を超えてるような…

最後の1キロは
顔がほてってボーっと半ば意識朦朧に
まさにヤバくて…

家に辿り着くと
すぐさま風呂場に駆け込んで
ウェアを着たまま
頭から冷水シャワーを浴び続けることに…


何年か前までは
途中で水分補給を何度もして
15キロだろうと
20キロだろうと
シューズがびしょ濡れになっても走ったのに…

もうそんな
体力も気力もない

いまはむかし
か…

やがてそのうち
走ることすら出来なくなって
いまを懐かしむ時が
やってくるのだろうか?

老いとの闘い
まだまだ根をあげるのは早い…

思いたいけど…


最新の画像もっと見る

コメントを投稿