道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

3/1絶対におかしい!ゆるジョグ10㎞(そんな気がする…)

2025-03-01 17:58:00 | 日記

昨日の夜遅く
メンバーたちのグループLINEで
某女子が20キロを走ってきたと呟き…

マジかッ!

でも出場予定の名古屋ウィメンズまで
あと1週間ばかりという直前の時期に
そんなに走って大丈夫なのか?

いくらアラフォーの若さだといっても
真のアスリートじゃあるまいし
疲れはかなり残るんじゃないか?

僕がまだアラ還だった頃
大会の1週間前に20キロ走った結果
本番ではその疲れが全然抜けてなくて
サンザンの目にあったことが頭に浮かんだ

アラフォーなら
まだイケるんだろうか?
まぁいろいろな面でまだ若いだろうからなぁ
ヨボヨボになったアラ古希とは違うさ…

そんなことを思いつつも
同日に別大会を僕たちも走るんだが
それなりのロング
走っておかなくていいのかと…

脳内イメージでは20キロは無理だとして
せめて14〜5キロをとも思ってたけど…

いまさら4〜5キロ余計に走ったって
1週間後の大会本番で
そんなに結果が変わるはずもなく…

いやむしろ悪くなるだけかも?
もしそうなのなら
悔やんでも悔やみきれないだろうと…

なので今日の日課のジョグは
いつものように10キロにとどめておこうと…

この子をお供にして…



ノンビリLSDを走りたい思いもあったけど
土曜日だからタップリ寝坊しちまったので
約1時間で終わるいつものジョグに…

昨日にも増して今日は暖かく
ロンタイからハーフタイツに替えようかと
一瞬迷ったのだが…

暖かくなっても3月になったばかり
血気盛んな若者ランナーじゃあるまいし
やっぱりジジイランナーはジジイらしく
ロンタイの方が無難だと判断して…

それでも昨日の汗グッショリを考えれば
今日はさらに汗だくになるんだろうなぁと…

加えて
最近は予想外にタイムが上がってるから
なおさら汗だくに…

なので
今日こそゆるゆるの10キロジョグにして
汗も抑えめにしておこうと
心を戒めながら?スタート

今日から月替わりの節目ということもあり
同じ製品だけどおニューのロンタイ
そして大会用のシューズを履いて
心を新たにゆっくりと走り始めた

お天気が良いからなのか
我が家周辺のあちこちの新築住宅地では
工事用のコンクリートミキサー車が
並ぶように停まってて…

土曜日でも朝早くから働いている
元気なお兄ちゃんやオジさんたちを横目に
ポンコツジジイも頑張ってるんだよと
ぎこちないステップを踏んでいく

すでにたくさん建ち並んだ住宅の数々
死んだオヤジがこの地で今の家を建てた
半世紀ほど前とは比べようもないほど
道路も伸びて家もたくさん建ってきた

あの頃は
本当に我が家くらいの寂しさだったのに…

当時まるで女の子さながら
しなやかなロン毛だった男子高校生は
アラ古希の薄い茶髪ロン毛に
変わっちまったけど…

半世紀もの間で
街も人もずいぶん変わっちまうんだと
あらためて深く感じ入りながら…

何も知らなかった半世紀前の無垢な16歳は
今はあと1ヶ月余りで
古希を迎える歳になっちまったよ

早いよなぁ

いつも走ってるこの10キロコース
昔は道路も今ほど繋がってなかったはずだと
そんなことを思い浮かべつつ…

6キロ過ぎの長い上り坂だって
10年前はカゲもカタチもなく
ひたすら雑木林が広がっていたはず…

これからさらに半世紀が経って
初孫くんがすっかりオジさんになったとき
この街はどう変わっているんだろう?

ふとそんな思いが…

老いぼれジジイはとっくに死んでるだろうが
もしかするとチャラ息子でさえ
もうこの世にはいなくなってるかもしれない

果たして初孫くんは
この街に留まって暮らしてるだろうか?

そうかもしれないし
もうこの地にはいないのかも?

そんな
取り止めもないことを考えながら
汗を流しつつジョグを進めていく

やっぱり汗だくに…

汗だくになりながらも
走り続けている苦しい自分の錯覚
もう一人の自分が見てるようにも感じつつ…



とりあえずは
老体が思うように動かないと思いながらも
今日も10キロを無事走り終えたと
汗だくの老体に熱いシャワーを掛け流し
ホッとひと息

シャワーを終え
落ち着いてランニングアプリの結果を覗くと
またもや驚くべき結果が!

あんなに走りづらくて
スピードも全然出せてないと感じてたはずが
ほぼキロ6分ペースで
もう少しで1時間切り出来そうなほどまでに…

こんなタイム・ペースで走れてたなんて
絶対におかしい!
絶対に夢を見ていると…

そんなに真剣に走ったわけじゃなく
出来るだけ汗もかかないよう
ずっとゆるジョグで行こうと
決めて走ってたはずなのに…

そりゃ全盛期の頃に比べれば
そこまで驚くほどの速いペースでもないけど
坐骨神経痛やシモヤケに苦しめられながら
走ってる今のペースなんかじゃないと…

もちろん
真剣に速く走ろうと思って走ったんなら
キロ6分は切れるだろうけど
全然そうでもなかったのに…

自分の感覚と現実の結果が
これほどまでに違い過ぎると
いくらタイムが良かったとしても
絶対に何かがおかしいと…

半信半疑ながら
アプリの結果を分析すると
全然不正確でもないような…

それにしてもよくわからない

ひょっとして
マジに真剣に走れば
まだまだ良いタイムで走れるのか?

いや…
変に無駄な高望みはしないでおこう

老いぼれになっちまったジジイの今の実力
十分にわかってるはずだから…

ケガもしないで
末長くずっと走っていたいからなぁ
無理せず高望みもせず…









僕がジョグを走ってる間に
出かけたカミさんから頼まれたのは…

大都会に住むグウタラ娘へ
我が家に置きっぱの喪服ドレスを
宅配で送り届けること…

なんでも
ダンナのおばあちゃんの具合がヤバいらしく
いつ亡くなっても不思議じゃないと…

というか自分の喪服ドレスくらい
ちゃんと自分のマンションに置いとけよ!

確かに数年前にウチのバアさんが亡くなり
葬儀やら一周忌やらとでウチにあった方が
今までは都合よかったけど…

大都会で居を構えたからには
それ以外に着る機会もいろいろあるはずで
手元に置いておいた方が都合いいのは
至極当然なことだと…

そんなところに気づかないのが
グウタラ娘のいい加減というか
テキト〜なところで…

そんなグウタラ娘のテキト〜なところ
いったい誰に似たんだろうか?

これまでは
この老いぼれジジイの血を引いてると
そう思ってたけど
実際はそうでもないような…

ひょっとすると
我が家の司令官のカミさんの血なのかも?

最近の司令官のカミさん
シッカリしているようで
全然そうじゃない面が山ほど増えてきて…

最近は物忘れも珍しくなくなってきたし…

まぁ
僕であろうとカミさんであろうと
グウタラ娘のテキト〜さは
間違いなくどちらかの血筋のはずで…

決して旦那の方の血筋じゃないと…

そんなグウタラ娘も
まだしばらくは何度か里帰りもするのだろう
孫娘を連れて…

たとえ僕が死んでいなくなっても
カミさんが元気ならその間は…

万が一
先にカミさんがくたばるようなことになれば
そういうわけにはいかないのかもしれない

そこはやっぱり
母親と父親の差というか
全然違うところなんだよなぁ

いずれにしても
誰かの家に嫁いでしまえば
よっぽど近所じゃない限りは
いつかは遠い他人になってしまうことに…

いくら何年も一緒に
家族として暮らしたことがあったとしても
離ればなれになり時間が経てば誰しも…

今までの家族と別れを告げ
別々に暮らしてきた誰かと夫婦になって
新しい生命を授かって自分の家族を
つくって育むようになれば自ずと…

だから
血筋などどうでもいいような…

そんな気がする…

我が家の血筋が途絶えることだって
どこにでもある普通のこと

そう思えば気楽なものさ
どうしようもない老いぼれジジイの血だって
チャラ息子やグウタラ娘に引き継がれても
初孫くんや孫娘になってしまえば…

そしてさらに
そのまた子孫へと繋がっていったとしても
いつかは前庭の雪のように
溶けてなくなってしまうことになると…

そんな気がする…



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