道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/28ホントにどうした?ゆるジョグ10㎞(その前に…)

2025-02-28 16:20:00 | 日記

朝7時頃に
チャラ息子を最寄りの駅まで送った

どうやら今日は仕事終わりに飲み会らしくて
買い替えたばかりのお気に入りの外車は
ガレージに置いていくと…

何なら会社まで送って貰えると
ありがたいんだけど…

そう言われて
プチドライブにもなっていいかも?
一瞬そう思ったけれど…

イヤ今日は月忌参りの日で
ご住職が8時頃に来られるから
今から仏壇とかの掃除や準備もあるし
会社まではダメだな…

そう言ってすぐ近くの駅まで
チャラ息子を乗せて愛車を走らせた
屋根を開けないまま…

家に戻ると
裏口から初孫くんの大きな声

今日は歩いて学校行くからいいよ〜!

ふ〜ん
○○くん今日は歩いていくんだ
なんで?何かあったの?

天気もいいし
もうすぐ2年生だしなぁ

そんな起き出していたカミさんとのやりとり

駅までなら
お嫁さんに送って貰えばいいのに…

そうだなぁ
全然時間もかからないし…
でもどうせオレもヒマだから
いいと思ってんじゃない?

取るに足らないことでも
まだ誰かの役に立つのなら
そうすればいいと思うこの頃

老いぼれジジイに出来ることなら…


この前
スゴい大雪の日に走ってるの見ましたよ〜

何日が続いた雪模様の日々の中
ご住職の言われる日がいつのことなのか
わからないまま…

この地で雪や雨を理由にしてたら
関東と違ってほとんど走れないですから…

まぁそうですねぇ

それに逆算したというか考えてみたんですが
あと何年マトモに走れるかと思うと…

走れる今のうちに走っておこうと?

そうです!
そのとおりです!
あとせいぜい5〜6年くらいだろうと…

なるほど…

ご住職は
そんな僕の想いに納得したのか笑いながら…

ご住職を見送ったあと
すぐに日課のジョグの準備を…

今日は暖かくなりそうなので
どうしようかと迷った挙句
少しくらい寒くっても
真っ赤なロンT1枚で走ろうと…

勘違いジジイの思い切りで…

この子をお供にして…



暖かそうだったので
本当なら少しロングでも走りたかったけど
月忌参りでスタートが遅くなっちゃったから
やっぱり今日もいつもの10キロかなぁ

そう思いつつ
すっかり雪の溶けた緩い下り坂を下ってく

そして今日もまたもや
スムーズに運べないステップと
バランスの悪い上半身

ストレッチやマッサージなど
何をしても疲れが取れないような
最近の老体具合

時折ショーウィンドウに映る自分の走る姿
気にかけながら目を向けてみるけど…

いつもYouTubeで観るような
バランスの取れた誰かの手本フォームには
なかなか届かないと落胆しながら…

YouTubeで見るランナーたち
どうしてあんなにカッコいいフォームで
走り続けることが出来るんだろう?
お腹もペタンコで全然太ってないし…

もっとも
彼らは僕よりもずっと若い
新陳代謝も激しい真っ只中の30代ランナー
それなら当たり前なのか?

倍ほどの年齢で
彼らのようなマトモな新陳代謝すら覚束ない
老いぼれジジイと比べるなんて
愚の骨頂なのかも?

そう思いながら10キロジョグの終盤
8キロくらいですれ違った若いランナー
アラサーくらいの…

会釈したにも関わらず返って来ることもなく
チョッピリ寂しかったけど
それよりもピョンピョン跳ねるような
彼のフォームの軽さが羨ましすぎて…

アラ古希ジジイには
到底マネの出来ないフォームだと…

やっぱり若さ…か?

まぁ仕方ないさ
そんな息子より若い若者と比べたって
今のジジイには何の意味もないと…

もう若者に勝てるはずがないということ
シッカリと心に刻み込んでおかなくちゃ…



半ばガッカリしながらも走り切った10キロ

走り終わってみれば
今日もまた想定外の速い結果が…

もしもう少しだけ頑張って走れば
1時間を切れてかもしれないほどの…

昨日といい今日といい
よくわからない最近のジジイのジョグの結果

どうした?
ホントにどうしたんだ?

無意識のうちに
往年のジジイに迫るようなペースで
走ってるなんて…

自分でも思いもかけない
好結果に合点がいかなくて…

いくら結果が良かったとしても…









ジョグの終わりの我が家近くの幹線道路

アプリの10キロ終了のアナウンスを受けて
走るのをやめて歩き始めようとしたとき…

歩道の前を歩いてた
背の高いスラッとしたどこかのオバさん
帽子を被った…

アプリを止めて彼女の後ろを歩き続けると
まるでストーカーみたいに間違われそうで
追い越してからアプリを止めようと思い
そのままスッと追い越した

追い越してからアプリを取り出して
ストップさせようとしたとき
おはようございます〜という大声が
そのオバさんから!

えっ?
と思って振り向くと…

その背の高いスラッとしたオバさんは
小中同級生の未亡人のIちゃんだった

昔からおとなしめで目立たなかったIちゃん
中学校を卒業してからどうしてたのか
全く知ることもなかったけれど…

10年以上前だっただろうか?
彼女の働く某センターで何十年ぶりに見かけ
おそらく彼女だろうと思いながらも
確認することも話しかけることも全くなく…

数年前にその某センターでたまたま同席した
友達の同級生から彼女だということを聞いて
以降一言二言挨拶をする機会も出来たが…

それでも小中の頃からそんなに話さないのは
依然として変わらず…

そんな彼女が何年か前だったか
某センターから帰ろうとする僕に
わざわざ走って寄ってきて
毎日走ってるの見かけるけどスゴい〜!
と言ってくれて…

そしてその某センターを
去年の年末に退職するときにも
僕に歩み寄って辞めることを打ち明け…

なぜだか急に彼女との距離が
接近したように感じたのは
僕の思い違いなんだろうか?

まるで仲良しの友だちみたいに
僕に近寄ってきた彼女の動向は
ちょうど彼女の旦那さんが亡くなった
その時期の直後だったろうか?

単なる僕の思い過ごしかもしれないけど…


おお〜っ!元気なのかよ〜?

たまに歩いてるのよ
ヨボヨボにならないように…
アナタみたいに毎日は走れないけど…

そうだよなぁ
せめて歩かないとババアになっちまうよな〜

あっ!ゴメン…
そのまま走り続けていいのよ

いやいいんだ
ちょうど終わったとこで
ご覧のとおり汗グッショリになって…

そんな彼女としばしの世間ばなしのあと
またね〜と言いながら別れを告げたあと…

あっ!
今度さ!
デートしようよ〜!

そう彼女を呼び止めると…

ええっ?
ええ〜っ?

振り返ってそう2度言ったあと
彼女は戸惑うように笑いながら
いいともダメだとも言わずに
そのまま歩き始めたけど…

アラ古希ジジイから発せられたデートの誘い
アラ古希ババアの彼女は
どんな風に受け取ったんだろうか?

エロジジイの直感では
彼女は僕にそれなりの好意を抱いてると…
少なくても嫌いではないはず…

嫌いなら
わざわざ走りすぎようとする僕を
呼び止めるはずもないから…

そんな僕からのデートの誘いの言葉
もし冗談だと受け取ったんだったら
わかったよ〜今度ね〜とか言って
軽く冗談っぽく受け答えするはずなのに…

驚いて返事もできなかったってことは…?

ひょっとして
真に受けたんじゃないかと…

彼女のマジメな性格からして
たぶんそうなのだろうと…

もちろん僕自体も
彼女とデーしたいからそう言ったのだが…

そんな僕からの誘いに返事できなかったのは
言葉どおりに受け取って
なんて返事していいのかわからなかった?

デートしたい気持ちもあるけど
していいのやら悪いのやら…

そんなところかもしれない

おそらく
ここ何十年も旦那と違う男に
好意を抱くこともなかったろうし…

ましてや
デートに誘われることなんて
絶対になかったんだろうなぁ

彼女の少し笑いながらも
戸惑うように困った表情が今もまだ…

だけど
彼女からその返事が来ることはないだろう

今度もし再び彼女に会うことがあったら
もう一度誘ってみよう

ねぇこの間のデートの返事は?
オレとデートしようよ〜と…

彼女がどう返事してくるのか
どうしても聞いてみたい

たとえそれが
ジジイの勘違いだったとしても…

デートが出来なくなる前に…

その前に…




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