えつこのマンマダイアリー

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第6章 ホルモン療法 13.

2007年09月12日 | 乳がん闘病記
13.
 ヨガのS先生に紹介された本に直感的に惹かれるものがあったので、早速ネットで調べてみた。
 「サイモントン療法」とは、アメリカの腫瘍学の権威であるDr. Carl Simontonが開発した、がん患者とサポーターを精神面でサポートするための癒しのプログラムだ。心や感情が病気の原因や治癒過程に大きく影響することが確認されているにもかかわらず、精神面をサポートしたり強化したりする体系的なプログラムがないことに着目し、開発されたものだ。まさしくこの頃の私にピッタリの書物に思え、私は早速手に入れた。

 著者の川畑伸子氏は、サイモントン氏と通訳の仕事を通じて出会い、その後同療法認定セラピストの日本人第1号となった人だ。
 くだんの著書『がんのイメージ・コントロール法 ~サイモントン療法による癒しへの道~』は、がん患者を苦しめるがんへの勝手なイメージや誤ったイメージを転換させ、リラックスして希望を持って治療に取り組めるよう、順を追ってプログラムが構成されている。
  ・がんの持つメッセージの意味を考える
  ・いろいろな思い込みを転換する
  ・がん・自己治癒力・治療のイメージを描く
  ・目には見えない叡智や自分の内なる力を信じる
  ・死のイメージを転換する
  ・サポーターとの関係・サポーターのあり方を考える
  ・健康になるためのプラン作り
 という具合だ。各項目ごとに自己瞑想プログラムが組み込まれている。心身を落ち着かせ、本来の自分に戻って自分と向き合うことで、良いイメージを持ち、健康回復につなげるものだ。

 「人生とはWONDER・FUL、不思議が・いっぱいでワンダフル、すばらしいもの」という書き出しで始まるこの著書が気に入り、私はプログラムを1つ1つ実践してみた。

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2 コメント

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Adventure in attitude (だちょう)
2007-09-13 01:37:29
『がんのイメージ・コントロール法 ~サイモントン療法による癒しへの道~』の著者はお名前から判断するに、神の使いのようですね。

Image Control
これを私は会社の研修で学びました。研修の名前は"Adventure in attitude"というものでしたが、要はpositiveな自己暗示です。一見するとなんだか新興宗教じみていますが、ただ妙に説得力があっていまでも印象に残っています。Negativeな自己暗示というのはよく目にします。自分にはこれはできないという意識の壁です。自分の専門外のことには手を出さないという人が多く、会社では特にそれが目につきます。
あと、悩みごとがあってなかなか寝付けないときに効果的なのが、意識的に楽しいことだけを考えることです。昔あった楽しかったことを思い出す、これからやりたい楽しいことを想像する、それだけで睡眠薬よりよほど効果があります。もちろん、悩み事があると悲観的な考えがすぐに頭に浮かんできますが、そこはその考えを否定するのではなくて、まったく相対する想いを導入することによって自然に消してしまうのです。まだ、私は悩み足りないので、こんな能天気なことが言えるのかもしれませんが、試してみてください。
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だちょうさんへ:情報ありがとう! (takuetsu@管理人)
2007-09-13 18:47:53
会社の研修でそういうのを受けるのですね。いいですね。

よく言われるプラスのプラシーボ効果ですよね。
ヨガ(気功)教室のS先生のレッスンには、ときどき瞑想の時間があるのですが、やはり良いこと、楽しいこと、心地よいことをイメージします。同じようなものでしょうね。

精神的にまいっているときは、なかなか良いイメージを描きにくいものですが、努めてそうするうちに好循環が生まれるかもしれませんね。
ご教示ありがとうございます。
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