お断り:この闘病記は3年前にさかのぼって記しております。現時点で進行しているのは、2006年年末の段階での話です。 (現在は経過観察中で、今のところ再発や転移の兆候はありません。ご安心ください。)
15.
原因不明の手のしびれが続いたのと前後して、眠るときにどんな姿勢をとっても脚がだるくて眠りに着きにくくなった。枕を脚の間にはさんでなんとか眠りに着いても、明け方にふくらはぎがつって目が覚めることを2回繰り返した。こむら返りは妊娠中に何度か経験したが、それ以来のことだ。足がよほど冷えているのだろう。入浴中にマッサージしたり、ソックスをはいて寝たりしたが、なおこむら返りが続いたので、アンカを入れるようにしたら起こらなくなった。
12月の初めに、今度は右手人差し指の第一関節付近と左手小指の第一関節付近が赤黒くなり、圧迫すると痛い状態になった。また整体のS先生に報告すると、「そういうときは局部だけを熱めのお湯につけてみなさい。そして局部の痛みがどのように拡散するか観察しなさい。そうすれば、痛みの原因がわかることがあるよ」と助言を受けた。これもその助言に従っているうちにいつのまにか解消した。原因不明のままだったが。
そんなとき、ある整体師の記事を地域のミニコミ新聞で折よく見つけた。「病気でない病気」というシリーズの一つで、「原因不明の手足のしびれとは?」というタイトルの記事だった。それによると、手足のしびれには2種類あり、ヘルニアや脊柱間狭窄による神経根の圧迫によるものと、血行不良によるものだ。さらに、しびれの多くは血行不良によるものとのこと。私の場合も、散歩したり熱い湯につけたりしているうちにいつのまにか治ったところをみると、血行不良で頸椎の神経が圧迫されていたのかもしれない。
時を同じくして、咽喉が痛くなったのでいつものように葛根湯を使ったが、なかなか治らなかった。ツボを押したり、爪もみ*をしたり、首に蒸しタオルを当てたり、紅茶でうがいしたり、花梨蜂蜜を飲んだり…あの手この手を試したが、いつものようには治らなかったのだ。これまたS先生に話すと、先生はわざわざハガキを送ってくれ、リンパ体操を勧めてくれた。そのお蔭か、いつもよりは長くかかったが、発熱に至る前に治すことができた。S先生、本当にいつもお世話になります。
八味地黄丸と補中益気湯と両方を服用するようになって2ヵ月半になるが、こうした血行不良による諸症状が頻発するところをみると、改善ははかばかしくないのかもしれない。血行不良はやはりホルモン療法と無関係であるはずがない。服用している「タモキシフェン」の副作用*の中には、血栓症としての手足の痛み・はれ・しびれが挙げられている。
ホルモン療法による血行不良と、漢方薬その他による血行改善との力比べは、こうして相も変わらず続いていた。寒さはこれから本格化するというのに、こんな状態で冬を乗り切れるのだろうか?
* 『奇跡が起こる爪もみ療法』・爪もみ療法(オーラメソッド)・過去記事:「第7章 楽観しつつ…11.」をご参照ください。
* 「おくすり110番」をご参照ください。
15.
原因不明の手のしびれが続いたのと前後して、眠るときにどんな姿勢をとっても脚がだるくて眠りに着きにくくなった。枕を脚の間にはさんでなんとか眠りに着いても、明け方にふくらはぎがつって目が覚めることを2回繰り返した。こむら返りは妊娠中に何度か経験したが、それ以来のことだ。足がよほど冷えているのだろう。入浴中にマッサージしたり、ソックスをはいて寝たりしたが、なおこむら返りが続いたので、アンカを入れるようにしたら起こらなくなった。
12月の初めに、今度は右手人差し指の第一関節付近と左手小指の第一関節付近が赤黒くなり、圧迫すると痛い状態になった。また整体のS先生に報告すると、「そういうときは局部だけを熱めのお湯につけてみなさい。そして局部の痛みがどのように拡散するか観察しなさい。そうすれば、痛みの原因がわかることがあるよ」と助言を受けた。これもその助言に従っているうちにいつのまにか解消した。原因不明のままだったが。
そんなとき、ある整体師の記事を地域のミニコミ新聞で折よく見つけた。「病気でない病気」というシリーズの一つで、「原因不明の手足のしびれとは?」というタイトルの記事だった。それによると、手足のしびれには2種類あり、ヘルニアや脊柱間狭窄による神経根の圧迫によるものと、血行不良によるものだ。さらに、しびれの多くは血行不良によるものとのこと。私の場合も、散歩したり熱い湯につけたりしているうちにいつのまにか治ったところをみると、血行不良で頸椎の神経が圧迫されていたのかもしれない。
時を同じくして、咽喉が痛くなったのでいつものように葛根湯を使ったが、なかなか治らなかった。ツボを押したり、爪もみ*をしたり、首に蒸しタオルを当てたり、紅茶でうがいしたり、花梨蜂蜜を飲んだり…あの手この手を試したが、いつものようには治らなかったのだ。これまたS先生に話すと、先生はわざわざハガキを送ってくれ、リンパ体操を勧めてくれた。そのお蔭か、いつもよりは長くかかったが、発熱に至る前に治すことができた。S先生、本当にいつもお世話になります。
八味地黄丸と補中益気湯と両方を服用するようになって2ヵ月半になるが、こうした血行不良による諸症状が頻発するところをみると、改善ははかばかしくないのかもしれない。血行不良はやはりホルモン療法と無関係であるはずがない。服用している「タモキシフェン」の副作用*の中には、血栓症としての手足の痛み・はれ・しびれが挙げられている。
ホルモン療法による血行不良と、漢方薬その他による血行改善との力比べは、こうして相も変わらず続いていた。寒さはこれから本格化するというのに、こんな状態で冬を乗り切れるのだろうか?
* 『奇跡が起こる爪もみ療法』・爪もみ療法(オーラメソッド)・過去記事:「第7章 楽観しつつ…11.」をご参照ください。
* 「おくすり110番」をご参照ください。