えつこのマンマダイアリー

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旬の恵み2024 ~ハイビスカス ローゼル~

2024年11月08日 | ハーブ&アロマ

 こちらの過去記事で紹介したように、先月下旬に神奈川県座間市にある「風の谷のガーデン畑 garden baum」ハイビスカスローゼルの実の摘み取り体験(詳しくはくだんの過去記事をご参照ください)をし、いろいろな形で楽しんだので紹介します。

 そもそもハイビスカスローゼルとはどういう植物なのでしょうか? 「ローゼルとは?特徴から歴史や食べ方までご紹介します」という動画で、実だけではなく全体の詳説が見られます。一部割愛して貼りつけます。

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ローゼルの特徴

科名と形状
ローゼルは学名ではHibiscus sabdariffaと呼ばれ、アオイ科フヨウ属に分類されます。多年草の植物であり、食用としては成熟したガク片(花の最も下部にある器官)と葉、茎が使われるのが特徴です。日本では九州と沖縄以外においては一年草の植物とされています。

赤色の果実と茎が際立ち、薄い黄色・ピンク色の花びらと緑色の葉を付けるローゼル。草丈は1.5m前後、花びらは直径10cmほどになり、葉には少しぬめりがあります。

原産地
ローゼルの原産地は諸説あります。同じアフリカ内でもエジプトやスーダンなどの東アフリカとする説や西アフリカとする説などがあるほか、中国などのアジアともいわれています。暑さに強い植物のため、熱帯で栽培されることが多い植物です。

歴史
ローゼルは、古代エジプトやインドで「不老長寿の秘薬」として使用されました。特にクレオパトラが美容と健康のために愛用していたことや、ファラオの墓から種子が発見されたこと、タイやインドの伝統医学で活用されてきたことからも、ローゼルが古代から各地域で親しまれていたことがわかります。

また20世紀初頭にブラジルにおける日本人移民が、故郷の梅干しの味を再現するためにローゼルを使用したエピソードもあるように、日本とも馴染みが深い植物です。

ローゼルにまつわる文化
ローゼルは各地域の文化の中で根付いています。タイの少数民族では民族衣装や寺院の建物のデザインのモチーフとして、インドでは花びらが結婚式などの儀式用として使用されています。他にもカリブ海諸国では祝祭に飲料として活用されていることも特徴です。

ローゼルとハイビスカスの違い
ローゼルは同じアオイ科フヨウ属に属するハイビスカスの一種ですが、用途がそれぞれ異なります。一般的なハイビスカスが観賞用途であることに対し、ローゼルは食用として使用されることが特徴です。代表的な用途としてはシロップやジャム、スープなどがあります。

ローゼルの食べ方
スープ
スープなどの煮込み料理にはが使用されます。インドネシアのジャワではカレーの香味料の一つとして用いられているように、その酸味が煮込み料理で活かせます。
サラダ
ローゼルの花びらは生でサラダに入れられます。薄い黄色とピンク色の花びらをサラダに添えることで、見た目にも華やかな一品に仕上がります。
ジャム
ジャムにローゼルを使用する場合は種を取り除いた生のもの、あるいは乾燥させたものを煮詰める方法でできます。お好みによっては、リンゴと合わせるのもおすすめです。

(※文中の文字の太字化や着色はブログ管理人によります。)
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 また、こちらの動画によると、「ビタミンC・ミネラル・カリウム・アントシアニンを多く含み、疲労回復・美肌効果などが期待できる」そうです。

 

     
 一般的にハイビスカスティーとして売られているのは、このハイビスカスローゼルの実の萼を乾燥させたものなのですね。今まで知りませんでした(^^;
 くだんの「風の谷のハーブ畑」のハーブは「無農薬、無肥料、なるべく自然生育を心がけている」由、安心していろいろな形で食してみました。
 コラージュ画像を中心に紹介します。(★トップ画像以外の画像をクリックすると大きな画像が見られます。)

 

 

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◆フレッシュローゼルティー (by「 風の谷のハーブ畑 」のオウナー山口裕子氏)
1.実をざっと洗う。
2.ヘタをキッチンバサミでカットし、萼をむく。
3.むいたローゼル*(3粒ほど/杯)とスライスしたりんご適量をティーポットに入れ、あればカルダモンやシナモンスティックをくだいて一緒に入れ、熱湯を注ぎ5分待つ。
4.ティーカップに小さじ1杯のはちみつを入れ、ティーポットのお茶を注ぐ。
5.シナモンバジル*を添えて出来上がり!

 * ブログ管理人注:「むいたローゼル」=「むいた萼」ということですね(^^ゞ
 * 山口氏は、私が摘んだローゼルにシナモンバジルの葉を少々つけてくれました。なくてもよいと思います。
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 私は山口氏の絵のないレシピだけを見ていたので、萼を下方のギザギザ部分だと思い込み、最初はそこだけを切り落として(=種も一緒に)ティーにしていました(^^; 
 生のりんご&ハチミツの代わりに、紅玉の発酵ドリンク(加糖)の果肉(冷凍保存可)を使いました。左端画像はシナモンを入れないバージョン。ほのかな酸味が心地よく、とても美味しいと思っていただきました(^^ゞ

 でも、後でネット動画を見て、実を包み込む赤い部分全体が萼だとわかりまして...もう一度淹れ直しました(^^ゞ(↓)。


 実際にはもっときれいな赤に発色しています。
 動画を見てわかったことですが、萼をむくときは萼の一ヵ所にナイフで縦に切れ目を入れると、するっと丸ごとつながってむけます
 萼だけで淹れても、種ごと淹れても、さほど変わらない気がしましたが、種がない方が酸味がマイルドかもしれません。 

 ティーにした後の萼を触ってみたら、ヌルヌル、ネバネバとぬめりがありました。葉と同じですね。同じアオイ科の仲間のオクラも、実だけではなく花にもぬめりがあるのを思い出しました(オクラの花を食したことがあります:こちらの過去記事をご参照ください)。

 

◆ローゼルのハチミツ漬け
 保存が効きそうなので、ネットで見つけた動画に習ってハチミツに漬けてみました。レシピはこちら:「【ローゼルハニー】摘みたてのローゼルではちみつ漬け作り」
 簡単にまとめれば、「洗って水分をふき、萼をむき、ビンに入れ、ハチミツを縁まで注ぎ入れる 約2週間で完成」ということです。


 2週間待って(上段右&下段左)ティーにしました。濃さは好みによると思いますが、私は大さじ1杯のローゼルハチミツと3個分の萼を入れ、お湯を注ぎました。
 こちらも美味しくいただきました! フレッシュの萼で淹れたティーより酸味がマイルドかしら。バラの香りがする気がするのは気のせい? ハチミツの香りかな。萼もいただいちゃいましたよ(^^)v 水分が抜けて、少ししわく(すみません、母の田舎の方言です(^^;)なりましたが、まだコリコリしています。

 

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◆ローゼルの塩漬け(by 山口裕子氏)
1.萼をむいたローゼル*をジップロックに入れて粗塩をまぶす。
2.冷蔵庫に2~3日寝かせてしんなりしたら出来上がり!
 塩漬けをみじん切りにして、炊き立てのご飯に混ぜると、かわいいピンクのおむすびに!!
 プラス、白ごま、ジャコ、青じそを加え、さらにおいしさ、彩りUP!!

 * ブログ管理人注:「萼をむいたローゼル」=「むいた萼」ということですね(^^ゞ(ブログ管理人注)
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 また、冒頭に紹介したくだんの動画「ローゼル塩漬け ローゼルタネとり Roselle salted roselle seeds」の塩漬け方法を簡単にまとめると、「ざっと洗い、水分を取り、煮沸した容器に入れ、10%の塩を加え、容器をよく振って塩をまぶす」ということですね。


 3日待って少ししんなりした状態はコリコリとした食感で、「ほぼカリカリ梅」です(^^)v 上述の「ブラジルにおける日本人移民が、故郷の梅干しの味を再現するためにローゼルを使用した」という意味がよくわかりました(^^)v
 粗みじんにしてご飯に混ぜ、柔らかく握りました。美味しかった!!

 

◆フレッシュローゼルの保存法(by 山口裕子氏)
  新聞紙やペーパータオルに包んで冷蔵庫で保存する。 

 

◆ローゼルの種採り
 こちらの動画(何度も登場!)に習って種を採ることにしました。簡単にまとめると...
 ・カラカラになるまで乾燥させる
 ・とがった方から殻を割ると、5室に分かれ、中に種が6~7粒ずつ入っている(アサガオの種のような形みたいです)
 ・種まきは5月頃
 ・肥料・農薬なしでも沢山実る

    
       いい種にな~れ!!!

 

 こちらはおまけ...

 「風の谷のハーブ畑」で求めたブレンドティーも美味しくいただきました。この日のは、バタフライピー・ミント・レモングラス・レモンバーベナの4種でした。
 【上段】バタフライピーだけで淹れたもの(水出しの方が色がきれいに出ます)。ブルーマロウティーのようですね(こちらの過去記事をご参照ください)。試しませんでしたが、レモン汁を入れればピンク色になるでしょうね。
 【下段】残りの3種で淹れたもの。レモンの香りがたっぷり、私好みのティーでした。

 

 自分で摘んだローゼルの実40粒をフル活用、フル堪能しました! 味や香りだけではなく、目でも楽しめます。来年も摘みたいな。どこかで収穫体験の機会を見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

 


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