えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

「手当て」のぬくもり

2007年03月26日 | 健康
 腰痛持ち、というよりはぎっくり腰持ちの私、体が緩む春はぎっくりが起きやすい要注意の季節です。今月の初めにも危うい瞬間がありました。

 腰椎の周りの筋肉がこわばっているのが明らかだったので、いつものようにカイロを当て、自分の手でさすったり指圧したり...ヨガの先生がいつかぎっくり腰になったときに、「300回自分の手でさすって治した」という話を思い出したからです
 ずっとやっていると疲れるので、その間は自分の温かい手が腰に当たっている状態をイメージし続けました。
 息子と娘が帰宅すると即招集、彼らの手でもこすって、さすって、もみほぐしてもらいました。
 ぎっくり腰やこむら返りなど、急性の筋肉痛には芍薬甘草湯が効くので、こういうときのために常備はしているのですが、今回は使わずにすみました。

 まさしく人の手による「手当て」により、今回は大事に至らずにすんだというわけです。
 「手当て」という言葉は、現在は「怪我や病気に対する処置」のようなより広範囲で抽象的な意味で使われたり、果ては賃金などのような金銭的意味でも使われたりしますが、本来の意味は「手を当てる」ということですものね。人の手の温もりのもたらすエネルギーとありがたさを実感しました。
 
 それで思い出したことが1つ…大学生の息子が中学の同窓会に出たときのことです。かつてのクラスメートである女の子、いえ、女性が言ってくれたんだそうです:「小2のとき、給食食べた後気持ち悪くなって、戻しちゃったんだよね…そのとき、K畑君が一所懸命背中さすってくれたの。優しい子なんだなぁって思ったから、今でもよく覚えてる…」と。
 一方、さすった本人は全然覚えていないそうで。でも、「こっちは覚えてなくても、優しくされた方は覚えてくれてるもんなんだね。人には優しくするもんだな、って思ったよ」と言いました。
 これ、決して息子の自慢話ではないのですよ。「手当てのぬくもり」が人に与える大きさ、ありがたさがよく表れた逸話だと思ったものですから、紹介させていただきました。

 優しさは伝染するのですね。優しさを受けた人が、別の人にまた優しくして…その人がまた……と、優しさの連鎖、伝染がどんどん広がっていけば、もう少し世の中住みやすくなるのに、と思います。
 
 長くなりついでに...私は「自力整体法」という体操で、腰痛予防に努めています。矢上裕氏の回し者ではありませんが、ご紹介します。(HPが閉鎖されてなくなったため、本をご紹介します。)
* http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b/249-9380100-0717105?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%8E%A9%97%CD%90%AE%91%CC%96@%81@&Go.x=8&Go.y=9

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4 コメント

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家内も腰痛持ち (acorn)
2007-03-28 01:28:15
週末は腰を揉んであげたりするのですが、素人がやっても効果あるんでしょうかねぇ。
でもこの記事を読むとやる価値はありそうですね。
まあ日頃はないがしろにしているのでたまには妻孝行も必要かな。
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やさしさ (misa-piano)
2007-03-28 09:33:31
なんだかぽかぽか、今日の朝の天気のように心まであったかになりました。
気持ち悪くて戻してしまったりしたら、きたなーいとか言われて悲しい思いをしたって子のほうが多いのに、自然に出た息子さんの優しい心。今もお母さんのの腰をもんでくれる優しさ。
自然でほんといいなあああって思いました!
何よりの元気薬ですよね。
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acornさんへ (takuetsu@管理人)
2007-03-28 17:36:18
まぁ、acornさんったらお優しい! 奥様は幸せですね。

「素人がやっても効果あるんでしょうかねぇ」 そう思うでしょう? でも、あるんですよ。
「効果がある」と思いながら、奥様への愛情を込めて「手当て」すれば、絶対に効果があるのだと思います。

妻孝行、大いにしてあげてください! その分、夫孝行を奥さんが返してくださることでしょう。
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misa-pianoさんへ (takuetsu@管理人)
2007-03-28 18:03:44
misa-pianoさん、いつもコメントありがとうございます。

そうですねぇ...小2だったら、「きたな~い」が普通の反応でしょうか...。大人なら理性でコントロールできるし、場合によっては「いい子ぶりっ子」で優しくすることもあるかもしれないですものね。
その年齢の優しさは「本物」かもしれません。

今でもそれくらい優しければよいのですが...私の顔を見れば、「もっと美味しいもの食べさせてくれ」ですよ。
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