2.
4月末には、「RFL(リレー・フォー・ライフ/命のリレー)日本版を考える会」*の集会に参加するため、横浜まで出かけた。
そもそも「リレー・フォー・ライフ」とは、1985年にアメリカのワシントン州で始まったがん患者支援のためのチャリティーイベントで、現在では全米4000カ所以上、世界20カ国以上で行われている。イベントの目的は、寄付を募ることと、地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育むことだ。内容としては、患者・家族や友人などのサポーター・地域の人がチームを組み、がんと闘う人たちの勇気を称えながらリレー形式で陸上競技場を24時間歩く「サバイバーズ・ラップ」や、がんで亡くなった人たちを偲び、名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる「ルミナリエ」の2つが、大きな柱だ。
その日の集会はその日本版を初めて開催することを目的とするものだった。主催の代表者であるシュウさんこと三浦秀昭氏*は進行した肺がん患者だ。2003年の発病当初、三浦氏は医師や看護師とも話せないほどのうつ状態に陥ったが、他の入院患者のある一言でうつ状態から脱し、アメリカのRFLを知ったことをきっかけとして日本での開催を目指して立ち上がったのだった。9月初めに筑波大学の陸上競技場で開催されるまで、企画は着々と進んでいた。私は以前から彼のことをTV番組で知っており、その勇気と熱意に敬服していたので、この集会を知ったときはすぐに参加を申し込んだのだ。
集会はアメリカのRFLの紹介、パネルディスカッション、バンド演奏と続き、会場は300名近い参加者と主催者の熱気で包まれた。三浦氏は病期IVという病状を感じさせず、ステージの上で輝いていた。私は氏を始め主催者の勇気と熱意と涙に大いに元気づけられた。
* 「リレー・フォー・ライフ日本版を考える会」
* 三浦秀昭氏ブログ
4月末には、「RFL(リレー・フォー・ライフ/命のリレー)日本版を考える会」*の集会に参加するため、横浜まで出かけた。
そもそも「リレー・フォー・ライフ」とは、1985年にアメリカのワシントン州で始まったがん患者支援のためのチャリティーイベントで、現在では全米4000カ所以上、世界20カ国以上で行われている。イベントの目的は、寄付を募ることと、地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育むことだ。内容としては、患者・家族や友人などのサポーター・地域の人がチームを組み、がんと闘う人たちの勇気を称えながらリレー形式で陸上競技場を24時間歩く「サバイバーズ・ラップ」や、がんで亡くなった人たちを偲び、名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる「ルミナリエ」の2つが、大きな柱だ。
その日の集会はその日本版を初めて開催することを目的とするものだった。主催の代表者であるシュウさんこと三浦秀昭氏*は進行した肺がん患者だ。2003年の発病当初、三浦氏は医師や看護師とも話せないほどのうつ状態に陥ったが、他の入院患者のある一言でうつ状態から脱し、アメリカのRFLを知ったことをきっかけとして日本での開催を目指して立ち上がったのだった。9月初めに筑波大学の陸上競技場で開催されるまで、企画は着々と進んでいた。私は以前から彼のことをTV番組で知っており、その勇気と熱意に敬服していたので、この集会を知ったときはすぐに参加を申し込んだのだ。
集会はアメリカのRFLの紹介、パネルディスカッション、バンド演奏と続き、会場は300名近い参加者と主催者の熱気で包まれた。三浦氏は病期IVという病状を感じさせず、ステージの上で輝いていた。私は氏を始め主催者の勇気と熱意と涙に大いに元気づけられた。
* 「リレー・フォー・ライフ日本版を考える会」
* 三浦秀昭氏ブログ