アニバーサリー２０２３ ～結婚記念日ランチ～

　昨日は我が夫婦にとって４０回目の結婚記念日でした。「ルビー婚式」と呼ばれるようですね。さかのぼると５０年近いつき合いですし、性格も価値観も真逆なので、よくもまぁ続いているものだと思います(^^;

　昨年は平凡な店ですませたので、おしゃれなお祝い席は２年ぶり。国立市にある「INDIVI」という和を取り入れたフレンチレストランを夫がTV番組で見つけました。スタッフ全員が若いのに、なかなか質の高い材料と調理を提供してくれています。店内はテーブル席がゆったりと配置され、落ち着いた空間で、接客もよかったです。
　記録も兼ね、覚えている限りの詳細を載せておきます。メニューはその日の仕入れによって異なるようで、詳細の記載がなく、口頭で受けた説明を記憶してきただけなので、間違っていたらごめんなさいm(__)m
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アニバーサリー２０２３　～結婚記念日ランチ～

 

　「Tasting course」(5,500円)をいただきました。アミューズ・オードブル・温前菜・メインディッシュ・リゾット・デザートの６品の構成です。契約農家の野菜、毎朝築地から仕入れる魚介、三元豚など、素材が良く、調理は素材が活かされ、どれも意匠が凝らされていました。

　ドリンク（「ストロベリー ヌーベス」という名の、ロゼスパークリングとイチゴのノンアルドリンク）のみ別料金です。白い泡状のものは綿アメ、沈めて融かしてからいただきました。夫はドライバー、私は下戸と飲めませんでしたが、高級ワインもとり揃えられています。
　カトラリーはフランス製のラギオール (Laguiole) が使われていました。

　１．アミューズ
　　　　ウッドボックスに造花やドライフラワーとともに盛りつけられているのは、
　　　生ハムとクリームチーズの載ったブルスケッタ（イタリア語ですが、そう言っていました）と、
　　　マスタード風味の牛肉を挟んだカボチャのチュイル。

　２．オードブル
　　　　契約農家の季節野菜とエディブルフラワーのテリーヌは、和風出汁で調理された
　　　何種類かの人参・里芋・ブロッコリー・ビーツ・椎茸を、やはり出汁で調理された
　　　人参のスライスで巻いたもので、マヨネーズソースはサフランとにんにく風味でした。
　　　蝶の形はチーズのチュイル。

　３．温前菜
　　　　鰆のミ・キュイ(mie cuit)*は、中心が半生、皮はパリッと炙ってあり、魚そのものの
　　　甘みと旨味が出ている一品でした。下にはカリフラワーのソース。
　　　　カリっと揚がった桜エビ・マメ科のリーフ・高菜の漬物とエシャロットの和え物が添えられて。
　　　　*こちらのサイトによると、「『半分火が通った、半生』を意味するフランス語で、
　　　フレンチレストランでよく見かけるメニューです。 絶妙な火加減が必要で家庭での調理が
　　　難しい料理ですが、真空保存袋を使えば簡単に作れます。火が通っているのに、驚くほど
　　　しっとりなめらかな独特の食感が楽しめる一品です」だそうです。

　４．本日のメインディッシュ
　　　　三元豚のロティール（＝ロースト）。柔らかく風味豊かに調理され、ポークがどちらかと
　　　いうと苦手な私でも充分美味しくいただけました。
　　　　ポークの上に載っているのはキノコ風味のバター。芽キャベツのグリエ（＝グリル）やリーフ、
　　　朴葉に載せて炙られた自家製味噌とそのソースがあしらわれていました。

　５．リゾット
　　　　北海道産のウニとフレンチキャビア（ニジマスの卵）の黄金リゾット。この店のスペシャリテとして
　　　供されました。少量に見えますが、結構ボリューミーです。

　６．季節のデザート＆コーヒー/紅茶
　　　　ショコラテリーヌ・キャラメリゼしたクルミ・金柑のコンポートの上にバニラアイス、
　　　さらにその上に、雪に見立てたメレンゲ。
　　　　記念日を祝うメッセージを入れてもらいました(#^.^#) 

　魚も肉も外はパリッと、中は柔らかでジューシー、味つけはどれもほどよく、見目麗しく...。大満足でした(^^)v

 

　この店は、姉妹店のイタリアンレストラン（バル）を２月半ばにオープンする予定だそうです。国立駅の北口のすぐそば、ビルの１階を仮店舗にして、軌道に乗れば、本格的に他に移って店を構えたいと言っていました。
　若者が活き活きとがんばっている姿は好ましいですね。成功することをお祈りしています。ごちそうさまでしたm(__)m

 

　 実はこの後、国立在住の友人夫妻と落ち合い、「カフェおきもと」（インスタ）でまったりと過ごしました。住所は国分寺市ですが、国立駅をはさんで南側、レストランから車ですぐ着きました。

　　　　
　実はこの店、東京新聞の記事で以前から知っていて、いつか訪れたいと狙っていた店なのです。友人が手配してくれ、念願が叶ってラッキーでした(^^)v
　くだんの新聞記事によると、洋館と和館とからなるこの「沖本家住宅」は、昭和８年に建てられた市内最古の別荘建築・洋風建築で、現在は国の有形文化財となっています。旧家主の沖本姉妹と長年交流してきた近所に住む現家主の久保愛美(なるみ)さんが、跡継ぎのない姉妹を無償で介護していたことから、この土地と建物を相続することになりました。歴史的価値を知り、姉妹が大切にしてきた家を取り壊すのは忍びないとの思いから、多額の私財を投じて改築し、洋館がカフェ、和館はギャラリーに生まれ変わりました。
　軽食も提供されていますが、ランチ後のお腹にはコーヒーしか入らず、また久々のおしゃべりに夢中になって、外観の画像だけしかありません(^^;　雨がぱらつく夕方の画像なのでわかりにくいですが、庭も広くて素敵でした。季節を変えて再訪したいお店です(#^.^#) 
　

　 国立の駅周辺も様変わりしていました。

　駅舎は２０２０年に改築され、街のシンボルの「赤い三角屋根」が「まちの魅力発信拠点」として残され、新しいランドマークとなっています。建物内は、ラウンジ・案内所・お土産ショップ・展示室からなっています。
　駅前の「コメダ珈琲店」もおしゃれですねｗ(☆ｏ◎)ｗ

 

　生憎の天気ではありましたが、友人夫妻のお蔭で思い出深い記念日となりました。Nご夫妻、久々に旧交を温められ、楽しかったですね。いろいろとありがとうございました！
　これから一段と寒くなるでしょうが、エネルギーを充填しました。しばらくはひきつづき元気でいられそうです(^^)v　最後に、だ～りん、いつも車でどこへでも連れて行ってくれてありがとう！　お互いにいつまで続けられるかわからないけれど、これからもよろしくねm(__)m