(↑「横浜イングリッシュガーデン」にて2024年5月13日撮影
※記事内容には関係ありません。)
3週間前のことで恐縮ですが、2024年4月24日付東京新聞朝刊「こちら特報部」に掲載された記事「慶応義塾長『提言』波紋 国公立大学費値上げ『年150万円に』」に疑問を感じ、読者投稿欄に意見を投稿しました。採用されませんでしたが、記録のために載せておきます。みなさまはどのように考えますか?
まずは、くだんの記事をここにも引用します(画像は割愛します)。
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慶応義塾長「提言」波紋
国公立大学費値上げ「年150万円に」
◆「教育の質を上げていくために」中教審で発言
◆「大学に行けない子も出るんじゃ…」不安も
◆減らされ続けてきた「運営費交付金」
次に、私の「ミラー」欄への投稿文を紹介します(※字数制限のため、投稿時は「である調」で書いておりましたが、ここに掲載するに当たり、「ですます調」に改めています)。
my column-----------------------------------------------------------
文科省の中央教育審議会の「高等教育の在り方に関する特別部会」で伊藤公平慶應義塾長が提言した内容が波紋を広げている、という「こちら特報部」の記事を読みました。教育の質を上げるために公平な競争環境が必要という理由で、国公立大の学費を約3倍も値上げすることを主張するものです。これに対し、京都大の駒込 武教授は「公平な競争環境と唱えるならば、大学のトップの役割は、国に助成を増やすよう働きかけて学費を抑えることだ」と主張しています。
両者の主張は一見相反して見えますが、「お金」を思考の軸にしている点では共通しています。「人材」という言葉に象徴されるように、お金が第一義となった新自由主義社会で人がお金を産むための道具と化していると私は思います。その結果、大学も企業にとって便利なノウハウを身につけて即戦力になる「人材」を造る場所となっており、教員の研究の質が変容し、授業にも反映されているだろうことは想像に難くないです。
でも、それは大学の本来の姿ではないはずです。個人の志向や目的に沿った学問を自由に修め、豊かな教養と思考力や人間性を備えるための手助けをする場所だと思います。社会のための即戦力ではなく、人間らしく生きるための人間力を養うための場所ではないかと。結果的にそれが社会の活力につながるはずです。そして、大学の在り方を問うことは、「学問とは何か? 人間はなぜ学問をするのか?」という本質的な問いに戻ると私は思います。
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伊藤塾長の提言の場は「高等教育の在り方に関する特別部会」なのですよね? この部会では、高等教育がどう在るべきだと議論されているのでしょうね(^^; 大学という高等教育の場が、企業に都合のよい「人材」=経済的な生産性の高い「人材」を養成する場とされるのなら、大学でなくとも専門学校があればよいではないですか? でも、実際の世の中の動きとしては、かつての専門学校が軒並み大学に改編されていますよね。学校側が自主的に転換したというよりは、国の方針なのだろうと私は想像しておりますが...。
現在の日本の大学生は、3人にひとりが奨学金という名の学費ローンを組み、卒業と同時に借金返済の生活になると言われています。他方で、留学生はやたらと厚遇されているらしい...。教育現場までも市場原理主義と外資への開放ですか...?
そんな現状と乖離した提言をなさる伊藤塾長さん...お名前が「公平」さんなのですよね。ぜひ、お名前に恥じないような提言をしていただきたいと私は思います(^^ゞ
なお、前回当該欄に採用&掲載された拙投稿をこちらの過去記事で読むことができます。多くの方に知っていただきたい内容なので、まだお読みでない方(特に車を運転される方)はぜひご一読くださいm(__)m
留学生は優遇されてるって聞いてたので念の為『留学生 優遇』で検索してみました。
間違いなさそうです。
ま、ウクライナにポンッとお金を出しちゃう総理の国ですから何ら矛盾がありません。
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下の『「幸せ」と感じる日本人、13年間で13%減…』なんて話と無縁では無いと感じます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/edf7dffc47a7e46384d8cc6dde66978e4103b706
哀しいかな、教育だけではなく、いろいろな面でこの国の将来は暗そうに思えます。為政者が国民の方を向いていませんものね。そして、「今だけ、カネだけ、自分だけ」ですから(^^ゞ
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国民の幸福感が日本より低い国は、韓国とハンガリーですか...。ドラマを観ている限りでは、韓国の現状には頷けます。日本と同様、グローバリズムの浸食?が激しいように見えます(^^;