えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...
ありのままに、ユーモラスに......♪

第4章 手術 14.

2007年06月15日 | 乳がん闘病記
14.
 11:20 偉い先生の回診があるということで、看護師の間ににわかに緊張が走り始めた。患部をすぐに見せられるよう、予め胸帯をほどいておくように言われる。 ほどなく偉い先生を先頭に、Y先生と若い医師が入って来る。父の入院時の回診には、6~7名が有象無象と入ってきたので、3人ならまだ許せるかなと思う。

 Y先生が今朝方撮ったレントゲン写真を見せながら、「マンマの患者さんです。明日退院の予定です」と説明すると、看護師が走り寄り、患部が見やすいように手を貸す。偉い方の先生が巨大絆創膏をはがして観察している。
 自分でも患部を初めて見るチャンスではあったが、計4人の衆目にさらされていると思うと、恥ずかしくて見ることができない。見るのが怖いというよりは、見られるのが恥ずかしかった。

 おまけにお偉い先生XとY先生は、私の目の前で平然とこんな会話を交わしたのだった。
  Dr.X:マンマは[治るのが]早いなぁ。何せ外だからね。
  Dr.Y:でも、デリケートな部分ですから、気を使うんですよ。
     1週間に2回やると、疲れちゃうなぁ。(ここで私と目が合う。
     Y先生は慌てて)なんて、言ったらいけないか!
  Dr.X:[患部は]きれいだね。背中から肉をもってくることは
      できなかったの?
  Dr.Y:肉のある人ならできるんですが…K畑さんは痩せてるから…。

 デリカシーのない会話もいいとこだ。プンプン! でも、巨大絆創膏は小さいのに替えられた。万歳! 
 X先生は、順調に回復していることと、ドレーンチューブは明日の状態次第で外すと言ってくれた。

 そして、この日私の日記のタイトルが決まった。『マンマダイアリー』!!!

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