ケイシロウとトークアバウト

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ゲットアウト・ドールハウス(Get out to dollhouse)😱‼️

2021-02-03 21:53:00 | 日記




カッちゃんには思い出があった。
それは、
高校一年生の時、
上級生にいじめられそうになるや否や、
ラグビー部の三年生キャプテンのミヤモトに、
助けられたことやった。

カッちゃんが大学生になった時、
同じ大学にミヤモトがいた。
更にゴツくなった感があっても、
カッちゃんには、
優しく接してくれる。

そんなミヤモトが、
カッちゃんにだけ、
自分の秘密教えるから、
家に遊びに来いと誘い、
カッちゃんは喜んで、
伺った。

ミヤモトは、
すぐに自分の大きな洋間の部屋にカッちゃんを入れた。
そして、
カッちゃんは、
驚いた😳

大きなドールハウスがある。
妹さんのか?と訝っていたら🤔、
ミヤモトはドールハウスのママ人形に、
「ジェシカ!お友達だちを連れて来たよ」と呼びかけた。
カッちゃんは、
「ジェシカ😨❓」と戸惑い呟いて、
ドールハウスを見つめた。
ミヤモトは、
うれしそうに、
ドールハウスの人形の紹介をする。
その時、
いきなり、
ミヤモトの甲高い含み声で、
「カッちゃん。よろしくね」と響いた。
腹話術や😱⁉️とカッちゃんは思った。

ミヤモトはカッちゃんに、
「お前、相手がよろしくね、と言ってんだから、何か返さないと」と言った。
カッちゃんは、
ドールハウスに、
上擦った声で、
「こんにちわ。これからよろしくお願いします」と言った。
再び、
ミヤモトの甲高い含み声が、
「こちらこそ、よろしくね」と返答した。

その夜、
ミョー状な1日に寝つかれないカッちゃんのスマホが鳴った。
ミヤモトからの通話やった。
真夜中のお茶会するから来いと言うことやった😩
仕方なく、
ミヤモトの家に行った。

ドールハウスの前で、
ミヤモトと向かえ合って、
ダージリングいただていたら、
ミヤモトの甲高い含み声が、
「ナンテ楽しいお茶会なの」と聞こえた。

カッちゃんは我慢出来なくなって、
「先輩、止めましょう!こんな馬鹿なこと」と言った。
そしたら、
野太いミヤモトの声がドールハウスから、
「何やおんどれ⁉️誰が馬鹿や❗️」と、
聞こえた。
驚くカッちゃんに、
ミヤモト自身の口から、
甲高い含み声で、
「カッちゃん。仲良くしましょう」と響いた。
が、
ドールハウスからは、
野太い声で、
「仲良く出来るか⁉️このイカレけつの穴が❗️出て行け‼️」と喚き出した。
ミヤモトの口からは、
甲高い含み声で、
「カッちゃん。さよなら」と響いた。

カッちゃんは、
その場を後にした。
そして、
ミヤモトとドールハウスの人形との、
人格が入れ替わったこの事実に戦慄して、
「平成エクソシスト」と呼んだ。
翌年、
元号が変わった。