今から五年前の11月。
広瀬すずの学園胸キュン映画が上映された。
広瀬すずが好きやった俺は、
ぬりかべ君と白提灯と死に損ないの4人で映画の話しをしていた。
教育者と生徒との萌えゴトは可能なのかというテーマで------
(外国映画では80年代からストリップボーイと家庭持ち女高校教師の危ない恋愛映画『ナイト・イン・ヘブン』(日本未公開にDVD未発売)や、女高校教師とニャンニャン体験した高校生が女高校教師の殺人依頼を受ける危ないサスペンス映画『ラブ・レッスン殺人事件』(日本未公開にDVD未発売)など製作されて、教育者と教え子問題は、フツーな感覚なんやけど🤔)
しかし、
俺が教師やったら広瀬すずの告白は喜んで受けると言ってた時に、
下膨れ顔のホモクロが来て話に加わった。
以下は、
ホモクロが経験したこと。
ホモクロが高校時代、
30代のケイイチロウ似の新任男性教師が担任になった。
ホモクロは、
この新任教師がとても親切対応するからうれしくなり、
どんな雑用もしてあげた。
ある日、
学校のお花畑で、
新任教師の横で土いじりしていたホモクロは、
胸キュンで息するのも苦しく、
新任教師の横顔に、
「先生!好きになってもいいですか?」と言った。
新任教師は土いじりしながら、
「駄目や」と言った。
ホモクロが泣き叫ぶ前に、
新任教師は言い訳した。
自分は好かれても嫌われても、純粋な教育者でありたいということ。
自分には大好きな妻がいて、二人の娘がいること。
自分は異性にのみ感情がいかないこと。
そして、
ホモクロがガチギレする前に、
「人の好みとか価値観を相手が決めて、その人は幸せになれるかな?」と問うた。
ホモクロはしばらく思案して、
新任教師が言うことも最もやと思った。
(ホモクロの高校時代には、性差別絶頂期であることも、この話しの悲劇度を浮かばせる)
ホモクロは、
新任教師に迷惑かけたことから、
今後のことを鑑みて、
教師に宣誓して身の振り方を正すと言った。
ホモクロは大声で、
「宣誓!嫌いになってもいいですね!」と言うと、
新任教師は土いじりしながら、
「いいよ」と答えた。
このシビア過ぎるやり取りに、
ホモクロの新任教師への恋心は枯れた。
こうして、
ホモクロの体験記をもって、
俺らのダベりは終わった。
そんなホモクロが、
オノウコを通して、
こうメッセージしている。
「私の部屋の扉は、ケイイチロウ、AE、スパーキーのみにしか開かれていません」、
と。