今から30年前。
当時50代やった、
花愛好じじいのミヤザキは、
花屋開業の為の資金が貯まったので、
念願の花屋を開業することになった。
当時は90年代で、
各保険会社も、
様々な保険を取り扱っており、
ナニをするにも、
保険に入るのは当たり前という風潮やった。
なのに、
ミヤザキは、
知人から必死に保険加入を勧められたのに、
一切の保険加入を拒んだ!
保険金にまで、
貯蓄が及ばなかったことが理由らしい。
そうした中で、
遂に、
ミヤザキの花屋新規オープンの日が来た。
ミヤザキが知人達と、
店内で喜び合っていると、
店の外に、
転がった野球ボール⚾️を拾おうとした子供が、
吊り植木鉢の下で屈んだ。
同時に、
吊り植木鉢が子供の頭上に落ちた😱
すぐに救急車🚑が来て、
子供は搬送された。
そしてすぐに、
警察の調査が入り、
吊り植木鉢の吊り方がテキトーやったことが判明した。
それで、
過失と傷害の賠償責任が問われることとなり、
それらの慰謝料や罰金の為に、
ミヤザキは花屋を閉業した。
実に開業して、
2時間くらいで閉業した、
ミヤザキの花屋やった。
翌日、
力を落として公園を散歩していたミヤザキの目に、
ミヤザキの花屋の吊り植木鉢が頭に当たった子供が、
元気そうに、
友達と野球している光景が映った。
ミヤザキは心に、
「花の命は短い。けど、わらべよ、お前の命は花よりも短いことやろう」と呪った。
ケイシロウ、
最低限の保険はかけよう👍
サイアクのときをやり過ごす為にも👍👍