最近日本社会をダメにしているのは責任論だ
と思うようになっている。
企業が競争力を無くしなくしたのは、
松下、本田、ソニーのような創業社長では
なく、サラリーマン化した社長が多くなり
自分の任期内を無事に過ごすため、リスク
を避けて利益を積み上げることを優先し、
新しいことに投資しなかったためだ。
公務員には特にこれが強く、改革事業には
前例がないことを理由に手をつけたがらず
先送りして任期を過ごすことを優先する。
一般社会では、私のよく利用する道路に
殆ど車がいないのに、赤信号で停車だ。
この近くに団地があり、団地の自治会で
ある人が信号設置を要求すると、反対は
「もし事故があったら責任取れますか?」
ということで押し切られ、自治会要望。
役所は自治会の要望に弱いので
不要な信号が増えて交通渋滞を増やす。
交通渋滞なんか気にしない。
撤去を求めても、責任論が優先する。
少数意見優先の責任論。
明治の再財界のように、一身に責任を
負って引っ張る人材は出ないものかねー。