辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

ビデオ編集の醍醐味、カラー調整で深みをつけ、イメージを尊重したい。

2016-05-22 21:00:42 | ビデオ制作



知り合いのカメラマンからのご依頼で、6月に撮影セミナーの講師をご担当されるので、
撮影風景を紹介するビデオ制作を担当させていただきました。

撮影は、キャノン 5D マーク3 と、24-105、70-200レンズ
インタビュー録音には、オリンパス PCMレコーダー LS-14にて撮影。

普段、編集における色調整(カラコレとかグレーディングともいうが)を
しながら作業をしている。
1カットごとにモニターで確認しながらの作業なので
微調整には手間がかかるが、調整することによって
全く別の印象になるので、カレコレに手を抜けない。

使用素ている編集ソフトは、Mac版 ファイナルカット プロ7で、
Mac特有のデータ形式、デジタル動画編集のための不可逆動画圧縮 フォーマットである
「Apple ProRes」プロレズという形式での編集が得意である。

非常に高いデータレートとダイナミックレンジを損なうことなく扱うことができる。

5Dの収録形式は H264のMOV形式なので、
編集ソフトに取り込み際は、プロレズに変換しながらの
取り込みなので、少々時間がかかるが映像のクオリティは
落ちることなくデジタイズ(取り込み作業)が可能だ。

撮影時には、若干、絞りをアンダー気味に撮影しておいて
編集時に、明るさを調整する方が
撮影時にも変に気を使わず撮影に集中出来る。

逆に、ある程度の範疇なら、オーバー気味に撮影しても
もともとの撮影しているデータ量が大きいので
綺麗に白さが再現できる。

そして、編集では人肌の色味を基準に、
「暖色」を基準に色味を加えていく、
シーンによっては、冷たい感じの「寒色」へ、色を転がす事もある。

今使っている、ファイナルカットは、発売当時の初代バージョンから使用しているので
かれこれ、18年近い付き合いになる。

そんなこんなで、時代が経ち、映像制作も4Kへと突入した。

そうなると、カメラと編集ソフトの一新が必要に成る。

幸い、Macは4Kに対する動向にも敏感で、
フィナルカット10という最新バージョンでは、4Kに対応している。

7とは互換性がない分、操作性もガラッと変わるので
使うには割り切りが必要だが、慣れてしまえば何ら問題はなさそうだ、
初期の10は、できないことが多かったが今はかなり改善された。

7は定価が12万だが、10は4万円以下で購入出来る。

そろそろ買い替えかもしれない。

話を戻そう、
編集時のカレコレは、編集をする人なら経験があると思うが
カラコレをやり始めるとかなりの確率でハマる。

面倒とかいうことではなく、色彩の持つ映像のイメージで
同じタイミングのカットへ編集でも、色味が違うだけで
観た印象が違ってくるので不思議である。

パソコンを用いない編集の時代も経験したきたが、
その頃は、色味を変えるだけで数百万もする
機材が必要だが、今はノートパソコンでそれ以上の
クオリティで色味が変えられる。

もともとカメラマンとして活動していることが多いが、
色彩の持つ力を勉強したくなってきた。

いわゆる、カラーコーディネーターの資格っていうヤツですね。

もう、カレコレしないビデオ編集は有り得ない時代なのである。

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