今朝、私達は六時半に発って一路ロスに向かって走って来た。
私の家からロスまでは650キロあると浦島殿が教えてくれる。
最初は乙姫がハンドルを握る、日曜の早朝とあって車も少ない。
一直線に果てしなく続く両側の丘は若芽萌え、牛や、羊が
戯れて牧歌的風景は私達を魅了する。
決して楽しい事のために出かけたのでは無いのに何故か心は
静かで穏やかだった。
二人で色々と話をし、話が途絶えると漢字遊びが始まる。
この漢字遊びは遠出をする時の私達のパターンのようなものだ。
スピード130~140キロ、時々バックミラーを覗きポリスを警戒しながらの運転だ。
その為予定より一時間早く着く、五時間半で着いてしまった。
孫たちが飛び付いてくる、上は大学生、下が高二、皆私より遥かに大きいというのに。
娘は意外と元気で安堵する。
でも、聞いてびっくり、頚椎だから後ろの首を切開すると思っていたら
何か特殊に悪いらしく、喉を開き喉の骨を横にやって何かの骨を足して
後は金を入れて固定するそうだ。
おお、今夜は婆が張り切ってご馳走を作ってやった。
しばらくは食べられない娘の為に。