モバHO!

2004年10月21日 | 人生はマーケティングもある。
WPC EXPOでモバイル放送モバHO!を見てきた。

ビッグサイト東館内でもひとき高いまっ黄色のブース展示。
おっきく「モバHO!」とロゴが光っている。MOBAHOと発表されたときに「もぶ あほ?」と呼んで遊んでいたが、モバHO!というロゴで「モバホ」としか読めないようになった。ま、考えましたね。

で、展示物は11月に発売されるというTOSHIBA製の専用受信器 SHARP製もおいてあったが、参考出品扱いのよう。アミダラさんが、「SHARPの方が液晶がちょっと大きいね」とのたまう。
っつたって、携帯電話の液晶程度のサイズ(QVGA)だから、放送番組を楽しむというようなサイズでは、残念ながら、無い。

それよか、パソコン向けのPCカードタイプの「モバイル放送PCカードチューナー」の方が興味あり。PCカードサイズで、PC本体から出っ張ったところにアンテナ部分がある。1.5センチ角程度のアンテナ部分が観音開きの三面鏡のように左右にパカッとと開いてアンテナになる。人工衛星の太陽電池のウィングを思い起こさせるデザイン。
専用のソフトウェアで放送を表示することになる。9,800円なり。オプションでホームアンテナ別売り。
ただし、展示されていたものはUSB端子からチューナー本体にケーブルが延びていた。横にいた説明員(おにいちゃん)は、「これは、まあ、今だけのことですが」「これ、電源でも取ってるんですか?」「いや、私は良く知らないんですよ」「はあ、そうですか。」

で、専用端末、パソコン共に、放送を流していたわけだけど、言うまでもなくダイレクトに受信していたわけでなく(天井ありますからねえ)近くに中継局からの電波を受信しているとのこと。画質は、といっても普通のMPEG4でした。

MPEG4といえば、我が(?)Panasocniブースでは、FOMA端末P900ivのビデオ出力機能(附属のケーブルを直接普通のビデオ端子につなげられる)のデモとして、三十数インチのうす型テレビでMPEG4を映すという暴挙。モザイクだらけの映画番組が、レトロチックにすら思えたのは私だけか。

さて、モバHO!に話をもどす。

モバHO!の受信環境として、東経144度、南側の空(南南東およそ45度:東京において)が見渡せないとだめ。ただ、鉄道路線脇に先ほど書いた中継機を設置することで電車でも見られるようにしていくとのこと。現状で東京の山手線全線他東京都心部の一部路線線で可能。今年中に東京都心部はほぼ網羅の模様です。
http://www.mobaho.com/terminal/area/transport.html
う~~~~~む、それじゃあ、すげ~インフラ産業じゃん(>_<>

「ライフスタイルに合わせて選ぶモバHO!プラン」
映像チャネル7+音楽30、で月額2,080円(個別契約可)
情報データ約60 が月額300円
プレミアムチャネルとして、グリーンチャネルが月額1,260円。これは、競馬をやらない私には無用。

映像、音楽は別にして、情報データ約60で月額300円というのは、どうだろう。
内容一覧を見ると、i-modeで流れているものとそう変わらない(ま、どうせそんなところだろうが)で、60個で月額300円で通信料込み、と考えるとこちらはそれなりにお安いと言えなくも無い。

モバHO!が普及するかどうか、なんて、議論以前のことだし、いずこもコンテンツ不足だという状況は変わりないのであるが、進歩し混沌とするコンシューマエレクトロニクス産業において、最先端の製品が見られるというのは、WPCEXPOのような大きな展示会ならではですね。

来年の出展はないだろうなあ(o ̄∇ ̄)