美味しいものを食べるということ。

2005年05月29日 | 人生は食である。
膠原病の死の縁からなんとか舞い戻ってきた大切な友人と食事。

「何を食べに行こうか?」と私
「そうですねえ、あ、角の浜島まだやってますかねぇ。」と彼。
「あ、そうだね、まだあるよ、久しく行ってないからあそこがいいね。」

もう一人の大切な友人と三人で出かける。

厳しい闘病生活から戻り、これからもその病と共に生きていかなければならない友人を思うと、こうやって時間を一緒にすることが(それが健康な人とであれ)どれほどに大事なことだろうと、熱燗に温められた腹の底から感じていた。

もう一人の友人が
「僕、うまいものを食べているときってうれしいんだ」

人生、美味しいものを食べ、大切な人と過ごしていく、それが「うれしい生活」というものなのだろう。


大阪北浜の街の事