兵庫県は明石市に行ってまいりました。
「明石市は、東経135度の日本標準時子午線上にある。
また、瀬戸内海に面しており、明石海峡をはさんで淡路島を眼前に望むことができる。気候は温暖で、古くは万葉歌人柿本人麿によって多くの歌が詠まれた風光明媚な地である。さらに、阪神都市圏と播磨臨海地域、そして海を隔てて淡路・四国と結ぶ位置にあり、海陸交通のうえで重要な拠点となっている。」
以上明石市のwebサイトから引用です。
で、流れの強い明石海峡でとれた鯛は身がしまって昔から有名です。そしてなんといっても「蛸」の本場です。
明石の蛸を使っていないたこ焼きは「ニセモノ」と言っても許されるほど(だれが?)。関西地方では「蛸といえば明石」「明石といえばたこ」と言っても、これは良いと思います。
JR、山陽電鉄明石駅の南側には、国道二号線が走っていますが、その国道を挟んで南側に有名な「明石魚の棚商店街」があります。
明石海峡で取れた新鮮な魚を売っています。魚場に近い市場ですから、基本的には旬のお魚が中心となります。この季節は「がしら」「いかなご」「こういか」「くきわかめ」が旬のようです。きれいな「たちうお」が何本もおかれていましたが、こちらは、年中旬のような・・。観光客向けと思われるマグロなんかも売っていましたが、なかなかお値打ち価格でした。今回は眺めるだけで何も買いませんでした。(欲しいものはいっぱいあったけど、懐具合がよろしくなかったので(苦笑)
さて、明石といえばもう一つ「明石焼き」。
明石のたこ焼き、とか、明石の玉子焼きと言われています。私の駄小説「人生はコーヒールンバだな」第五話にも題材にさせていただいていますが、明石の玉子焼きをお知りになりたい方は、私が書くより検索されれば有用な情報がたくさん手に入るでしょう。
今回お伺いしたのは、明石駅から明石港に続く「明石銀座通り」沿いにある「本家きむらや」さんです。店構えもなかなか年季が入って、数名の決して若くはない(おっと失礼!)おばさんたちが、てきぱきと客の注文を聞き、てきぱきと玉子焼きを焼いているのでした。
はっきり言って、私は明石のたこ焼きの方が料理として"好き"です。卵の味、蛸の味、だし汁の味、すべてが絶妙に溶け合って一つの味世界を作っています。大阪のたこ焼きはあくまでスナックですねぇ。ま、大阪にはうどんというすばらしい料理がありますので、たこ焼きのほうは明石のほうへ譲っていただくとして。
赤い板の上に、程よく焦げ目のついた明石玉子焼きが乗ってきます。なかなか食欲をそそる彩りでもあります。
神戸に来たら、少し足を伸ばして明石までどうぞ!