レビュー Sonho First Album:高尾典江+中島徹

2007年04月30日 | 人生は音楽である
高尾典江+中島徹 待望の待ちに待ったアルバムです。

癒される と言う言葉がこれほど似合うアルバムはないでしょう。

悲しいことがあったときにこのアルバムを聞いて涙ぼろぼろになるもよし。
ギスギスしたこの頃の"このやろ~~"という気持ちをほぐすもよし。
幸せな気分ただなかで、移ろう時間をゆっくりと味わうもよし。

春夏秋冬いづれの季節にもあう絶品アルバムです。

ちょこちょこっと私の印象を・・。

1.雪
好き?嫌い?天使?悪魔?・・人を好きになればなるほど、複雑化を増す"想い"
いきなりのnonワールドいっぱいの曲。

2.真夏の恋
マイクon気味のボーカルがさらりとひらりとボッサノバ。
耳のそばでささやくような曲です。中島さんのピアニカがカワユク耳に残ります。

3.Estrangeiro
「異邦人」と言う意味の曲名。
でも、歌詞はダイレクトな愛の歌になっています。男ならこんな気持ちに、一生に一度はなるものだよな、と少し懐かしく感じる一曲です。

4.満腹沖縄
満腹がお似合いのnonさんならではの一品。コンサートでも歌われますと、会場はモリモリ上がりです。さて、何品の沖縄料理が出てくるでしょうか。イヤササ♪

5.Esperança Perdida 
邦訳が「失われた希望」英訳が「I Was Just One More For You」。アントニオカルロスジョビンの名曲のひとつですね。歌詞がわかりませんが、切ない歌です。

6.恋の試練
nonさんらしいコミカル系恋愛歌です。カオリーニョさんのfazギターがファンキーな一曲。

7.ぬけがら
「君がいなくなっても」って、せつな過ぎるぅ。。。

8.Acontece
"カルトーラ"という人の作った曲。"Acontece"をgoogleで英訳すると"it happens"となります。ん~~と、失恋の歌なんかなかぁ。

9.花火
今年も、花火大会の季節がやってきます。都会に住まれている方はひと夏にいくつか見られると思います。私の住む関西方面はやっぱり7月25日の天神祭りの花火大会が夏突入の合図だと思います。
夏は、思い出の季節ですね。

10.Huricane ハリケーン
「2005年のアメリカ南西部を襲ったハリケーン「カトリーヌ」の被害にあったニューオーリンズの人々に捧ぐ」とされていますが、自分自身を奮い立たせるような凄みのある歌声が印象的な曲です。コンサートで初めて聞いたときには、サブイボ立ちました。

11.Até quem sabe
尼崎市の西部に流れる、武庫川河原から見える六甲山に落ちていく夕日は、阪神間に住む者にとっての原風景といってよいと思います。そんな、夕焼けの中にnonさんが溶け込んでいく、、切なくもどこか懐かしいアルバム最後の曲です。