ブドウの季節:和歌山県有田郡有田川町:千葉山

2008年09月20日 | 人生は旅である。
関西地方で、CO2削減事業の象徴になるかもしれない場所です。

今日は訳あって和歌山県有田郡有田川町、千葉山のフルーツ農園におうかがいいしました。

このぶどう農園はそれほど昔ではない、多分20年ほどまえに長峰山脈の西端、有田川と下津港の間を海に落ち込むところからおよそ10Km ほど東の山中を開墾して作られた農地です。

ぶどうは盛夏過ぎから初秋の果物ですね。

盛夏は桃類(スイカもあるけど)、秋は梨・柿、冬は柑橘、という日本の豊かな果物季候の流れの中で夏から秋にかけてのひと時を守備しているのが"ぶどう"だと思うのです。

こちらの農園で栽培してるのが巨峰です。
濃いぶどう色が鮮やかで、口に含むと晩夏の切なさが口いっぱいに広がります。

さて、この千葉山(せんばやま)がどうして関西地方で、CO2削減事業の象徴になるのかというと2008年9月現在この農園の北側の山の尾根沿いにユーラスエナジー社が10基の風力発電施設を建設しているからなのです。

風力発電とか、太陽光発電とかという、不安定な電力がどれほど役立つのかはわかりませんが、この山の上に巨大なプロペラが10枚回る景色は、それはそれで面白いものなのだろうな、と青空を見上げながら、農園のおばさんのぶどう談義を聞いていたのでした。

春夏秋冬という季節の流れと、10年・100年,,万年、億年という時間の流れを感じる今日なのでした。